「災害大国」日本で安心して住むために。災害に強い家作りとは

台風19号の威力、凄まじかったですね。



私が住むところも思いっきり台風の通過コースでしたが、今回はたまたま雨雲が他の地域ほどかからず、被害も無く無事に乗り切ることができました。

何百年も前に大規模な治水事業をしていた徳川家康に本気で感謝です✨

税金の無駄遣いとも言われがちな公共事業ですが、思わぬときにその威力を発揮できるのですね。


今回はたまたま大きな被害が無かった首都圏ですが、これからは毎年この規模の台風が来ると思って日頃から備えておかなければならない、と本気で感じました。

運が良かったこともありますが、我が家は比較的「災害に強い家」だと思います。

我が家が家を建てるときに重視したポイントや調べたことについてまとめましたので、これから家を建てる方の参考になれば嬉しいです(^^)





強さ① 窓にシャッターがある(2階も)



我が家は戸建てですが、家を建てるときにハウスメーカーの担当者に「標準はシャッターは1階のみです」と説明がありました。

ですが私も夫も実家は2階にもシャッターがある昔ながらの日本の家に育ったので、「2階にもシャッターを付けてください」とお願いしました。

このとき本当にシャッターを付けておいて良かった!と今心から思います。

私が子供の頃に経験した台風はいつも「首都圏に来る頃にはだいぶ弱まっている」台風ばかりでした。

夜中に台風が通過してしまい、朝になって電車も通常通り動いているので会社にも普通に行けて残念に思ったほどw

ですが2019年の台風15号や今回の19号、2018年に関西空港を水没させた台風21号など、最近は強い勢力のまま大都市に突っ込んでくる台風が増えてきました。

この凄まじい暴風の中でも、2階の寝室にもシャッターがあるお蔭で安心して眠ることができました。

もちろん、暴風でシャッターが揺さぶられ、ガタガタ音がするのは気になりましたが、少なくとも飛来物が窓に当たって窓が割れる心配が無いだけでもの凄く安心できました。


最近は輸入住宅などオシャレな外観の家も増えてきましたが、やはり日本の家には日本の気候に合った仕様が一番だと私は考えます。

確かにシャッターが無い方がスッキリとしてオシャレに見えますが、家はやっぱり安心・安全が最優先だと思います。





強さ② 購入する土地のハザードマップを見る




ハザードマップはお住まいの自治体のホームページに掲載されています。

ちゃんとした不動産屋なら土地を購入する際にハザードマップを見ながら土地の特性などについて説明してくれます。

我が家も不動産屋から説明を受けましたが、もちろん自分たちでも調べて「自分の住む家に災害が起こった時どうなるのか・どこに逃げれば良いのか」を把握しています。

正直、これからは我々の想定を超えた自然災害がまた起こりうると思うので避難は行政を当てにせず、自分たちでも情報を集めて行動する必要があると思います。




強さ③ 太陽光発電を備え付けている




我が家の屋根には太陽光発電が付いています。

「太陽光」と名前が付いている通り日差しがあるときしか発電できませんが、例え停電していても日中太陽が出ていれば家である程度電気を使用することができます。

スマホを充電して情報を集められるだけでも身を守ることに繋がります。

10年前と比べて売電価格が下がり、昔ほど太陽光発電に注目が集まらなくなっているかもしれませんが、「防災」という観点からは設置のメリットは充分あります。

なるべく使う出番が来ないことが一番ですが(^^;





強さ④ 日当たりが良い




日当たりの良さは土地を購入する際にかなり重視しました。

というのも日当たりの良さを住んだ後に求めても、お金では買えないからです。

防災という観点を抜きにしても、日当たりの良い家に住むメリットは絶大です。

冬でも日中は暖房がいらない、洗濯物はすぐに乾く、不審者が侵入しにくいなど様々です。

暖房代や乾燥機を使わなくて済むことを考えると、値段が高くついても日当たりの良い土地に住む方が長い目で見ると安く済むような気がします。

仮に停電しても日中はシャッターを開ければ明るい陽射しがあるので灯りも必要ありません。

日当たりの良さは防災対策にもなります。




強さ⑤ キャンプグッズが防災対策にもなる





完全な趣味で始めたキャンプ。

このキャンプ道具が、結果的に防災対策グッズとしても活躍しておりますw

乾電池で点くランタン、ガスコンロ、水を貯めておけるポリタンクなど、今回の台風19号接近前にいつでもすぐ使えるようにリビングに常備しておきました。

ポリタンクについては断水に備えて水を貯めておきました。

幸い使う出番は来ませんでしたが、普段からこのような防災グッズを実際に使用していて、万が一の時にもすぐに使えるというのはとても大きな心の支えになります。






<まとめ>



我が家の防災対策、いかがでしょうか。

残念ですが、日本は地理的に自然災害を避けては過ごせません。

大雨の予報があるたびに「数十年に一度の大雨」と表現されることに違和感を覚えるのは私だけでしょうか?

西日本豪雨や北九州での豪雨、鬼怒川の決壊など場所は違えどここ数年毎年のように日本で水害が発生しています。

「数十年に一度」ではなく、明日にでも自分の身近で災害が起こるかもしれないと思って対策をしていきたいですね!





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