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登山ルートを見失ったらどうすべき?道迷い遭難を防ぐ3つのポイント

登山ルートを見失ったらどうすべき?道迷い遭難を防ぐ3つのポイント

一般的な登山道のほとんどは、道も明瞭ですし案内標識もあります。
なので、登山道を普通に歩いていて道に迷うことなどあり得ない!と油断している方も多いのでは?

ですが、間違いは当然誰にでも起こりうること。
気づいたら登山道ではないところを歩いていた・・・というようなことは十分あり得るのです。

今回は、登山ルートを見失った場合にはどうしたらいいのか、そして、そもそも登山道を見失わないためにはどうすればいいのか、道迷い遭難を防ぐために知っておきたい3つのポイントについて見ていきましょう。

 

道迷い遭難を防ぐ3つのポイント

道迷い遭難を防ぐための第一歩としてまず大事なのは、登山道を見失わないこと!
この一点に尽きます。
一般的な登山道であれば、登山道から外れた場合に何かしらサインがあるので、それを見逃さないようにするのが重要。
以下、ポイントとして3つまとめてみました。

通行止めのサインはないか

戸神山 登山道

迷い込みやすい道には何かしらサインがあることがほとんど。
例えば、行く手を遮るように倒れている木は、もしかしたらあえてそこに置かれている通行止めのサインかもしれません。
ただ単に冬の間の積雪による倒木である場合も考えられるので、注意深く周囲を観察しながら歩くようにしましょう。

ちなみに上の写真は、作業道にあった倒木。
登山道と作業道の分岐で迷ったときに撮った写真になります。
「何かおかしいな」と思ったら、そこにはやっぱり動物的な勘が働いているもので、周りをぐるっと見回したらピンクのテープがついている登山道を見つけることができました。

そのほかのサインとしては、やぶが濃くなってきたり、浮石で足元が不安定になったり、地面が柔らかくなったり・・・ということが考えられます。
それらのサインはすべて、その道があまり歩かれていないという証拠。
見逃さないようにしましょう。

マーキングやテープがあるか

太白山 登山道

一般的な登山道には、木の幹や枝にピンクのテープが巻いてあったり、岩に丸や矢印などのマークが書いてあったりします。
これらを見逃さないように常に目線を先行させて、正しいルートを確認しながら進むようにしましょう。
ただし、場所によっては登山道のマーキング以外の意味をもつものもあるので注意。

 

作業道や獣道ではないか

ニホンカモシカ

山の中には、登山道以外にも地図上に載っていない道が存在しています。
道のような形状になっているのに登山道ではない、いわゆる“踏み跡”というものですね。
この踏み跡は、林業用や水源の巡視道、発電所の管理道、釣り人のアプローチに使われている道などがほとんど。
そのほか、動物の通り道としてよく表現される“獣道”なども紛らわしいですよね。
なぜか整備されている登山道よりも作業道のほうが快適な道に見えることがあるので要注意です。

 

登山ルートを見失ったらどうすべき?

山に精通している人でも、踏み跡に誘われていつの間にか登山道から外れてしまっていた・・・なんていうことは実際に起こっていることです。
では、道迷いに陥ってしまった場合、どうしたらいいのでしょう?

道迷いの状況からいち早く脱するには、登山道に戻ることが基本になります。
よく、「道に迷ったら尾根に上がれ」と言ったりしますが、実はかなり危険な行為。
さらに未知なる領域に進むことは、問題解決どころか逆に問題を大きくさせてしまうことになりかねません。
登山道に戻ることさえできれば、来た道を逆にたどることでスタート地点である登山口に戻ることができるのです。
このようなトラブルを防ぐために、GNSS(全球測位衛星システム)を利用したログや、それを逆にたどるようにルートを示してくれる高機能腕時計などが有効ですね。


道迷いから深刻な事故につながるかは、その後どう対応するかにかかっています。
登山道に戻ろうと慌てて引き返す前に、一旦気持ちを落ち着かせて現在地を把握することが大切。
地形図やコンパス、高度計、GPSやスマホの地図アプリなどを使って、まずは自分の居場所を確認します。
それから道を外れてしまった位置まで慎重に引き返すようにしましょう。

 

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