お次は昭和です。


昭和　1926年（昭和元年）12月25日から。

1926年12月25日 12時0分 東京都
太陽 山羊座 2°35'
火星 牡牛座 6°32'
木星 水瓶座 24°59'
土星 射手座 2°31'
天王星 魚座 27°59'
海王星 獅子座 26°47' R
冥王星 蟹座 14°35' R
パラス 蠍座 11°13'
キロン 牡羊座 29°03' R


太陽・火星（行動）
２３６，０３、蠍座２６，０３、「新しい居住地に引っ越すインディアン」、効率性、同調力。
１２３，５７、獅子座３，５７、「中年の女性が、長い髪を肩に流し、ノーブラで、若むけの服を身につけている」、若作り。
　４、「正装した初老の男が、自分の狩りの遠征から持ち帰った戦利品のそばに立っている」、対外的な力の誇示。
３０９，０７、水瓶座９，０７、「鷲へと変身する旗」、理想の具現化。
５０，５３、牡牛座２０，５３、「空を横切る翼のような雲の束」、霊的な啓示。
　２１、「開かれた書物の一文を示している指」、集合的な価値への隷属。

新しい世界に適応し、その価値に隷従し、理想を現実にし、対外的に力を誇示する。

これは帝国主義への順応と対外侵略ですね。
昭和は戦後も続きますから、戦後は経済戦争に適応し、力を誇示しています。


太陽・木星（生き様）
５２，２４、牡牛座２２，２４、「荒れて波立つ水の上を飛ぶ白い鳩」、メッセージ。
３０７，３６、水瓶座７，３６、「卵から生まれつつある子供」、生まれたての無垢さ。
２３７，３４、蠍座２７，３４、「軍楽隊が騒がしく街を行進する」、社会の一体化、規律。
１２２，２６、獅子座２，２６、「おたふく風邪の流行」、伝染、集団ヒステリー。

生まれたての無垢さでメッセージを受け取り、集団ヒステリーで社会が一丸となる。

これはもう本当にそのままですね。
戦前も戦後も昭和は挙国一致や一億総中流など集団行動が当たり前でした。


太陽・土星（課題、困難）
牡羊座３０，０４、「池のアヒルと、その子供たち」、使命。
３２９，５６、魚座２９，５６、「プリズムを通った光が、多彩な色光に分かれる」、構造の分析、理解。
　３０、「人面に似ている巨岩の塁層が、少年にとっての偉大な理想像となり、彼は成長するにしたがい、その像に似はじめる」、自己創造。
１５５，０６、乙女座５，０６、「自然霊や通常は見えない霊の代理者の存在に気づくようになる人間」、分析、象徴的理解。
２０４，５４、天秤座２４，５４、「左側に３番目の羽をつけた蝶」、未知の変化。
　２５、「秋の葉の光景が、巡礼者に生命と死の神秘の突然の啓示をもたらす」、宇宙の原理を感じる。

使命を理解し、宇宙の原理を感じ、分析することが出来ない困難さ。

戦前・戦後と昭和の時代は世界情勢に飲まれすぎて恒久的な宇宙原理を分かっていなかったせいで失敗したようです。
それは極端に走れば相殺する力によって倒されるということでしょう。
軍事力も経済力もより大きな力により平準化されました。
打倒される前の程々のところで止められればまた違った結果だったでしょう。


太陽・天王星（変革）
８５，２４、双子座２５，２４、「大きなパームツリーを剪定する庭師」、取捨選択。
２７４，３６、山羊座４，３６、「航海にあたって、大きなカヌーの支度をする人々」、集団により目的達成。
２７０，３４、射手座３０，３４、「信者を祝福する法王」、霊的な代表。
８９，２６、双子座２９，２６、「春の訪れを告げる最初のモッキンバード」、物まね、敏感なアンテナ、流行。

流行をキャッチし、取捨選択し、精神的な代表として集団で目的を達成する。

これはアジアの代表として有色人種の地位向上など、集団の悲願を達成したことでしょうか。
この変革のやり方は成功しましたね。


太陽。海王星（幻想）
１２５，４８、獅子座５，４８、「深い峡谷に、岩が塔を形成する」、壮大なビジョン。
２３４，１２、蠍座２４，１２、「霊感を受けた人の「山上の垂訓」を聞いたあと、人々は家路につく」、超越的な力の日常への定着。
５９，２２、牡牛座２９，２２、「テーブルを前にしてはたらく２人の靴直しの職人」、リサイクル。
３００，３８、山羊座３０，３８、「世界的な事件に関する、決定と責任を持つ男たちの秘密会議」、集団の頂点。

世界の頂点に仲間入りする壮大なビジョン。
超越的な力の世俗化とリサイクル。

これはＧ７への加入や象徴天皇制への移行などですかね。
幻想の海王星は大抵ばらばらに分解されがちですが、この時代では上手く行ってると思います。


太陽・冥王星（破壊と再生）
１６８，００、乙女座１８，００、「ウィジャ盤（西洋版こっくりさん）」、占い、深層からのメッセージ。
１９１，５９、天秤座１１，５９、「眼鏡越しに、自分の生徒をじっと見る教授」、知識の伝達。
　１２、「鉱夫たちが、深い炭鉱から表に出てくる」、集中して知識を掘り出す。
牡羊座１７，１０、「婚期を過ぎた未婚の高貴な女が２人、沈黙して座っている」、ストイック、冷静沈着。
３４２，５０、魚座１２，５０、「オカルト同胞団の神殿で、新しくイニシエートをした団員たちが調べられ、テストをされている」、組織からのチェック、組織人。
　１３、「博物館に展示されている、数々の戦いで使われた古代の剣」、組織への献身。

組織への献身のためストイックに深層にもぐり英知を掘り出す占い師。

これは政界御用達の占い師でもいて、それで政策を決めていたなんてことでしょうか。
冥王星なので重大な影響力を持っていたのでしょうか。
天皇自体がプリースト・キングなので影響力はあったでしょうが、ほとんど官僚が指揮を取ってましたし謎です。


太陽・パラス（敗北）
５１，２２、牡牛座２１，２２、「開かれた書物の一文を示している指」、集合的な価値への隷属。
３０８，３８、水瓶座８，３８、「美しいガウンをまとった蝋人形が展示されている」、シミュレーション、マネキン。
１３３，４８、獅子座１３，４８、「年取った船長が、自分の小屋のポーチ（のロッキングチェア）で体を揺らしている」、余暇、傍観者。
２２６，１２、蠍座１６，１２、「破顔一笑する少女」、受容、微笑。

集団に隷従し、仮想現実、机上の空論を傍観者として受容すると敗北する。

これは国家の暴走を国民や天皇が途中で差し止められれば良かったということでしょう。


太陽・キロン（傷）
２４３，３２、射手座３，３２、「チェスをする２人の男」、ゲーム、全体を把握。
１１６，２８、蟹座２６，２８、「贅をつくした家の書斎で本を読む来客たち」、文化の豊かさ。
３０１，３８、水瓶座１，３８、「カリフォルニアの古いレンガ造りの伝道所」、理想郷の建設。
５８，２２、牡牛座２８，２２、「「人生の変化」を経た女性が、新しい愛を体験する」、やり直し、無駄な労力。

ゲーム感覚で文化的な理想郷を作り直すと傷を負う。

これは満州建国のことでしょうか。


と言うことで以上です。
やはり憲法の方が当たってますね。
戦前と戦後で二分される昭和は分かりにくさもありますが、共通点もあり、面白いです。
ただ元号や憲法は誕生時間が使えないので本領を発揮したとは言えませんから惜しいですね。