りくのら夫(お)が受け持っている大学の授業で、記憶スケッチみたいなことをやったそうです。
記憶スケッチというのは、自分が知っているものを、見ないで、できるだけ正確に描くことです。
知っているはずのものの記憶が、実はどれくらい曖昧なのかを実感してもらうことが目的のようです。
お題
「今日、履いてきている自分の靴の絵を描きましょう。」
見ちゃだめ、見ちゃあだめですよ。
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学生さんたちだけにやらせるのは不公平だと思ったので、自分でも描いたそうです。
左上が、りくのら夫画「今日の靴」。
その隣は調子に乗って描いた「今日の鞄」。
下は「ペン」。
ペンは見ないで描けないと思います。
だってこのペンで描いてるんだよね。
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記憶スケッチができたら、次は履いている靴を見て描いてみます。
こういう靴を履いていたそうです。
記憶スケッチの方は、細部が曖昧で、いわゆる靴、「靴概念」を絵にしているようです。
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美術の時間ではないので、絵の巧拙は問わないそうです。
作品を他人に見せたり提出することも求めないのだそうです。
だけど学生さんたちはお互いに描いたものを見せ合って喜んでいたそうです。
...........。..........。..........。
お、うまいじゃん、うまいじゃん!
と褒めましたところ、りくのら夫は更に調子に乗りまして、
朝ごはんのお皿の絵を描きました。
異素材のものが同居している絵は難しいんだそうです。
また、模様があるものの絵も難しいそうです。
つまりチョコマーブルケーキを描くのが難しかったらしい。
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なんで2巻はこんなに高いんだろう?
りくのら朝学習プリント
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