秩父にも華厳の滝がある
(写真:秩父華厳の滝にある不動像)
どうぞ読者に!⤵
みなさん、こんにちは。
( ^ ω ^ )
前回より「混沌の埼玉編」がスタートしましたが、今回はその続きです。
群馬県境の登仙峡を起点に埼玉県に入り、城峯公園を経て城峯山に登り、城峯神社にある城峯山キャンプ場で野営したところまで書きました。
(なんだか城峯ばっかりだな・・・)
前回の旅はコチラ⤵
ルートの詳細はコチラ⤵
今回は、城峯神社を出発し石間峠から「将門伝説を探るみち」の終点となる西門平バス停へ下ります。
そこから「秩父盆地を眺めるみち」の起点、水潜寺までの連結区間を進みましょう。
ということで、2019年2月17日の夜明けがやってきました。
朝日に染まる道
旅の朝は早い。
日の出前から起きて、ツェルトを撤収。
真冬とはいえ、たっぷり着込んで寝袋に入り、保温シートを何枚も重ねれば、結構ぐっすり眠れます。
ただし、一歩ツェルトの外に出ると、とてつもなく寒い!
だいたい片付け終わったころ、東の空が明るくなってきました。
まるで水墨画の世界…
ところで、結局キャンプ場の人は現れず、お金を払うことができなかった。
なので、一晩停まった旨と携帯番号をメモに書き、お金と一緒に社務所の玄関に挟んでおくことにしました。
時刻は6時30分、それでは出発しましょう。
鳥居をくぐり、神社を後にする前に振り返って一礼。
「無事に一晩過ごさせていただき、ありがとうございました」
( ´∀`) ペコリ
城峯神社を出ると、まずは石間峠へ向かいます。
どんどん明るくなってきた。
朝日に照らされ、木々がバラ色に染まる。
暗闇が拭い去られ、あらゆるものが甦り始める瞬間。
昔の人が、太陽を信仰した気持ちがよくわかるなぁ。
石間峠には6時55分に到着
実はこの峠は昨日も通っていて、左手の坂を登っていくと城峯山の山頂に続きます。
今日は右手側、東屋の脇にある道を進みましょう。
朝日は昇りましたが、まだ森の中は薄暗い。
日が当たらないと、一気に寒さを感じます。
西門平バス停までは下りかと思いきや、途中けっこう急な登りが。
長い階段だなぁ・・・
振り返ると、城峯山が朝日に照らされていました。
頭にちょこんと乗った展望台が、よく似合っている。
もうあちらは、すっかり昼の世界。
西門平へのトリックルート
いくつかのアップダウンを繰り返し、7時20分に鐘掛城というピークに出ました。
なかなか、いわくありげな名前です。
昔はここに城があったのかな?
それにしては、すこし山奥すぎるような気もしましたが、どうなんだろう。
鐘掛城を過ぎると、完全に下り尾根。
ところどころ雪の残る道を、気持ちよく進んでいきます。
こうして30分ほど下っていくと、少し幅広い林道に出ました。
で、実はここをまっすぐ行ってはダメで、ガードレールの左わきの小道に入ります。
写真には写っていませんが、道標があります。
しかし、小道の入り口は荒れていて、一瞥しただけではなかなか道とわかりにくい。
ちょっとトリッキーな感じになっています。
ここを下っていくと、再び道幅のある林道に出ました。
道標がしっかり立っていて、右を差してる。
で、右側にはカーブを描きながら林道が続いている。
ここを進んでいけば、西門平バス停に着くような気がします。
だが、しかし!
この道標を曲がって10mぐらいの距離に、林道から外れる山道を発見!
ここです。わかるかな。
実は、この林道は正しいルートではなく、左側林の中に道があります。
分岐のあたりに、かすかに赤テープが下がっているのが見えるかな。
(;゚Д゚) うーん!
道標があると、反射的にしばらくその方向を維持しようとするし、その方向にしっかりした道が伸びていれば、なおさらです。
ここはかなりトリックルートでしたね。
やはり、ふれあいの道は基本的に時計回りのルート設定なので、ぼくのように反時計回りで進むと、こんな感じで分かりにくい箇所がいくつもあります。
気をつけて行きましょう。
秩父にも華厳の滝がある
この左側の道を進むと、沢沿いの道に出ました。
道の脇に「西門平」と書かれた板が置かれている。
どうやら、道は間違ってなかったようです。
(^ω^) よしっ!
しばらく進むと、小さな神社が見えてきました。
どうやら集落に着いたようです。
とすると、バス停も近いのでしょう。
予想通り、集落を抜けると太い道路に出て、西門平バス停が見つかりました。
なかなか立派なバス停です。
時刻は8時15分でした。
ここから、次の「秩父盆地を眺めるみち」の起点までは、2km少々の連絡区間。
途中、「華厳の滝」という場所があるらしい。
少し楽しみです。時間があれば寄ってみよう。
こんな感じの道が、結構長く続きます。
歩いたり、走ったりしながら、45分ほどたったころ、前方に建物を発見。
時間は9時ちょうどです。
建物の上部には「秩父華厳の滝茶屋」と書いてある。
どうやら、ここが秩父華厳の滝らしい。
建物の脇には、滝への入り口がありました。
なんと、全国10位に選ばれているらしい。
しかしなぜか、日光の華厳の滝は入っておらず、なんだかランキングそのものが怪しいぞ・・・
「日光の華厳の滝により規模は小さいが、美しさでは引けを取らない」
って、わざわざ書いてあるところも怪しい・・・
そんな疑惑を抱きながら、滝のほうへと登っていきます。
すると、滝の全景が見えてきました。
( * ´Д`) おっ! きれいだ!
落差は10mを少し超えるぐらいで、規模は日光に及ぶべくもないですが、豊かな流れが緑の滝つぼへと吸い込まれていく様子は、確かに美しい!
疑ってすいません・・・
滝の上には、なんだかユーモラスな不動明王像が。
金髪に青い目が、なんともファンキー。
と、ここで携帯に電話がかかってきます。
キャンプ場からでした。
何のサービスもしなかったので、お金はお返ししますとのこと。
しかし、キャンプ場に泊まったのは事実なので、受け取ってくださいと答えます。
すると、キャンプ場の方は、しばらく考えた後
「では、神社へのお参りとして、お賽銭としてよいですか」とのアイディア
なるほど、昨夜あんなに安心して過ごせたのは神様のおかげだし、それは名案に思えました。
「どうぞよろしくお願いします」
キャンプ場の方の誠実さも伝わりましたし、なんだか晴やかな気持ちになりました。
なんだか嬉しくなって、華厳の滝を後に旅を続けます。
次のルート「秩父盆地を眺めるみち」の起点、水潜寺を目指しましょう。
20分ほど道を下ると、谷間が開けてきました。
このあたりかな。
やはりそうでした。
「秩父盆地を眺めるみち」の起点、水潜寺の前にある、札所前バス停を発見
このバス停の正面が、水潜寺の入り口です。
入ってみると、ずらりと石仏が並んでいました。
では、行きましょう!
この向こうの破風山を越えれば、もう長瀞渓谷はすぐそこです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、破風山を越える旅を書きますね。
次回の旅はコチラ⤵それでは、また。
(* ´ω`*)ノ バイバイ
どうぞ読者になって下さい⤵