横須賀うわまち病院心臓血管外科

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献体の話

2019-08-15 22:50:28 | その他
 患者さんの関係者に聞いた話ですが、最近は、死後、医学部の解剖実習などに利用してもらうため、亡骸を検体されるケースが増えているそうです。話してくれた人の周辺でも5~6人、献体に申し込んでいる、と聞きました。横須賀では神奈川歯科大があるので、そこへ申し込んでいるそうです。最近は献体を希望する人が多いらしく、亡くなってから実習で利用されるまで時間がかかり、そのあとに火葬されて返却されるまで相当時間がかかっている、とも聞きました。
 都内の私立大学医学部出身の研修医に聞いたところ、その大学では、献体の依頼が多すぎてお断りしてる、とも聞きました。
 筆者が学生だった30年前は献体してくれる人が少なく、貴重だったと聞いていました。本当かどうかは知りませんが、刑務所の受刑者がなくなり、引き取り手がない場合は献体として回ってくる、とも聞いたことがあります。

 身寄りのない人がその後の処理のために献体した場合は、事後、火葬されて慰霊祭なども定期的に行われるため、それがいいと思う人も多いのかもしれません。一般に身寄りのない人が亡くなってしまった場合は、その後の処理は市役所の当該担当者が処理したりしていますが詳細は知りません。
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