I have a dream

国内外旅行、フィンランド生活、B級グルメ等日記。旧mixi倉庫代わり。2017以降馬関係は新ブログ(左下BM参照)へ

サンモリッツ競馬場(2019.02.17)

2019-02-25 07:00:00 | 競馬(海外の競馬場)

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●サンモリッツ競馬場 White Turf

朝9時にChur駅をでて、サンモリッツ駅到着が11時頃
ちょうど1Rが走ってる最中でした


駅からすぐ側のサンモリッツ湖が競馬場なので、道に迷うことなくすぐに行けます


この湖が、冬の3日間だけ競馬場になります!(badrutts-palace-hotel HPより)


サンモリッツの街並み(ドルフ地区)は右手の丘の上


サンモリッツ駅からドルフに行く陸橋ではなく、左手に坂を下ると湖のほうに出ます


駅から5分もかからずに競馬場到着


凍った湖の上なので、足が痺れるくらいに冷えます・・・


競馬場の東側
Waldhaus am Seeがぽつんと建っていますね


その下には、各種テントがたくさん張ってありました


最終日だけあって指定観覧席のトリビューンチケットは売り切れ
大盛況でした


一人25フラン(約2800円)の立見チケットを購入(レーシングプログラムと2フランのバウチャー付)
ヨーロッパの競馬場の感覚でこれを買いましたが、後で激しく後悔します



入場すると、ヨーロッパの競馬場らしくお洒落なテントが連なってました
みなさん、シャンパンなどを飲みながら優雅に社交してます


ヨーロッパの競馬場は、犬連れのお客さんが多いので至る所に犬がいます
犬に対する感覚は、ヨーロッパは特殊です。
「フランダースの犬」への感覚も日本人とはだいぶ違いますので


子供をソリに乗せて引く光景は、フィンランドでもよく見ます
可愛いですよ


グッズ売りのテントもありました
お土産購入には便利です


子供向けの着ぐるみですが、大人がたくさん記念写真とってました


ネットで見ていた情報とは全く違い、場内も混雑してて慌しかったです


普通の競馬場にはスタンドがあって、立見でもレースは良く見えます
しかし、ここは湖の上なのでスタンドがありません
空いてればコース沿いで見れますが、このように大混雑でレースがろくに見れません・・・


唯一ある仮設スタンドに入るには、5000円か9500円のチケットを買わないとダメ
高い場所が無いので、コースが見えないんです


おまけに、投票所も大混雑・・・
外にまで人が溢れてます


30分間隔で馬が走るので、馬券を買うだけで大変でした
なので、結局パドックもオッズも見ずに前売りで全部買いました)



オッズも、複勝のオッズの見方がわからないので単賞のみを買いました
(これは恐らく票数表示で、自分でオッズは計算しろとのことだと思います)
ヨーロッパの競馬では、2着3着の神様と仲良しなので複勝を買わないと負けるのですが・・・


こちらがとても広いパドック
パドックを見てたら馬券を変えないどころか、レースも見れなくなります
(埒沿いじゃないと見えないので)

(小さなターフビジョンみたいなのが遠く離れたところに一つだけありましたが、雪の照り返しが強く、画面が暗くて良く見えない・・・)


イギリスの競馬場に多いように、ゴール前は普通の観客は入れません
つまり、レースがろくに見れないと言う、競馬場としては致命的にダメな競馬場でした

おまけに場内モニターも当然無いので、どの馬が勝ったのかもリアルタイムにはわかりませんでした


結局、ゴールから離れたゲート付近でしか埒沿いではレースが見れませんでした
もし行く方は、高くても指定席購入が必須です
(今日は最終日で例外的に混雑してるとするなら、不要ですけど)

●2R

ついてすぐ、勝手もわからないうちに走ってた2R、これがこの日のメインでした
欧州の競馬場は、早めにメイン競走をするパターンが多いです
入場した観客のみがターゲットの場合、早めにメインをやって観客を早めに集める必要があります。


わざわざ交通費をかけて郊外の競馬場を訪れ、高い入場料を払った観客なので最後までいますからね
日本の競馬とは、この辺りから構造が違います


一番高い(一般客の買えない)スポンサー席は、ろくにレースが見えません
この席のお客さんは、美味しい料理とお酒を飲みながら社交するのが目的ですから
その点では大井のダイヤモンドターンとコンセプトが似ていますね
ここのお客さんだけ、服装が違います(スポンサーのロンジンやBMWの招待客)


メインのGP Moyglare Studは氷上1300m、1着賞金 約1400万円

一番人気は、種付け料約2800万円のWar Front産駒Hakam(1.7倍)
The Rock産駒のZyrjann(12.2倍)もいます。


ギャロップ競走は血統がわかりますが、その他の競走は血統もわからないし、騎手もわかりません。
おまけにパドックを見に行くと馬券が間に合わないし、レースも見れない。
競馬として、これはダメだと思います。


メインを勝ったのは、Oratorio産駒のHigh Duty。
(カジュン産駒のオラトリオではなく、Danehill産駒の方です)

 

7頭立てで単賞14.3倍とかなりの穴でした。


ここで妻達が食事タイム
ドイツ語圏なので、ここはソーセージ!

