坊主の戯言

市場に行くとあべこべに感じる感覚が楽しい、目に美味しいし、音に香りがあって

喜ぶ息吹が生きとし生けるものから流れてくるし、歩く人の奏でる楽曲が聴こえる

美しくない美しいものも、美しい美しくないものも、同じくらい素晴らしく美しい

最初から正解も不正解もなく、昨日でも明日でもなくて、今日どう感じているのか

何かをするとか、何かをしたってことよりも、今をどんな気持ちで満たしているか

思い出は自分の気持ちが思い出せたら十分なので、写真も映像も頭の中にしかなるべく残さない

いつだって脳だか体のどこだかに染み付いてて、昔の記憶とつまらない駄洒落は突如やってくる

それらは自分勝手で目立ちたがりの輩なのだが、注目をもらえばすぐに大人しくいいひとになる

春はきっとお別れの季節でもあるけれど、新しいまだ見えない未来への始まりの季節でもあって

なんともいろんな気持ちが入り混じり、雨が降った後のようなしなやかで晴れやかな香りがする

すごくすごく気をつけてはいても、思うこと意図するもの行動するものに

変なものが混じる、うまく隠れているので自分でも気づかないときがある

怒りがベースの思い込みだったり、悲しい記憶や不安から身を守るための

うまく都合よく合理化されたものだったり、手に取ってみると理由は様々

ぐるぐるいろんな思考に囲まれたら、深呼吸して自分の軸に戻るチャンス

羅針盤という便利な機能が、赤ん坊の時文からもれなく人にはついてくる

ストレスは発散をしたり、無くすものではない、感じきってなんぼである

関わってくれた人は届けてくれる人、その場で生まれた感情と出会うため

どちらに行きたいのか行きたくないか、道を逸れているかあっているのか

どんなに幸せだとしても感じる余裕がなかったら、感じられないのだから

５分で四つ葉のクローバーを６つ見つけた、あまりにも想像の域を超えてしまうと

全部が四つ葉の種類なのかなと、意識や感覚の方を疑ってしまっている自分に驚く

常識など結構簡単にひっくり返ったりする、そうとわかってしまえばこっちのもの

革命など案外トランプゲームのよう、きっと単純すぎて真逆に変わる術を忘れてる

なんだかおめでたい、制限を超えようと思うこと自体が、制限を作っていたなんて

冷えた空気で覆われる霧雨が好きだ、古来から生えてるシダになった気持ちになる

７つの水だそうだ、山から流れる滝があり、温泉が湧いてそれらと海につながって

自然の恵みの雨があり朝露があり、命の源という体から湧き出る汗があり涙がある

人に何かを教えてくれるのはいつでも、ただありのままある自然なのかもしれない

間違えたらばいつだって引き返せばいいだけ、バランスは取れるように出来ている

目の前の粘土をこねくり回すと、自分好みの形に変わる、呼び名が違うだけで出来事はこれと同じ

元は同じものだとしても、エッセンスを加えさえすれば、問題になったり、夢や希望にだってなる

何かがやってきたように見えるけど、もともと手元にあったものが、変化したように見えるだけで

一生懸命に作り出したものが、すぐそばのいつもの場所に、昔から今の今までそこにはあったのだ

見たいことだけに集中して意識して、焦点を当てさえすれば、好きなものだけを見ることができる

完全に私ごとだが、５０歳新たな気持ちでいる、人生１００年のようやく折り返し地点に立てた

スゴくてカッコいいことは言えないけど、情熱みたいなものを大事にして、少しずつ温めてきた

前半の若気の至りグダグダ遠回りや、反面教師というスーパー師範から、学んだことは数知れず

原因を作ってややこしくしてたのは、誰のせいでも何かのせいでもない、結局のところは心持ち

小さな水溜りくらいなら飛び越えられる、歩くおばあちゃんの知恵袋を目指し、日々精進しよう

本当に必要で好きなものだけに囲まれているということは、年を重ねてよくなったもののの一つだ

周りにある好きなものを見渡すと、２０年選手、３０年選手が増えてきたのは幸せなことだと思う

なんとなくではなくて、他が良く見えて変えたりもしたけれど、やっぱり好きなものに戻ってくる

これよりすごいものは一生出てこないと思っていて、代わりになるものはない、これしかないのだ

お気に入りというオンリーワン、何かを好きになると、自分の一部であることに違和感がなくなる

人生は不思議なことの連続だ、それに世知がないとか、面白いと思うかの差があるってだけだ

好きなレッテルを貼れるわけで、そこにどんな可能性を見出してもいい自由を、与えられてる

それとは反対に、好きでもないレッテルを貼って、制限される場所に留まっていることもヨシ

目の前にあるものは実際にはどこにもないし、ないように見えるものは本当はどこにでもある

信じていることが自分にとって都合良い悪い関係なく、こうだと思ったことに責任を持つこと

会う人会う人に驚かれるが、わたし自身がびっくりしている、この一年一滴もお酒を飲んでいない

タバコもやめて二十年になるし、不思議なもので、たまに思い出して懐かしい気持ちになるくらい

どれだけタバコとお酒が好きか聞かれたら、本が３冊書けるくらい、かつては命懸けで好きだった

やめるのに理由など本当は必要ない、必要ないものを選ぶことって、心地いいことだと気づくだけ

取って買って足すが増やすことではなく、捨てること無くすことが増やし続けることにだってなる

なんてことないことの中には、たくさんの発見があって、それが日々の元気の元となる

豊かさとはきっと想像力だ、美しいなと思うことを、あっちにもこっちにも散りばめる

風通しのいい眺めのいい、見晴らしのいい気分のいい、あなたらしいわたしらしいこと

人の幸せを喜ぶことだったり、応援をしたりしてもらったり、感謝をすることだったり

いいこと、そうでもないどうでもいいことも、わたしたちは無限に広げることができる

こうなりたいと自由に思うのは自由、何歳からでも、時間がなくても、お金がなくても

才能がなくても、チャンスがなくても、人脈がなくても、決めたらなんとかなるものだ

人が頑張っているのっていいなと思う、見てて聞いてて話してて、こちらも嬉しくなる

結果は何でもいい、そこから何を得られるかなんてことより、何を周りに与えられるか

誰かや自分に遠慮することなく、日々夢中になっていいのだ、可能性の扉よヒラケゴマ

喧嘩は好き、してる最中は冗談じゃないと思うが、嫌な気持ちも含めて見えない可能性を感じる

目の前の古い壁を壊して、前よりも高いところに上がる、一人でも二人でも大勢でもできる作業

相手をやっつけるためではなく、先に進んだら、どんな世界を共有できるのかを考えるチャンス

違うことって素晴らしいことだ、良い悪いを超えたところ、正しい間違っているを超えたところ

考えたこともない位の、新しいものが循環するのだから、喧嘩する相手がいるのは幸せなことだ

粘着テープのように執着ってどこでもくっついてくる、思いがけずあちこちから出てくる

わたしだけのもの、そんな風に人間が最初に勘違いしてしまったのはどうしてなんだろう

もとは特別になりたいって純粋な想いが、愛されない認められないって不満が姿を変えて

何か見えるもので違いを差を測るようになったのか、そんな物差しあってもなくても平気

誰かが知っていたらいい、自分がわかっていたらいい、信頼するだけですべてが解決する