ますます植物を育てるのに難しい気象条件が進むことが予想されます。貴重な食料を確保するためにも重要な秘術です。農業関係の方は是非チャレンジして欲しい技術です。弊社のプラズマは十分に用途を達成できると考えています。
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ますます植物を育てるのに難しい気象条件が進むことが予想されます。貴重な食料を確保するためにも重要な秘術です。農業関係の方は是非チャレンジして欲しい技術です。弊社のプラズマは十分に用途を達成できると考えています。
発表されているプラズマの医療関係の資料を紹介します。
最近、大気圧バリア放電プラズマを利用してタンパク質を合成したり、分離したり出来るという研究成果の発表をよく目にするようになりました。
少し前までは大気圧バリア放電プラズマの用途としては、あまり話題にも登っていなかったのに、急に各方面での研究が進んだようです。医学生理学の世界にとっては大きな進歩に違いありません。プラズマの用途がどんどん広がることはとっても良いことです。
あとは、どれだけ安価で安定したプラズマ設備を利用できるかにかかっているような気がします。安価で安定したプラズマという要求には弊社のプラズマは十分に答えうる機能を誇っていると考えます。技術をどんどんすすめるためにも、今後弊社も技術的な論点を調べてみたいと考えています。
それでは、今回は特に食の安心安全に関するプラズマの殺菌技術開発の現状をご紹介し、プラズマの優れた点についても書かせていただきたいと思います。
1,開発の目的
豊かで安心できる食生活を送る上で殺菌は必要不可欠なものであり、人体及び環境に対して安心安全な殺菌技術が求められています。弊社では熱や薬剤を使用することなく低温プラズマによる殺菌技術の開発を目的に製品開発をおこなっています。
2,開発のきっかけ
弊社では耐熱性・耐薬品性に優れた誘電体薄膜の開発に成功しており、これを用いることによって低コストのプラズマ発生ユニットが開発出来るようになりました。
従来のプラズマ発生装置ではプラス・マイナスの電極同士を絶縁するために高価なセラミックやガラスを用いていたので、形状の自由度に乏しく、小型化も限りがありました。
弊社の誘電体薄膜は金属に塗ることでセラミックやガラスと同じ性能を発揮できるために低コストで小型化が可能になりました。
3、ドライプロセスによるプラズマ殺菌の概要と利点
まず、ドライプロセスについて紹介します。プラズマ発生ユニットで生成した各種の活性種(フリーラジカル)を対象物の表面に接触させることで殺菌効果を発生します。ドライプロセスを用いるので、水洗浄が困難な殺菌対象に対する処理が可能になります。また、熱を発生させずに殺菌効果を得ることが出来るために、今まで不可能とされてきた対象物に対しても殺菌が可能になりました。一例として、産学連携の研究開発によって温州みかんを腐敗させる緑カビにプラズマを照射したところ果実を損傷することなく緑カビの病原菌胞子を1秒間の照射で約90%、3秒間の照射で99%殺菌することに成功しているという実例があります。
更に空中に放出した各種フリーラジカルは最終的に酸素等のもとの元素に戻るので環境負荷は0ということになります。
4,ウエットプロセスによるプラズマ殺菌の概要と利点
殺菌効果の必要な対象物の中には水洗浄を主たる洗浄方式として用いているものも数多く存在します。そのような対象物に対しては洗浄水中にプラズマガスをバブリングさせることで水の中にフリーラジカルを発生させ殺菌水にすることが可能になり、現状の装置を利用して殺菌することが可能になります。この場合には水中で酸素活性種等を生成させて対象物の菌体に直接アタックすることで、殺菌効果を高めることが出来ます。現状の洗浄装置に大きな改造も必要ない上に低コストで完璧な殺菌という付加価値をもたらすことが可能になります。また、水中に溶出した活性種は最終的に酸素等の元素に戻るので使用後の水はまったく無害な浄水に戻ります。
5,今後の展開
今後ますます食の安心安全が声高に叫ばれる世界がやって来ることを見据えて、有効なプラズマ殺菌の手法が広がることを後押しできるプラズマ発生ユニットの提供を進めていきます。食の安全を日夜考えている方たちに少しでもお役に立てればと考えております。特に今後ますます重要になってくる食品輸送にかかわる方たちにはぜひ検討していただきたいアイテムです。