こんばんは、かこでございます。

 

日中も暑いとはいえ、随分と過ごし

やすくなってきましたね。

 

朝夕は、扇風機で充分な季節になり

つつあります。

 

季節の変わり目と言えば、体調を崩し

やすい季節となります。

 

そして、お亡くなりになる方が多いのも

季節の変わり目です。

 

そういう事で、今日は今わの際に食べ

たいもののお話です。

 

皆さんが今世を終える時、何を食べたい

ですかはてなマーク

 

私は、

 

ユッケです。

 

 

今の時代、ほぼほぼユッケを食べることが

出来なくなったようです。

 

私が、カナダにいる時に食中毒事件があっ

たらしく、厚生労働省が食べちゃだめよッと

決めてしまいました。

 

全くトホホな話です。

 

さて、これは元同僚のお爺さんのお話です。

 

元同僚のお家は、三世帯同居家族でした。

 

その元同僚のお爺さんが後期高齢者と言

われる年齢になり、誰がどう見てももうあ

まり長くはないと考えるようになりなりまし

た。

 

お爺ちゃん自身もそれを自覚するようにな

り、ある日息子のお嫁にこういうのです。

 

「花子さん(仮名)。。。わしなぁ、死ぬ前にな

ぁ、もう一回食べたいもんがあんねん。」

 

お爺さんはこう語りだします。

 

若かりし頃、まだ戦争が始まる前にお爺さん

は仕事の関係で中国に渡りました。

 

そこで、日本にはない珍しい食べ物に出会う

ことになります。

 

その中で、お爺さんが大好物になった食べ物。

 

それが、ドリアンでした。

 

そう、フルーツの王様と言われるフルーツの

中のフルーツ。

 

冷やして食べれば、アイスクリームのような濃

厚な甘味を楽しめます。

 

非常に美味しい。美味です。

 

お爺さんは、中国にいる頃ドリアンが大好きで

虎と競いながら、食べていたらしい。

 

そのドリアンにも致命的な欠点が。。。

 

それは強烈な匂い、いや香りです。

 

ドンな匂いか。

 

一回嗅いでみてください。

 

百聞は一見に如かず。正しくその言葉がぴっ

たりです。

 

腐敗臭。卵を腐らせてしばらく放置し、その上

に硫黄を振りかけ、ぐちゃぐちゃに混ぜ込んだ

ような感じです。

 

私も香港に行った時に、香港人の知り合いが

市場でわざわざ、新鮮なドリアンを買ってきて

くれて、こともあろうに、沢山の香港人で賑わう

、人気の中華料理レストランで食べました。

 

当然ながら、レストラン中にドリアンの匂いが漂

い、他のお客が一斉に、私たちの方を凝視し

 

「だれだ、こんなところで、ドリアンを食ってる奴は!!

「食うなら、外で食えっむかっ

 

と言わんばかりの視線を感じながら、美味しくいただき

ました。

 

ちなみに、あの中国でもレストランやホテルでドリアンを

食べることは禁止されているようです。

 

後で知りました。

 

話はそれましたが、元同僚のお母さまは、当時の日本で

は珍しいドリアンを、舅さんのために探すことになります。

 

「お爺ちゃんに、どうしてもドリアンを食べさせてあげたい

。」

「今わの際に食べたいものは大切だから。。。」

 

そしてと、あるデパートにドリアンが売っていることを知り

買いに出かけます。

 

買ったドリアンは、完全に熟れている状態だったようです。

 

無事購入したドリアンは、冷蔵庫に入れられ後はお爺さ

んの口に運ばれるのを待つのみになります。

 

そして翌朝、冷蔵庫を開けると飛んでもないことになって

いました。

 

冷蔵庫が壊れて、電源が切れていました。

 

そして、漂うドリアンの香り。

 

その匂いはすべての食材に移り、卵の黄身にすら移って

いたそうだ。ガーンガーンガーン

 

その黄身の匂いと味は忘れられないと、元同僚は言って

いました。ドンッ

 

無事ドリアンはお爺さんの口に入り、程なくお爺さんも満

足して亡くなったそうです。

 

クローバークローバークローバークローバー

 

食べるものは大切ですね。

 

大阪に淀川キリスト教病院という病院があります。

 

通称淀キリと言われる、淀川キリスト教病院にはホスピスが

あります。

 

キリスト教の精神に基づく病院らしく、とてもいいホスピスと

して知られています。

 

淀キリのホスピスでは、今わの際に食べる食事をとても力を

入れているのだそうです。

 

患者さんは皆、感謝して満足して亡くなっていくそうです。

 

私も大阪に住んでいるので出来れば、淀キリで死にたいなぁラブラブ

 

などと、今から思っています。

 


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