囲碁の絵本をご紹介いたします。

 

 

棋士の小林泉美さんがお作りになりました。

 

泉美さんのご夫君である張栩名人が帯に載っています。

 

 

 

ちょいと失礼して旦那様を取り外しました。

張栩名人の下には、黒猫たちが並んでこしらえた黒の陣地が描かれていました。

 


 

囲碁の専門棋士がこの本を作られたことに強い感銘を受けました。

 

この本は、囲碁の入門書ではないし、打ち方も教えいないのです。

囲碁ってなあに? を言葉で説明していません。

 

 

絵本の中では猫が主人公になって、いごってなあに? と興味を持って尋ねています。

 

 

泉美さんの頭の中の囲碁のイメージはこんな風。

 


 

二眼とか欠け目とか、シチョウとかダメヅマリとか、定石とか布石とか、頭が固いオトナはどうしても教科書の第一章から順番に習って、上手に打てるようになろうと思ってしまいがちだけど(りくのらはそう)、頭をやわらか~くして、碁盤の上に世界を見て、そこを自分と相手で分け合っていくんだな、と、そのイメージから入っていったら、もっとワクワクして楽しくやってこられたのかな、と思いました。

 

マジメなオトナの覚え方でも十分ワクワクして楽しかったですけどね。

 

 

表紙を開いた見開きに、囲碁の道具の図鑑があります。

 

りくのらは、絵本のこういうおまけページが大好きです。

物語の世界の地図とか、人物紹介とかついてる絵本、本編を読んで、まだお楽しみがついてる感じで。

 


 

 

最後に四コママンガで囲碁のかんたんなルールの説明がついています。

 

着手禁止の説明の最後、置いたとたんに逃げ道がひとつもない所は置いてはいけない着手禁止ですが、

やがては取られてしまうとしても、逃げ道が残っていれば、そこに置くのはルール上禁止ではない。

 

というルールについてです。

 

白ねこが「せまいところっておちつく」 とほっこりしていて、

先生ねこが「ねこだからしかたない」 と言ってます。

 

良いなあ、この最後のコマ!

 

初心者が(着手禁止ではないが)打っても取られちゃう場所につい石を置くと、

「そんなとこに打ってもしょうがないでしょ!」

「なんでそんな取られちゃうとこに置くの!」

と厳しく指摘しちゃう生真面目先生に、この先生ねこを見習ってほしいよ。

 


 

 

中国語版と英語版の小型の小冊子が挟み込まれています。

 

小林泉美さんと張栩さんのご夫妻はすごいな!

 

張栩さんが、ご自分が監修された囲碁パズルの木製の碁石を高く積み上げるチャレンジをしていた時にも驚きましたけど。

 

張栩名人の積み碁→

 

 

 

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No.144 定規を使わずに リンク  ( しっぽの赤リボン、たてがみの三つ編み )

No.145 いろんな食べ方  リンク ( ハインラインは猫が好き )

No.146 数のイメージ  リンク ( 数には色がついている? )

No.147 手を描こう リンク  ( 恐怖を知らない人たちが発見された )

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No.149 色のイメージ リンク  ( 共感覚 )

 

No.150 遊び方を教えて  リンク ( 家庭学習はのんびりやろう )

No.151 何をしまっておこうか  リンク ( 小学生の机の中には )

No,152 おいしそうなパフェ リンク  ( HTML文字数制限との戦い )

 

 

 

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