プロレス統計

「プロレスの数字とプロレスする」をテーマにプロレスに関連する数字を調べ、まとめ、考えるブログです。

MENU

7.20 新日本プロレス G1 CLIMAX 29 7日目 東京・後楽園 ツイート解析

やはり後楽園は何かが起こる会場なんだよなぁ。

集計結果

f:id:Rodyonsw:20190721002752p:plain

大会中、専用ハッシュタグの#g129に投稿されたツイート(RTなどを除く)の時間推移が↑の図になります。
縦軸が1分ごとのツイート数、横軸が現地時間(日本標準時、JST)になっています。
大会は18:30に開始され、試合自体は21:30ごろに終了しました。
このハッシュタグにおけるツイート総数は5,982ツイート、RT総数は5,872RT、呟いたユーザー1,888人となりました。
(新日本プロレスのハッシュタグ#njpwでは3,144ツイート、5,689RT、1,274人でした。)

f:id:Rodyonsw:20190720213302p:plain

G1公式サイトで行っていた勝敗予想の結果はこちら、全部で878票の投票を確認しました。
ちなみに今回私初めて予想全的中しました、まぁ今回は比較的全試合的中率自体が高かったんですが。

※以下、大会のネタバレを含みますのでご注意ください。
全試合結果については公式HPの試合結果を参照してください。

 

本大会初リングアウト

時刻:19:44
ツイート数:99 tweet/min
概要:ザック・セイバーJr.が客席南側までファレを誘い出しておいてのリングアウト勝利

G1は選手の実力を競い合うもの、とはいえ実力でかなわねぇからリングアウト勝ちでという作戦をとった選手は数知れず。
少し前なら今は解説でおなじみミラノ先生も場外パラダイスロックで勝利してますし、最近だと矢野選手が十八番のように狙いまくってたりもします。
そういう意味で今年も1回ぐらいはでるかな、と思っていたらまさかの初リングアウト勝利がザックになるとは。
しかもエプロン際の攻防でどうこうでなく相手を南側客席まで誘い込んでおいて、ぎりぎりまでカウントを進めておいての滑り込み。
満員札止めの後楽園ですから人が逃げまどっていれば体格の大きいファレにはなんとも移動しづらいところ、対してザックはここにきてその身軽さが生かされたか。

フォール・イン・ラブ

時刻:20:00
ツイート数:57 tweet/min
概要:棚橋がアーチャーに高角度回転浴び固め(フォールインラブ)で勝利

今大会で一気に怪物感が花開いた感のあるアーチャー、その勢いと元からの体格はまさに一筋縄ではいかないわけですが、それに対して各選手がいろいろと作戦を練るわけで。
棚橋は当初、試合開始前から低空ドロップキックの奇襲を見せたように膝攻めという「巨人対策」の基本で攻めてましたが、決め技であるテキサスクローバーを決めるまでには至らなかったのが作戦の替え時だったか。
最後はアーチャーがブラックアウトを狙ったところに絡みついての丸め込み、お手本のような巨人退治でしたね。

EVIL 2 SLEEP

時刻:20:23
ツイート数:78 tweet/min
概要:KENTA、EVILにG2Sで勝利する

果たしてKENTAという選手の魅力はなんなのか、と言われれば、かつてのKENTA選手をかろうじて知っている自分としては「反骨心」と「当たりの強さ」と答えます。
かつてのノア時代はその「反骨心」で会社に対しても歯に衣着せぬマイクでファンの心をつかみ、「当たりの強さ」でその支持をリング上でも裏付けしていった、と思います。
もちろんそこから何年もたった今となってその時そのままのKENTAであるわけも、「あらねばならない」わけもないんですが、かつてのKENTAを応援していたファンとしてそれを求める心理は否定できず。
そういう意味でこのEVIL戦はその両方が出せるシチュエーションにあったと思います。
前日の記者会見の時点から新日本の生え抜きを強調していたEVILの前ではKENTAは外敵の立ち位置になり、だからこそそこに立ち向かう「反骨心」を見せられた。
また現在の若手レスラーの中でも、身長こそKENTAとどっこいですが、分厚く作り上げた肉体はそれこそ蹴りがいのある、蹴りごたえのある肉体だったでしょう。
フィニッシュとなったG2Sも(実際どういう形が正調なのか知りませんが)、落下してくるEVILののど元に刺さる、威力の逃げない一発。
KENTAの良さが出た試合、そして別の見方をすればEVILが良さを引き出した試合ですかね。

飯伏とSANADA

時刻:20:50
ツイート数:48 tweet/min
概要:飯伏、カミゴェでSANADAに去年のリベンジを果たす

この両者というと昨年の長岡での一戦がクオリティ的にも強く記憶に残っているところだったりもします。
SANADAとしてはその直前にあった後楽園でのザック戦と合わせて一気に評価を上げることになった試合であり、今も続く「日本で一番〇〇が好きです」というマイクの始まりでもあります。
そういう意味でクオリティは保証されたようなもの・・・のはずが今回に関しては少しお互いに噛み合っていなかった、というよりも熱量が上がっていなかったような心地もしました。
SANADAとしては一度は勝った相手という意味で新鮮味がなかったのかもとは思いますが、一方の飯伏はリベンジにそうこだわる男でもなし、さらに言えばファンの間でまことしやかにささやかれる「SANADAのLIJ離脱説」に首を突っ込んでみたり、という感じで試合自体に関する集中度は低かったのかなぁと。
そういう意味で今度は違う状況で、それぞれに目的が合う状況でのリマッチが期待してくなる感じです(タイトルマッチとかさ)

絶対王者対絶対王者

時刻:21:17
ツイート数:114 tweet/min
概要:オカダ、オスプレイを下し4連勝

この両者に関するこれまでのストーリーについては実況などでも語られていたので割愛するとしても、私が注目したのは前回対戦からの変化でした。
とはいえ今年のNJCでもぶつかっているわけですけど、試合中は脳裏にいつぞやの旗揚げ記念日における一戦が浮かんでいました。
あの時はそれこそオカダがあえて格の違いを見せつけるような試合だった気がしますが、流石にその後2度目のBOSJ優勝にIWGPジュニア再戴冠を遂げてきた男にかかる期待感はやはり違った。
あきらかにオカダを翻弄する、膝をつかせるようなシーンも増えた、ということは確実にオスプレイはオカダに迫ってきているのは確かで、それこそ今回は決まらなかったストームブレイカーやスーパーオスカッターさえ決まれば・・・という試合。
何よりも印象的だったのはその試合後。
同門対決であればそれこそお互いの健闘をたたえて・・・というシーンがあってもおかしくなく、実際NJCでの一戦の後もお互いをたたえあっていました。
しかし今回そのようなシーンはなく、リングにはオカダのみが残され、ダメージの深いオスプレイは若手に支えられて下がっていった。
これはすなわち、オスプレイが新日本における一選手として、またはCHAOSの一員としてまた一歩別のステージに進んだことを示すでしょう。
オスプレイはまだまだELEVATEできるはずですし。

 

所感雑感

というわけで後楽園3連戦も最終日でした。
札幌やらダラスを除けばここまで都心を中心にした大会だったわけですがここからが地方遠征の開始。
数年前だと地方遠征→都心のパターンが多かった気がするんですけどなぜひっくり返ったんだろうか。

きょうはこれまで、それでは