日曜討論自民党総裁選特集~ハッキリした安倍総裁の必要性~ | 言いたいことを言うべき時に

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 アルバイトを終えて、日アサを見て、いつもなら寝るところだが今日はそうは行かない。日曜討論を付けて、安倍総裁と石破先生の直接討論を見るためだ。

 両候補ともに短い時間(1つの質問に対して発言は1分程度の制限だ!)で司会者の質問に丁寧に答えられていた。どちらも、「公党のトップ」としての器なら十分にあると思う!
 が!「政権与党のトップ」 としての能力でいうのであれば、やはり安倍総裁再選しかないと改めて確信した。

 顕著に見られたのが外交安全保障の場面だ。「友情と外交は別だ。」と石破先生が指摘した際に、安倍総裁は「友情と外交は別だは正しい。しかし、6年間交流を重ねていくなかで交渉の中で優位に立つ事もあった。(意訳)」と返した。安倍総裁の「地球儀を俯瞰する外交」がここまで、成果を出したのはひとえに安倍総裁の「人たらし力」があったからだ。コレばかりは、もはや天賦の才と言わざるを得ない(笑)!
 もちろん、安全保障は石破先生の土俵でもある。石破先生の側にも非常に興味深い発言があった。「なぜ、北朝鮮がアメリカとの米朝首脳会議に応じたのか。それは、核兵器に一定の自信が持てるようになったから。そして、中国がバックに付くと分かったからだ。」と。こうした慎重な見方を持つことができるのは、安全保障の政策通である石破先生ならではだと思う。

 しかし!5年9ヶ月の長期政権の強みがここでも出てくる。アジア外交の話の折、「地球儀を俯瞰する外交」の意図をお話になった。曰く、「対中なら中国、対ロならロシアとだけ話すのではなく、世界全体を巻き込んだ見方をする」とのことである。中国との関係、韓国との関係をアメリカと話し合うときに両国の認識がすれ違う事を訂正することができるだけの信頼関係を築くことができるのは安倍総理の強みなのだろう。

 憲法改正の話もある。何度も言うように、私は筋が通っているのはやはり「9条2項廃止」だと思う。しかし多くの国民の理解を得、憲法改正を為すには加憲がよいのだろうとも思う。
 その上で、両候補の意見を拝聴した。安倍総裁が昨年から常に仰っている「多くの教科書に違憲の疑いがあるとの記述があり~自衛隊の子どももその教科書で勉強する」との主張。それに加えて、最近話題の共産党による自衛隊イベントの中止要請についても触れられていた。こうした、機微ともいえる情報にも触れる辺りに強く好意を覚えたおねがい
 一方の石破先生。9条2項廃止の必要性については、まったく同感だ。一見して一般人に理解されにくい「最小限の戦力」との記述を用いることはまさに、国民に理解と納得を得られないのも事実なのだろう。

 最後に政権運営のビジョンだ。安倍総裁は公文書管理の反省を踏まえながら展望を話されていた。そして!なにより、ポスト安倍の重要性をしっかりと理解しておられた事に、当然の事ながら安心した照れ安倍総裁だからこそ、抜かりなかった、な。
 他方の、石破先生。国民に信頼される政権を目指す。その為の100日間のビジョンがあるのであれば、時間をかけて是非、簡単にでも言って欲しかったショボーンが、1分の発言時間ならやむ無し。他の討論会で補填する事にする。

 石破先生と安倍総裁が平場で討論しあう。コレだけで、総裁選を行った価値が十分にあったと思う。改めて、思う。オープンな総裁選を行った自民党の自由主義・民主主義は確かなモノだ。どちらが勝っても悪いことにはならないハズだ。しかし!よりよく日本が進んでいくのは間違いなく安倍総裁再選だ!!

 いずれにしても、正々堂々と残りの選挙期間を戦われたい。