またね。パーフェクション


元ローマ・プリマヴェーラのカメルーン人MFジョゼフ・パーフェクション・ブアス・オンビオニョが日曜日の夜、ローマ郊外のアチーリアの自宅で心停止により天国へと旅立ちました。享年21歳(22歳と報じているところも)でした。Il Romanistaによると彼は的ローマのセネガル人ディアロ・バとヴィデオ・ゲームをしている最中になくなったそうです。

彼は2014年に自称代理人にプロ・サッカー選手としてのキャリアを約束され、サッカーをするという夢を抱いてイタリアにやってきました。

ところがこの自称代理人の話は嘘で彼がローマのテルミニ駅に辿り着いた時、彼は見捨てられひとりぼっちになってしまいました。彼は非常貧しく靴を買うお金すら持っていませんた。

その後彼は難民キャンプに身を寄せることになりました。転機となったのは政治亡命希望者と難民を受け入れる首都のアマチュア協会Liberi nantes(3部リーグに所属)でプレイを始めたことでした。

彼はローマとの親善試合でワルテル・サバティーニさんにその素質を認められ、ローマは2015年7月に彼をトリゴリアに連れて行くことを選択しましたが、EU外の未成年についてのFIFAのルールに関する官僚的な問題で18歳になるまで(2016年9月1日まで)選手登録ができず、公式戦でプレイすることが出来ませんでした。

彼はローマのプリマヴェーラでプレイし、スパレッティ監督率いるファースト・チームの練習にも参加しトッティやデ・ロッシとも汗を流しました。

2017年1月にはセリエBのヴィチェンツァに移籍し1試合に出場(2017年2月のアヴェッリーノ戦で14分間プレイ。プリマヴェーラでは3試合に出場)し半年後にレンタル・バック。その後はどこからもリクエストはなく(Il Messaggeroはヴィチェンツァの次にフォッジャに移籍していたとも。)2018年の夏に契約満了を迎えるとローマは彼との契約を更新しないことに決めました。結局彼がローマのファースト・チームでプレイすることはなくプリマヴェーラで公式戦12試合(内リーグ戦8試合)の出場で終わりました。

ディ・マルツィオさんによると彼は2020年1月にルーマニアのCSガズ・メタン・メディアシュのトライアウトのチャンスを得るもそこから足跡が消えていました。またSky Sportによると彼は2部のFCウニヴェルシタテア・クルジュでプレイするためにルーマニアへと報じていてメディアによって報道が二つに分かれています。なおCorriere della Seraによると彼は2020年1月にFCウニヴェルシタテア・クルジュと契約したもののコロナウイルスのパンデミックによりデビューする前にリーグ戦は中断されていた、Leggoによると2020年1月からCSガズ・メタン・メディアシュに所属しリーグ戦中断のためローマの自宅に戻っていた。Il Messaggeroによると最初にCSガズ・メタン・メディアシュ、次にFCウニヴェルシタテア・クルジュに移籍しクルジュで親善試合1試合に出場していたとされています。

ローマ公式Twitterはローマは元プリマヴェーラのジョゼフ・ブアス・パーフェクションの死を悼み、この非常に痛ましい瞬間に御家族に寄り添います。と哀悼の意を表しました。

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Departure for Munchen:Germany

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ダヴィデ・アストーリに続いてまた一人元ローマの選手が天に召されてしまいました。あまりにも早い死。神様が何を考えているの私には分かりません。

アストーリ、天国での彼の生活を助けてあげてね。二人で思う存分カルチョを楽しんでね。

さよならは言わないよ。何れ私もかならず貴方達のところに行くから。

その時は私とも遊んでくれると嬉しいな。

じゃ、またね。パーフェクション。


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