賀老高原キャンプ場にて起床!

朝5時起床。

昨夜のご夫妻はすでに出立されたようです。

ワタクシは優雅にモーニングコーヒーから始まり、朝御飯は炊いた白飯、味噌汁、昨夜のホッケの残骸です。

しかし、このキャンプ場、ブヨが多すぎで、手から足から刺されまくり。

虫除けスプレーも蚊取り線香もいまいちのようです。

新たな新兵器の投入が必要か!?



第一のミッションへ!

腹を満たした後は、当初の目的、龍神伝説が伝わる「“飛龍賀老の滝」の見物です。

賀老の滝」は日本の滝100選にも選出されていて、滝壺には今も「龍神に守られた松前藩のお宝」が眠っているという曰く付きの場所。

トレジャーハンター的に、まさに見逃せない物件です!!(・∀・)

第一展望台までは遊歩道で700mと余裕の行程のはずでしたが、現地に到着すると何故か本格的に山道。

そして本格的に谷下りな雰囲気。

しかも行き20分、帰り30分と案内板に書かれています。

くそー!図られた!!( `ー´)ノ

しかしながら、ここで引き返してしまうと熊に怯えながら泊まった意味がないので行きましたともさ。

まさかここで山ガール?もとい山姥?になるとは思わなかったわ~(´Д`)

ちなみに道はこんな感じ。きちんと遊歩道になってマス。

帰路に700m登り続ける事を考えねば、楽勝デス!


そして・・・目的の「“飛龍”賀老の滝」到着!

比較対照として、煙草の箱を横に並べられないのがとても残念ですが、高さ70m、幅35mの大瀑布デス。

おまけに、滝壺には黄金がザックザクなはず!?

しかし盗もうとすると龍神様が暴れだす罠・・・(;´∩`)

結局、往復30分程度で戻ってくる事が出来ました。


再会!

その後「第二展望台」も下には降りずに覗くだけ覗いてみようと寄ってみると、昨夜のご夫妻とバッタリ!

ご夫妻は100名山巡りを目的としているらしく、今日も朝4時に起き、近くに登山口がある「狩場山」にアタックしてきたのだそう。

そして、雪渓に阻まれ、戻ってきたところだとの事。

ワタクシと同じ、反時計回りで渡島半島を巡るそうなので、またどこかでお会いしそうな予感。

そんなわけで、「賀老高原キャンプ場」に戻り、次の目的地に向けて出発です。

今日は1日中、傘を手放せない天気で、夜から明日の昼にかけては雨が続くようなので、今夜は屋根付きのテント場を探さねばなりません。

目星をつけておいた道の駅がどんな状況か!?

見切り発車ざんすー。(;´Д`)



島牧村からせたな町へ

濃い霧の中、R229檜山国道まで戻り、11時過ぎにせたな町到着。

今日は朝から頑張ったので、昼御飯は豪勢に「ウニ丼(1500円)」でーす!!(・∀・)

2011/ 6/23 11:33 せたな町にて、うに丼(1500円)

奥尻、せたなもウニが名物。今年初のウニ!美味しかった~(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆


R229からr740北檜山大成線へ

次に目指すは北海道最西端の尾花岬!

実はここ、未だ道路建設中で途中までしか行けないんですけどね~。

とりあえず、行けるとこまで向かうべし。

一般的には、「増毛町の雄冬岬」が西の知床として有名ですが、実際に走ってみると、ワタクシ的にはこちらに軍配が上がる気がします。

知床と同じく、先端までたどり着けない、どん詰まりな最果て感。

最端好きしか行かない場所だと思われるので、下手に観光地化されてないのがまた良し。

そんなわけで、せたな町北檜山区側のどん詰まり。

オマケ。最果ての漁港とバイクが来ても避けない猫様達。

この寂寥感が堪らない!ワタクシの一存にて西の知床と認定します!!(・∀・)


R229檜山国道に戻り、南下

この辺からポツポツと雨が落ちてくるも、太櫓峠で雨雲を追い越し一安堵。

しかし、必ず奴らはやってくるので油断は許さない状況です。

14時半、今夜の野営予定地「道の駅 てっくいランド大成」に到着→スタンプGET!

100名山ご夫妻にもまたもや再会→今夜はアワビ尽くしの温泉に泊まるとの事で去って行かれました。

良い旅を!(・∀・)

さて、「道の駅 てっくいランド大成」ですが、道路を挟んだ海岸側が海水浴場になっています。

明日のミッションをこなす為に、あえて選んだ場所ですが、規模も小さく雨を遮るものが何もない野営不適地。

幸い天気も小康状態、時間もまだ早い・・・。こうなったら、予定を繰り上げ、先に進みませう!


目指せ!山岳霊場!!

まずは西の知床、r740の大成区側からのどん詰まりをクリア。

ここで、雨とまたもや接近遭遇。

2011/ 6/23 14:52 r740大成区側どん詰まり。

(※r740はこの後、2013年(平成25年)にめでたく開通。ただし、北海道最西端の尾花岬への道は通じておらず到達不能。)


そして、本日のハイライトは、日本一危険な神社として名高い、北海道最古の山岳霊場太田山神社」です!

とりあえず、石段に近寄ってみると段幅は24.5cmのワタクシの足が乗り切らない程狭く。

2011/ 6/23 15:26 大田山神社石段。

上を見上げると、かなりの急傾斜が一直線に延々と続いています。

2011/ 6/23 15:26 一直線に続く参道。

傾斜は平均45度だそうですが、体感角度は60~70度で、ワタクシの推測では、ロープと手すりがなければ命を失う事間違いなし!!

