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2018年09月19日

気まぐれ小話〜幼いあの子は意外に幸せ〜

私の病院には、小児病棟があります


リハビリに来る小児患者様は、
一生残るであろう後遺症を持っている方も少なくありません。

kurumaisu_boy.png

幼い彼らを見て、大人は皆

「かわいそうに…」

と言います。


テレビでそういった内容が取り上げられている時も、
出演者の方は同じような反応をしますよね。


でも…
子ども達本人の考えは、意外なものです。


「車椅子かっこいいでしょ!」
「僕だけ特別なんだよ!」


こんな反応が返ってくる事も珍しくないのです
(べんりのすけの個人的な体験です。)


そう、

幼い子供の時に受傷した場合、

「健康な体であれば出来たこと」

を体験しないまま成長していきます


そのため、不自由な体を

「自分の個性」

として受け入れる事ができるのです



例えば、元々運動が苦手な子どもは…

スポーツ万能な子を、羨ましいとは思うかもしれません


でも、

「だから自分もトレーニングするんだ!」

とはならないですよね。
(なる子もいるかもしれませんが。)


自然と、自分が得意な物に興味が行くものです


それは、後遺症を負ったお子さんも同じ。

「僕コレ得意じゃないから、うまくやれなくていいや」

という思考になるのです。


(ただし小学校高学年以降でなれば
「健康な体であれば出来たこと」
をある程度経験しているため、この限りではありません。)


そんな子ども達を「かわいそう」と思うのは、他ならぬ大人達


特にご両親は、「普通の子ども」に近づいて欲しいと必死です。


でも…
「普通の子ども」は幸せで、
「後遺症を負った子ども」は幸せじゃないなんて

誰が決めたのでしょう?



ご両親はきっと、

ご自身が健康に生まれて、
普通の学校に行って、
仕事をして、
結婚をして、
子どもを育てて…


そんな経験をして、「幸せ」だったから

我が子にも同じ「幸せ」を感じて欲しいのでしょう。


だけど、後遺症と付き合っていく人生、

幸せになるかならないかは気持ち次第です。


特に、子ども本人が「幸せ」に感じているのに、
大人が「不幸」のレッテルを貼るのは間違いです


誰だって、得意と不得意を抱えながら、幸せを見つけていきます。


「治らなきゃ幸せになれない」


という事はありません。


絶対に。



この記事を読んでいる方で、後遺症を抱えるお子さんのご両親がいましたら…


「自分が考える幸せ」
にこだわらず

「お子さん本人の幸せ」
を大切にして欲しいです。


それは時に、ご両親の考えと真逆である場合もあります。

それでも、お子さんの人生は一度きりです


お子さん本人が進みたい道を、サポートしたいと思いませんか?


もちろん…
自分が知らない道を進むのは、不安だと思います。


そんな時は、お子さんの事をよく知っている作業療法士に相談してみてください。


絶対に助けてくれますよ!


お子さん本人も、ご両親もきょうだいも…
みんなが幸せになれる方法が必ずあります!


私たちと一緒に考えましょう!



◇◇◇◇◇
今日の一句
◇◇◇◇◇



幸せは

自分の心が

決めるもの





それではまた!


〜〜〜〜〜〜〜〜


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