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私は、会社員の方のコーチングを行うことが結構多いんですが、
ちょくちょく、本当は優秀なのに周りから信頼されていなかったり、
評価されていなくて、「勿体ないなー。」と思う方がいます。
共通するのは「プライド」の持ち方の問題。
中には管理職なのに部下から総スカンを食らって、
うつになってしまっている人もいました。
「プライド」の持ち方を間違えると、自分を深く傷つけることもあります。
自分を傷つけ、周りの信頼が無くなる「プライド」の持ち方とは、
「外向きのプライド」です。
プライドを向ける対象が、他人ということです。
代表的な例として、
何か問題があって、自分が「これがいい！」と気付いた解決案があったとします。
それを周りに提案したときに、他の誰かが別の解決案を出してくるようなことがありますよね。
そんな時に、「外向きのプライド」を持っている人は、
「反論された」「私の言うことを聞かない」「負けてはいけない」という感情が生まれて、
別の解決案を出した人を攻撃したり、感情的な議論をしてしまうことがあります。
この時、コミュニケーションの目的が、
「問題を解決する」ことではなく、
「自分の意見を通す」ことになってしまっています。
部下から総スカンを食らって、うつになってしまった管理職の人は、
異動したばかりの部署でこれをやってしまったんですね。
管理職だから、自分の意見が部下の意見に曲げられるということが、
プライドとして許せなかったんですね。
でも、当たり前ですが部下の方がその部署の仕事はよくわかってるわけですよ。
これだと、管理職として最も大事な、
部下との信頼関係は築けません。
これ、プライドというより「エゴ」なんですよね。
今のは、極端な例ですが、
似たようなことって、周りで時々起こってますよね。
ちょっとしたことでも、自分の意見を曲げられない人がいます。
それが自分の「エゴ」だと気付いていない人も多いです。
そして、周りからの信頼や協力が得られなかったりして、
苦しんでるんです。
私が言っているのは「自分の意見を曲げない」ことが良くないというのではなく、
目的が「自分の意見を通す」「議論に負けない」になっていることが問題だということです。
問題解決であれば、「問題を解決すること」が目的であるはずです。
仕事の進め方であれば、「成果を出すこと」が目的のはずです。
この目的に照らし合わせて、最善の策を見つけ出そうとして議論していることであれば、
どれだけでもやっていいし、自分の意見を曲げられないことだってあるはずです。
だけど、相手の方が目的に照らし合わせてもっと良い意見やアイデアを持っていたら、
そちらを採用したほうがいいと考えるのが信頼される人です。
「プライド」というのは、自分の内側に向けて持つべきものです。
自分の「信念」や「あり方」に忠実であるということです。
自分を高く見せようとしたり、敬ってもらおうという自意識ではありません。
では、
あなたはどんな「プライド」を持っていますか？
自分の「プライド」の持ち方、気にしてみてください。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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