CANYONBALL

CANYONでcannonballを達成するまでの記録

BRM429宇都宮400ランドネきたかん(2018)

今年はこれまでに膝痛で2回のDNF、出走直前のトラブルで1回のDNF(出走直後)と3度もDNFという結果になっている。 今回は4月29日のランドネきたかんを走ったが、日常生活でも両膝に違和感がずっと残っており、この違和感が痛みに変わったため4度目DNFとなった。

走行ルート

宇都宮のろまんちっく村から佐野 > 高崎 > 前橋 > 桐生 > 足利 > 佐野 > 大洗 > 茂木 > 宇都宮と、北関東を横向きの8の字に走る。

なおランドネきたかんは西回りと東回りがあり、今回は西回りを走ったが、東回りはほぼ逆回り(東は高崎で上りが無く、300mほど累積標高が小さい)になる。

装備

夜間の気温低下を懸念してサドルバッグをオルトリーブLに変更、インナー類を入れたが隙間が大きかったためmontbellのコンパクトリンコウバッグを入れた。

なおオルトリーブLの中にはオルトリーブマイクロを通常状態(PEKOさん輪行バッグ、パンク修理道具等入った状態)で入れたため、輪行バッグ2つとサドルバッグ2つという無駄な重量を抱えたことになる。

ボトルはダブルで、粉飴80g+XTEND BCAAレモン&ライムフレーバー5g+クエン酸少々を最初の2ボトルと替えの6パック用意した。

また今回は400のためヘルメット尾灯が必須であったが、ヘルメット洗浄時に外したまま着け忘れており今回は現地調達にてことなきを得た。

現地への移動

西回りは8時スタートのため最寄駅の武蔵小杉から始発輪行でも辛うじて間に合うが、諸条件を比較した結果早朝レンタカー移動とした。決め手は気分的なものが大きい。

レンタカーでの移動は去年のAACR以来2度目で不慣れで、今回はライト等の後付け装備を全て外して持ち込んだ。そのため手荷物が多くなり、目黒から首都高速に乗る本当に直前、致命的な忘れ物をしていることに気付いた。

その後シューズを取りに戻って再出発、往復で50分近いロスとなったが、西周りより1時間早い東回りスタートをギリギリで見送ることが出来た。

東回りの知人の皆様に挨拶出来なかったことは残念だったが、客観的に100人以上のランドヌールが出走していく様を見られた事に満足感はあった。

出走前に考えていた事

前夜、本州一周やキャノンボールに挑戦している方々のツイート見た。
その中でキャノンボーラーnYolo氏が東京→青森をグロス27km/hで走行していたため、キャノンボールを目指している私が同じペースでどれだけ走れるのか試したくなった。

いつもは大体巡行32km/hでグロス20-22km/h。グロス27km/hを出すためには単純に考えて巡行35-37km/h(上りは速度無視で200W)でどこまで行けるか試すことを目的とした。

東回り見送り、ブリーフィング

東回りスタート直前、車検開始時の様子 f:id:canyonball:20180501145322j:plain

東回りスタート f:id:canyonball:20180501145328j:plain

受付完了、フレームプレートが配布される。写真に撮っていないが、ランドネきたかん反射ベストも同時に頂く f:id:canyonball:20180501145332j:plain

今回の装備 f:id:canyonball:20180501145337j:plain

いつもの形式のキューシートと現地調達した尾灯 f:id:canyonball:20180501145343j:plain

ブリーフィング(150名定員、出走100名は超えていそう) f:id:canyonball:20180501145400j:plain

スタート直前。写真に写っているのは私ではなく、オフロスキwさん。(自身のツイッターの写真を勝手に持ってきたが、ブルベは写真晒されてもOKという同意の元なので良いだろう。。。) f:id:canyonball:20180501145411j:plain

Start - PC1(08:17 - 10:08、区間53km、区間グロス28.6km/h)

スタート前の移動でGarminをスタートしたまま停止忘れのため、タイム経過と走行距離が正しくない。 f:id:canyonball:20180501150421j:plain

ウェーブ3でスタートして、スタート直後から完全単独走。8kmを過ぎた辺りから5分前スタートの前ウェーブ出走者に追いつき始め、20人近い大きな集団を20km手前でパスした記憶がある。

110分間の走行データは以下の通り。追い風も向かい風もあって平坦は35km/h・パワーは180-200wで走行出来ていたが、後半は膝の違和感が大きくなったため出力を落として走行した。 f:id:canyonball:20180501151502p:plain

道中、36km/hで走行している私を結構な相対速度で抜いていく数名の方々に驚かされた。しかも1名は2,000円のスリッポンにフラットペダル。
関東のお祭り的なブルベのため、普段中々お見かけ出来ない強い方が沢山いる事を知った。

