北海道バイク旅2020 道北から南へ

宗谷丘陵
宗谷丘陵

ゲストハウスみどり湯を出発し、まずは宗谷丘陵へ。ここは北海道の中でもかなり好きな場所である。
どこまでも続くと思わせる広大な丘陵は心が癒される。

宗谷丘陵

宗谷丘陵

宗谷丘陵には貝殻が敷き詰められた貝殻の道という場所がある。道路が貝殻で白くなっており美しい道である。みんな自慢の愛車とともにバイクや車の写真を撮っていた。

宗谷丘陵には舗装されていないオフロードもある。アフリカツインならいけるだろうとオフロードも走ってみた。すると前々日の大雨の影響か、途中で道路が陥没しており進むことができなくなってしまった。
なかなか急な坂道を下ってきたうえ道が細いのでUターンも一苦労である。10分ほどバイクを倒さないように向きを変えようとしていると、坂の上から1台のバイクがやってきた。
旧式のアフリカツイン乗りのおじさんだった。これ以上はバイクで行けそうもないことを伝えると私のバイクの方向転換を手伝ってくれた。
私もその方のバイクのリアキャリアを持って方向転換を手伝う。
「意外とふかふかの砂利ですねー」
走り抜けれればさほど大したこともないだろうが巨体のアフリカツインでUターンしようとすると途端にそのふかふかの砂利はタイヤを飲み込もうとする。
なんとか2台のアフリカツインを坂の上の方へ向けると少し世間話をした。
彼は仙台からやってきてアフリカツインは3年乗っているとのこと。最近オイルが滲んでくるのが悩みだという。
「新型いいなあ」
そう言われるとこちらも愛車のハイテク機能の説明をついつい始めてしまう。
さてそろそろ行きましょうか。
基本的このような砂利道は登りより下りの方が圧倒的に楽である。この道は下りだったから来たようなものだ。それを登っていかなければならなくなるとは。
意を決してアクセルを開け、一心不乱に登る。窪みにはまってバランスが崩れる。足で蹴ってなんとか転けずに平坦なところまで登ることができた。
「ふぅ~…よかった。」
仙台の彼もこけることなくホッとした様子だった。
「ではまた。」
そういって2人はまたそれぞれの道を走りだした。

ここからは日本海側を南下することにした。しばらく道なりに走っていると風車が見えてきた。
オトンルイ風力発電所である。
途中のパーキングにバイクを停めるとたくさんのライダーたちが風車の写真をとっていた。

オトンルイの風車

オトンルイの風車

そしてサロベツ原野の一直線の道路を駆け抜ける。このあたりも北海道らしい風景が広がり、走っていて本当に気持ちがいい。
利尻島の利尻富士もよく見える。

利尻富士

利尻富士

海岸沿いをしばらく走ったあとは内陸へ入り、旭川のホテルで一泊した。

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