岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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HANNL レコードクリーナーを体験

2019年06月20日 | オーディオ

今日は「オーディオ」

HANNL(ハンル)レコードクリーナー 
「Mera Professinal RB」の体験会
があったので行ってきた。

 

雑誌ではよく見かけたので知ってはいたが体験は初めて。

ようやく岐阜で本物を見られるのでかなり期待していた。

 

輸入代理会社は「Andante Largo

 

メーカーの説明者が来てなく話が聞けなかったので、詳しくは商品を説明できないかもしれないが商品を撮影してきたので写真で説明してみる。

 

 「Mera Professinal RB」の全体写真

価格 691,200円 この商品もかなり高い印象。

以前は3種類ぐらいあったのが今は1種類にまとめられたようだ。

取扱い会社(ドイツ)?も変わったとは聞いている。

 

本体のハウジングには最高級10mm 厚 ハイグロス カーボンアクリルを採用。

 

参考に「NESSIE」という商品が別会社で販売されていたが、今はAndante Largoでハンルと一緒に取りあつかわれている。

NESSIEはローリングブラシがないので値段が少し安い。

でも 429,840円はする。

 

後ろの電源部

コードは外せるようだ。

 

この部品をレコードの印刷面に乗せる。

部品の下部にゴムパッキンがありレコード・レーベル面を洗浄液から守っている。

穴は空気逃げだろう。

 

こちらが「ローリングブラシ用洗浄液 500-RB」

 

こちらが「平ブラシ用洗浄液 500-FB」

なぜか洗浄液が2種類あるが、本体には入れ口が1つしかないので今だに理解できていない??

洗浄液が1本 4320円もする!!

 

※後で問屋の担当者に聴いたら、ローリング・ブラシ用は平ブラシ用より洗浄液が薄く作ってあるそうだ。どちらを使っても良いとのこと。

 

 

洗浄液の挿入口。

本体の右にキャップがある。

削り出し部品でかなり重ったが、こんなキャップは樹脂でいいのじゃないの?

 

キャップを外し、ここから「じょうご」で洗浄液を入れる。

 

クロムメッキ処理してある「ローリングブラシ」

レコード溝からゴミをかき出す。

 

部品として小さいローラーが付いているがこれも消耗品でお金がかかる。

ローラー、駆動用Oーリングなどのセットで5400円!!

 

欠点としてブラシに界面活性剤(洗浄液)が付いてねばった物が固まる感じがした。

細まめに洗っておかなければならないと思う。

 

平ブラシ

ここから洗浄液が出てくる。

ブラシはレコード面になじませるのだろう。

多目に洗浄液をレコード面に出さないとローリングブラシで泡だたないと思う。

 

吸引アーム

こちらはクリーニング後にバキュームで洗浄液を吸い取る。

このパーツも汚れるのでよく洗わないといけない。

 

吸引用フェルトは2枚で4320円!!

 

操作つまみ

 

apply 洗浄液を出す

clean 洗浄開始

vacuum バキューム開始

auto 自動

power ターテーブルの回転を変えるのだろうと思う?

 

※自分で操作してないので、正しいか確定ができない。

 

start スタートを押すと洗浄液が出る。

正面の電気はパワーのレベルだったかな??

 

洗浄液がブラシから出てきてレコード面にならす。

液を出しすぎるとベタベタになるようだった。

 

ターンテーブルは逆回転もする。

音は思ったより静か。

 

 ローリングブラシでゴミをかき出す。

界面活性剤が泡だつようにブラシの高さを調整するのが難しい!!

また、ブラシが回転すると洗浄液がかなり飛びはねる!!本体が液でビタビタ。

ネットで調べると、ローリングブラシの部材に「アクリル・カバー」をしている画像があった。正規部品として販売されているか分らない??

 

※ ローリングブラシの長さが少し短い感じで、レコード溝が内周残り1cmぐらいだとブラシがとどいていない気がした。問屋さんに問い合わせ中!

 

マニュアル操作したので2分ぐらいで洗浄をストップ。

洗浄液をバキュームで吸い出す。

レコード面はきれいに見えるが、手で洗ってもきれいなので、この時点ではノイズが無くなっているかは当然分らない。

 

 

感想

レコードを1枚だけ洗浄したが、何枚もやってみないと本当の良さは分らないと思った。

乾燥が出来ないので、A面を洗ってからB面に変えるときにテーブルシートが汚れるか少し心配があるかも?

また、乾燥が出来ていないのですぐレコード再生確認はできない。乾燥に1日はかかる。

装置に掃除がどのぐらい手間になるかという事も考えなければならない。ブラシ等を綺麗にしておかないとなんのためのクリーニングか分らなくなる。

 

洗浄した汚い液はバキュームするべきということは私も以前からそう考えている。

超音波で水仕様と比べるとランニングコストがかなりかかるので、超音波でバキューム出来たら完璧かもしれないのにね。

レコード・ノイズに関しては、バキューム洗浄でも超音波でも、雑誌で評論家が言っているほどノイズ減にはなっていないのが私の感想である。何回も洗浄が必要だろう。
体験会では1回のみの洗浄だから本当の効果が分りにくい。

手洗いやレコードを再生して針でゴミをかき出してもノイズはかなり少なくなるので、高額装置を購入するのはレコード枚数の多い人向きだろう。

新しいレコード面に離型剤が付着していて洗浄した方がよいとよく言われるが、アナログ全盛時代にはそんなこと聞いたことなかったので、そんなに音が違うのか?と私は思う。

離型剤が音質に影響するなら、プレス工場の製造工程に洗浄工程を追加すべきではないの?

 

では、また。

 

 

 



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