発達障害の社会人1年生 もう・・ムリ・・やって行けない・・

J君の奮闘記 社会人編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

前回の記事では、サービス残業の事も、納得できてないJ君。

いくら年度末で繁忙期とは言え、仕事も満足に教えてもらえず

放置されてる上に、毎日20:00~21:00まで残って

サービス残業は納得いかない!

家に帰って来たJ君が、Yさんへ言った言葉は・・・

社会人J君
社会人J君

もう、明日行きたくない・・・もう、無理・・・

こう言って弱音を吐いたJ君に、Yさんの対応は?

※J君は発達障害故の拘りや特徴があります。

この為、言葉通りに受け取ってしまうのは

子供の頃からと同じです。

小学生の頃も虐めなどで「学校行きたくない」

J君が言った時、この言葉通り受け取る事を

理解しているYさんは、

★休んでいいよ
★頑張って学校へ行こう

この言葉をどちらも言えない状態でした。

もし、このどっちかの言葉をそのまま言ってしまうと、

★休んでいいよと言った場合
言われたので、学校は休むが、「学校は行かなくてはいけない!」
そんな気持ちを強く持ってる為、割り切れず
精神的に苦痛を感じる。
★頑張って行こう!と言った場合
学校へは行くが、行けと言われたので行く。
しかし、しんどい!気持ちがやはり大きく
消化しきれないので、こちらも精神的な苦痛は残る。

 

Yさん
Yさん

しんどいねんな~。休みたいねんな~

どうする?

 

こんな風にJ君に問いかけます。

J君のしんどい気持ちは、しっかり受け止めつつ

それでも、「どうする?」と聞き、J君自身に

選ばせる事しかできませんでした。

J君は、元々「学校は行かなくてはならない場所!」

と、強く思っていますので、悩んだ挙句最後には必ず

 

J君
J君

熱もないし、頭もお腹も痛くない、他に痛い所も

無いから、頑張って行ってくる!

 

こう言って、嫌でも学校に行っていた子なんです。

J君自身が、自分で決める!この事が大事で

悩んでる事に対しての、自己消化につながり

J君のストレスを多少でも軽減できるんです。

更に、発達障害の子の特徴で、「決めた事は絶対」

自分で決めたり、選んだりすることによって

例え、その選択が自分自身にとって苦痛であったとしても、

前に進んでいけるんです。

普通なら、嫌なら逃げるとか、投げ出すとか、手を抜くとか

辛い時は、周りに頼るとか・・出来るのですが、

それが出来ないJ君の性格は、

発達障害であるが故の、苦労!なんですよね。

とに角、自分で納得し、自分の中で理解するのが1番!

今回も又、大人になったJ君に対しても

Yさん
Yさん

しんどいな~、分かるよ。どうする?

Yさんは、やっぱり「どうする?」としか聞けませんでした。

 

社会人J君
社会人J君

はぁ・・行きたくないけど、明日もいっぱい

やる事はあるし、休むわけにはいかんから、行くわ~

 

こんな風にJ君が答える事は分かっていましたが、

何とか、自分なりに割り切って、進むしかありません。

ここの所、食欲がない事も心配なYさんは

 

Yさん
Yさん

少しでもいいから、何か食べたら?

食べたいものがあったら、言って!

社会人J君
社会人J君

いや・・いいわー。何も欲しくないし・・

せっかく、作ってくれてるのにごめん・・・

こんな時にまで、Yさんを気遣うJ君。

1日でも早く、元気になって、いっぱい笑って

いっぱい食べて、元の明るいJ君に戻ってほしい・・

そんな風に願う気持ちでいっぱいです。

明日!金曜日の仕事はもっとハードになります。

次回のUPで詳しく書いていきますね~

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