練り歩くカレーの王様

これは先週の水曜日の出来事です。

 

ですからカレーの王様はもう隠居されているかも．．．いや、調べたら王様の治世は２２日まで続く予定だそうです。

 

小学校の放課後スクールスタッフさんのためのいごいごワークショップ→　が滞りなく午前中で済みましたので、お昼から下北沢囲碁会館へ参りました。

 

午前中の教室のアシスタントはStokさんにお願いしておきながら、午後にのんびりと遊びに行った、ということになりますか…

 

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下北沢駅で降りて商店街を囲碁会館に向かいますと、交差点で向こうからにぎやかな音楽が聞こえてきました。

 

 

カレーの王様でした。

 

下北沢周辺で開催されている　下北沢カレーフェスティバル2019→　の象徴であるところの人物のようです。

 

肩から下げた音楽プレイヤーにマイクを差して、カレーフェスティバルを告知するラップを延々と歌いながら歩いていらっしゃいました。

 

進行方向と進行速度がりくのらと合致したため、ずうっと王様が横にいる感じになりました。

すごい気になりました。

 

この写真は、思い切ってちょっと小走りして先回りして撮影しました。

 

行き交う人々（雨模様の平日のお昼過ぎなのでそんなに大勢ではありませんでした）は、王様をちらりと見て、後は何事もなかったかのように歩き続けていて、メンタル強いなと思いました。

 

人々の無関心をものともせず歌いながら歩く王様はおさすがでございました。

 

週末にはもっと人気があるにちがいありません。

 

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下北沢囲碁教室、午前の講義は終了して、午後の指導碁席が設けられていました。

この日、指導碁を受けられていたのはお二人です。

 

おひとりは．．．

あれ、また入院先の病室から脱走してきてる！

 

（ちゃんと外出届は出してきてるそうです。）

（今週中には退院の予定で、来週からは堂々といらっしゃるそうです。）

 

空席が残っているようです。

 

さりげなく潜入しました。

（棋譜採り用の碁罫紙とクリップボードは自分で用意しました。）

 

 

静かに４子置きますと、先生が石音高く白１を打ちおろしてくださいました。

しめしめ。

 

 

おや、先生が碁笥に片手を入れて盤面を見た形で静止したぞ。

長考ですか。

 

右上のアタリ、そんなに妙手でしたか？

 

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先生は（今時世間では肩身が狭い）愛煙家ですので、指導碁の盤面が一段落したタイミングで煙の補給のために中座されます。

 

盤面が一段落、というのはつまり、生徒が、いや～参ったなあ、どうしたらよかんべか？と思い悩むシンキングタイムということですけど。

 

先生が席を外されますと、受講生の我々（私はモグリですけど）は、お互いの盤を覗き合っては、検討し合います。

 

黒、随分厚く打ってるじゃないの、これは残せそうですねえ。

いや～、いつも最初のうちはそうなんですけど、結局最後にやられちゃうんですよね～。

それさえ防げばいいんだから簡単ですよ。

人の碁だと思って気楽に言うなあ。

わたしはもう模様作戦は止めたんだ、地を取ることにしたんだ、ほらね。

大ヨセからが問題なんですよね～。

 

検討し合うっていうか、やがて来るクライシスの予感をぼやき合うっていうか。

 

 

そのタイミングのりくのらの盤面。

黒優勢に見えるけどなあ。

勝てそうだけどなあ。

黒に弱い石がない。

上辺と左辺と下辺はちょっとくらい白地ができたって地合いでは大丈夫（そう）。

左下、一子抱えてるのも厚いぞ。

 

 

その少し後。

なんか足りなくなる。

 

しかもこの後、左上がやらんでも良いコウになって、右下の黒二子をもぎ取られちゃった。

やらんでも全然良かったのに！