サンガレン名物の仔牛のソーセージKalbsbratburstが約800円
スイス名物の牛、豚の皮、ベーコンなどのソーセージCervelatが約700円


ソーセージにはパンがついてきます(妻はとり忘れた・・・)


二人とも仔牛のソーセージの方を食べてました
とても美味しかったそうです!


●3R


続く3Rは、Skikjorning競走。
サンモリッツはギャロップ、トロット以外にも競走があります


そのパドックがこれ
そう、スキーを引いて走る競走です
しかも、トロットではなくギャロップのようですので大変そう・・・


1番人気はHigh ExtremeというDanehil系種牡馬の仔Pinot(2.3倍)
日本にも産駒がいるFastnet Rock(父デインヒル)産駒のSociopathが3番人気(8.7倍)
父はクールモアで900万円くらいの種付け料をとる名種牡馬です。

他にキングジョージなどGI4勝(ハービンジャーに破られる前のレコードホルダー)Azamour産駒のLips Legend(11.4倍)。⇒私が凱旋門賞を見に行った時の勝ち馬Dylan Thomas産駒Usbekia(5倍)など、サラブレッドの良血馬が出走


ギャロップではないので、馬券は買わずにゲート側で見てみました


ゲートの真後ろで出走を見れました
高速ギャロップする馬でのスキー競走ですので、落馬(?)もあって結構の迫力でした


勝ったのはAzamour産駒のLips Legend(単賞11.4倍)、2着もDylan Thomas産駒Usbekia
良い種牡馬の産駒が勝ってました

●4R

続く4Rはギャロップなので馬券を買います
しかし、騎手がわからないのは馬券を買う上で致命的につまらないですね

氷上2000mのLongin 80 Grosser Preisは一着賞金約520万円
一番人気はNew Approach産駒のNew Agenda(2.7倍)
他にめぼしい血統は、High Chaparal産駒の1番Nimroad、Bahri産駒の2番Berrahri
前売りでオッズも見ないで買ってるので、全く勝てる気がしません


近くに空港があるので飛行機が良く飛ぶのですが、ヘリも飛んできました
高級リゾートだから、ヘリで来る人がいるんでしょうね


ヘリだけでなく、ハングライダーで降りてきて入場した人もいました
あんな混雑したところでも、上手く降りられるんですね
もしコースに下りたら、大事故になるのに(汗)


何度も書きましたが、⇒New Approachの英ダービーを見てたので産駒が出るとほぼ買います。
保険代わりに両替したスイスフランが沢山あるので、50フラン(約5500円)単勝を買いました


結果は大差のビリ・・・
勝ったのはBahri産駒のBerrahri(8.3倍)

●5R

続く5Rは繋駕競走。
一着賞金が約1200万円のBMW大賞です
車輪でなくてスキーなのがサンモリッツ競馬


かなりのスピードで迫力あるレースでした


血統がわからないので、馬券は買わずに見

●6R

6Rはギャロップ競走ですが、一着賞金約70万円と安い下級条件
1番人気は、Thousand Words産駒のHeloagain(2.8倍)


二番人気に凱旋門賞馬Dalakhani産駒のSleeping Giant(3.3倍)
これの単勝を100スイスフラン購入。
(フランを再両替するともったいないですから、使い切ります) 


買ってから気づいたのですが、芦毛でした。
White Turfに芦毛ってのはカッコいいです!


しかし、2,3着の神様に愛されてる私なので結果は2着
複勝で2.1倍もついてるので、複勝にしておけば・・・

海外競馬では、いつも同じ過ちをするのですが成長しません・・・

●7R

最終の7Rはギャロップの1800m、1着賞金470万円


一番人気はSoldier Hollow産駒のParthenius(3.4倍)


私は4.5倍の二番人気Saphirrougeを50フラン購入、父はあのManduroです。
ManduroはタートルボウルやDylan Tohmasを破りイスパーン賞やジャックルマロワ賞制覇
姉は日本に輸入されたマンデラ


しかし、レースは6.4倍のFit For The Jobが圧勝
Saphirrougeは4着でした

最終レース後は、掲示板にも着順を表示しませんでした(汗)



全レース終了後はコースにも入れました
せっかくなので、コースを少し歩きます


馬が走った後には、大きな穴が開いてました
芝の場合は、これをポコポコやってますが、結構大きな穴ですね


高級席の横には、送迎馬車が並んでました
これで高級ホテルに行くようです
我々は、歩いて鉄道駅へ


湖の端っこ辺りは、氷が解けてました
水はかなり綺麗ですね


競馬としては余り面白くないですが、観光、リゾートとすると趣のある競馬場でした
両替したスイスフランを使い切るために馬券を買いましたが、結果は・・・

入場料    ー50(25×2)
4R      ー50
6R     ー100
7R      ー50 

 ということでマイナス250フラン(約28,000円)でした


結果はともかく、一度は来てみたかったサンモリッツ競馬場に来れてよかったです
馬券を楽しむ競馬としてはイマイチですが、スペクタクルとしては素晴らしい競馬場でした。
冬のリゾート競馬を体験したので、次は夏のリゾート競馬に行って見たいです♪

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