ここでは200mlのオレンジジュースを買って、トイレを済ませるだけで固形物購入無し、ボトルは1本消費していたため2本目に付け替えた。

PC1時点で膝の違和感が強くなり始めていたため、ここからはパワーを抑えて400kmを余裕を持って走りきるペースに落とすことにして再出発した。

PC1 - PC2 (10:08 - 13:11、53km-120kmの区間67km、区間グロス21.5km/h)

スタート直後から膝の違和感が痛みに変わっていく。70kmを過ぎた辺りで痛みで力が入らなくなり、同時にモチベーションが大きく低下する。

無風平地でも30km/hがやっとの状態になり、DNFが頭をちらつく。

87km地点、小さな川にかかる橋の手前で、PC1では見かけなかったウェーブ6のオフロスキwさんに追いつかれる。やはり早い。

この時体調は全く問題なし。脚は筋力的にはほとんど疲れがない。それにも関わらず、上り基調ということもあったかもしれないが区間グロスは21.5km/hまで落ち込んでPC2に到着する。
グロス21.5は決して遅くないが、東京のブルベより信号が少ないこのブルベでは普段のグロスと比べることは出来無い。

PC2ではボトルが空になったため2Lの水を購入し粉飴ドリンクを補充、固形物は赤飯おにぎりを買ったが、FMのおにぎりはどうも口に合わず一嚙りしかできなかった。

PC2 - PC3 (13:11 - 15:54、120km-156kmの区間36km、区間グロス13.3km/h)

PC2を出た時点で次のPCでDNFすることを決意し、同時に膝にできるだけダメージを残さないためにパワーをぐっと落とす。

高崎の上りのトップを超えた辺りで、トラブルに見舞われたらしいオフロスキwさんをパスする。大事は無かったようで完走もされており安心した。

14:59、群馬県庁前でDNFをツイートする。

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この時、大きな勘違いをしていた。赤城を登って下っても200kmそこそこで宇都宮に戻れると思っていたのだ。

赤城への上りは膝の痛みでペースは上がらないが楽しかった。ここはバイクツーリングで何度か走った事があり、ちょっとした思い出があるからだ。

走行中は気を紛らせる為に、なぜか思い浮かんだのはモンキーターンで洞口が明日は赤城颪が吹くことを予想して波多野に走行前のセッティングの協力を相談するシーンだった。

夜半に赤城颪が吹いたら東回りの人たちは大変だろうな。実際は冬場に吹くものらしいので問題なかったとは思うが。

どうも膝が限界で、この区間は禁断の自動販売機ストップを3回もした。多くの人に抜かれ、何人かは心配してくれた。最終ウェーブで出走しているはずのけろさんにそろそろ抜かれるはずと楽しみに走った。

15:54、PC3のセブンイレブン前橋富士見皆沢に到着する。

PC3 - DNF桐生駅

PC3を出たら上りは終わって後は下るだけだと思っていた。どこで認識を間違えたのか、そこからさらに20km近く上り基調のアップダウンが続いた。

この区間で、オフロスキwさんとけろさんに追い抜かれる。気力はこれで随分回復した。

17:29 一部区間ショートカットしたが、概ねブルベルート通りに桐生駅に到着。

桐生→小山→宇都宮と電車を緊急停止を含み2時間以上電車で移動、宇都宮駅でDNFの電話連絡を入れる。

道中、当日口に入れたものを忘れずツイートしていたが、自動販売機で飲んだリアルゴールド3本を忘れていた。

宇都宮駅からレンタカーを置いてあるろまんちっく村まで15kmゆるりと走行して、21時過ぎに既に受付セッティングを始められていたスタッフの方にご挨拶して片付けた。

おんせんと餃子

残念ながらろまんちっく村の温泉が閉館時間になったためウェアのまま車を15kmほど運転し、宇都宮温泉ゆららでリフレッシュ。

宇都宮餃子を食べたかったが遅い時間になり店を探すのも面倒だったので、この施設でラーメン+餃子をいただいた。

その後は前日3時間半しか寝られていなかったが、全く眠気が出なかったため仮眠を取らず帰路へ。深夜1時過ぎに帰宅。

まとめ

ランドネきたかんは最大300名出走といつものブルベに比べてお祭り感が強く、特に西回りと東回りでのすれ違いは「丁度良い距離感の仲間がそこにいることを感じられる」点で素晴らしいと思う。私のようなボッチ走好き、一人好きには丁度良い。

累積標高も小さく良心的な感覚でのPC設置のため、ブルベを走っている関東の方は一度は走ってお祭り感を感じられるのをおすすめしたい。私も来年は完走するつもりでいる。


走行内容を振り返ると、PC1までのペースで後100kmは行ける余裕があった。キャノンボールは後1割は出力を落としても達成ペースに乗るはずなので、脚力と内臓はキャノンボールに耐えうるレベルまできていると思う。

また本年初となる完全夏服走行で、熱暑順応できてい無い状態だったにも関わらず体調に問題無かった点も良い結果だ。

あとは前日にワクワクして毎回大体3時間ほどしか寝られない点と、膝痛がなんとかなれば風向き次第で挑戦するつもりでいる。

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