そうこうするうちに、車が一台やってきて、降りてきたオジサンも石段の様子を伺っています。

雨で足場も悪いから昇るのは危険という意見で一致しましたが、オジサンにたきつけられ、途中までチャレンジするはめになりました。(;つД`)



大田山神社アタック!

さっそく大田山神社入門編、石段登りに挑戦です。

いざ登り始めてみると、うぉーー!超怖ぇー( ̄□ ̄;)!!和歌山県の吊り橋並みにガクブルです!

何しろ一つ間違えば死に直結。思えばワタクシ、高所恐怖症ですから!

さらに言わせて頂ければ、ワタクシが履いている靴は1000円で購入の超安物スニーカー

この手のチャレンジに相応しいかと問われれば、否!断じて否!!

マジで無理ーっ!!と戻り始めると、あろうことか、後ろからオジサンも登ってきやがりました。

一緒に行こう??勘弁してくださーい!(;´д`)

それでも泣く泣く後を追い、石段頂上まで到達。写真を取る余裕なんてありませんが、ようやく写した1枚w

2011/ 6/23 15:09 石段頂上とオジサン。

そこに、さらに続くはいっそう険しい山道。

遊歩道なんて生易しいものではなく、わずかな足場をロープだけを頼りに進む遍路転がしも真っ青な過酷なルート・・・。

正直、山岳霊場をなめてました、ゴメンなさい(;´Д⊂)

ここも少しばかり進んでみましたが、やはり雨で足下が危ない。オジサンはビジネス用の革靴、ワタクシは1000円のスニーカーという事で、ようやく引き返す事になりました。

しかし・・・下りも((((;゜Д゜)))

2011/ 6/23 15:04 下りもガクブル。

多分、本殿まで到達できた方々は、素晴らしいご利益を授かる事ができる事でしょうw

これだけは言っておきたい!

太田山神社を征したものは世界も征する!!


さて、この人がいなければワタクシが登坂する事は無かったであろう、今日の立役者のオジサンですが、東京出身の函館住まい。

今日は仕事の途中で「大田山神社」に寄ってみたのだそうです。

若い頃は峠越え専門のサイクリスト。今は時々ライダー。

愛とロマンが生まれる事は当然ありませんでしたがwなかなか楽しかったざんす!

ありがとうございました!!○┓ペコリ

(ちなみに、前述の和歌山の吊り橋ガクブル体験についてはこちらw↓↓)

関西カブ旅6日目~ここは地獄の一丁目!?

2009年9月7日

せたな町から八雲町を抜けて、乙部町へ

オジサンと別れ、再びR229へ。

雨に当たらずに過ごせる寝場所を求めて「道の駅 ルート229元和台」にお立ち寄りしてみました。(スタンプもGET!)

店のおじさんに、雨に当たらずにテントを張れる東屋的なとこはないか聞いてみると「ある!」と一言。

わーい\(^o^)/

さらに、「テントを張れるとこもあるけど、ここに泊まっていってもいいよ。」と、おじさん。

マジですか!?(;゚Д゚)

薦めて頂いたトイレのある建物に行ってみると、そこには素晴らしいベンチが!

2011/ 6/24 7:05 翌朝撮った、本日の寝場所。

わーいわーい\(^o^)/

難を言えば、人の出入りがある事と、一晩中明るく、音楽が流れている事くらいですが。

コンセントもあり、何より暖かい!贅沢言っちゃバチががあたるってもんよ!!( ̄▽ ̄)

道の駅 ルート229元和台」は、旅のチャリダーがよく泊まっていく場所だそうで、旅人にとても優しい道の駅でした。

いつの日かチャリで訪れてみたいものです。(・∀・)

寝床が決まった後は、これまたおじさんに教えてもらった300円で入れる温泉、「烏山温泉  ゆりの里活性化センター」にてまったり。

温泉のオバチャンも旅人歓迎モードで、ここがツーリングマップルにも載っている事を話すと、えらく喜んでくれました。

ぶっかけスパゲティと鮭タケノコ缶をつまみに就寝。また来たいな乙部(・∀・)

オマケ。本日のよくできましたで賞。

2011/ 6/23 12:21 実る程 頭が反れて 稲バウアー

上手い!!( ̄▽ ̄)

走行距離185.1km

支出

  • せたな町で給油 308円(リッター148円)
  • ウニ丼 1500円
  • 土産 1050円(ホタテ貝柱・カニ味噌・いかめしの三点。安い!)
  • 水のいらないシャンプー 417円(万が一の為に!)
  • 虫除けお出かけクリップ 498円(着けておくだけで虫来なーずー)
  • 茶 98円
  • 温泉入浴料 300円
  • 酒とツマミ 453円

計4624円

2019追記

大田山神社について

  • 創建 嘉吉年間(1431年~1443年)
  • 主祭神 猿田彦大神
  • 例祭 6/28

北海道本土で最も西に位置する神社で、道南五大霊場の一つ。

参考までに「江差町の笹山稲荷」「函館市の恵山賽の河原」「奥尻町の賽の河原」「八雲町の門昌庵」が道南五大霊場と云われているそうです。


烏山温泉  ゆりの里活性化センターについて

  • 営業日 火・木・土・日
  • 営業時間 5/1~11/30は13時~20時、12/1~4/30は13時~19時
  • 入浴料 大人300円、小人150円
  • 休憩所有り、自販機有り、コインロッカー有り(100円が戻るタイプ)
  • 道の駅 ルート229元和台」から約2.3km

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