なぜ新型コロナウイルスの楽観論を信じる人が急増したのか?

社会
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人間は自分の願望に近いことを信じやすく、他人がみればオカルト的な思考すらも熱心に信じている人がいます。
例えば、源義経が海を渡ってモンゴル帝国の初代皇帝であるチンギス・ハーンになったという仮説が明治期の日本で大きく支持された背景には、世界の列強と肩を並べようとしていた当時の日本で、かつてユーラシア大陸を制圧したモンゴル帝国の王が実は日本人であるという説を信じたかったという理由があるわけです。

ここ最近、新型コロナウイルスに対する楽観的な観測を信じる人が多くなってきていますが、これもまた、現在の人類における願望によるものと思われます。
メディアなどでも楽観論を信じて発言する芸能人が多くなっていますが、芸能に携わる人などは『自粛活動=仕事減』なので、より一層楽観論を信じたい心境に陥ってるのでしょう。

もちろん楽観的な予想の通りならそれに越したことないでしょうが、それを信じるのは今ではありません。
日本では新型コロナウイルス流行の波が現時点で1回しか起こっておらず(今が2回目)、その1回のデータでは何かを判断するには明らかに時期が早すぎます。
今はまだ最悪のケースを想定して動かなければならない時期なのです。
季節によるウイルスの活動にどんな違いがあるかなど、感染拡大から半年程度しかたっていない新型コロナウイルスは分かっていないことだらけで(分かっていなことが多いから安易に楽観論を信じてしまうのだが)、少なくとも現在の流行の波が収まり明らかに死者数が少ないというデータが見えるまでは楽観論を想定した対策などはするべきではないでしょう。(本来はそれでも早すぎるが)

以上、新型コロナウイルス対する楽観論を信じたくなる気持ちは分かりますが、今は基本通りの感染症対応を徹底的に行うべきかと思います。

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