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安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

茂木WORLDどうなる日米貿易交渉 青山繁晴さんの解説

2019-04-17 19:33:35 | 日記
茂木WORLDどうなる日米貿易交渉 青山繁晴さんの解説
飯田浩司OK! CozyUp!平成31年4月17日放送分より


茂木経済再生担当大臣とライトハイザー・アメリカ通商代表部代表

日米貿易交渉 ワシントンで行われている日本とアメリカによる新たな貿易交渉の2日目の協議が始まりました。協議には初日に引き続き茂木経済再生担当大臣、ライトハイザー・アメリカ通商代表部代表らが参加。

どの項目で関税の削減などの交渉に入るか、交渉の範囲についての議論が焦点となっております。昨日と今日の2日間にわたるこの会合。TPPのラインでというようなことが言われていますが、どうご覧になりますか?


トランプさんはそもそもTPPを否定なさったわけですからね。


そうですね。就任初日に。


多国間じゃあ気に入らない。日米の2国間にしてくれということもあるけれども、要はアメリカの物をもっと買ってくれ、日本の物は買いたくないというトランプさんらしい、結構イイ意味でも「らしい」話なので。

従ってこの日米貿易交渉は、トランプさんが「どれだけ無茶を言って来るのか」ということに尽きるんですよね。僕は自由民主党議員なので茂木さんのことは褒めにくいのですが、アメリカの評価はすごく高いです。


アメリカからの評価が高いんですね。


高いですね。タフネゴシエーターと見られている。タフネゴシエーターとは褒め言葉であると同時に、厄介な奴だという意味のタフです。

アメリカは面白くて、相手がすごく有能で筋道をしっかり立て、あくまでアメリカ側の言うことをよく聞いて噛み砕いて、咀嚼してくれてから反応があるという人が好きなのです。ムニャムニャ言ったり、無能だったりってのは大嫌いなのね。


なるほど。出て来るなと。


そういう感じ。だから警戒しながら茂木さんのハンドリングに期待しているところがあって、昨日は穏やかだったんですけど、それは殆ど関係ないと思うなぁ。

茂木さんの能力を、もうアメリカは把握したので、何を出してくるのかと。だから相撲で言うとちゃんと立ち合いをしたんだけど、よくあるじゃないですか。スッカリ四つに組み合っているというよりも、少し様子を見合っているような感じですね。


組まずに、お互い目と目で牽制し合っているみたいな。


そういう感じですよ。初日はね。


ではこれからいよいよ。


茂木さんは多分、先に出すことはしないと思うから、そうするとシビレを切らしたアメリカがどこまで無茶を言うのか。例えばハッキリ言うと「円高にしろ」とかね。

そんなことは人為的にできないというのが当然、日本と国際社会の立場だけれど、「円が安い」と。それははっきり言って無茶な話ですけれどね。


直前、ムニューシン財務長官が記者団の質問に答えて、為替条項を正に今仰った所ですね。ポイントになるぞという話をしてきて、これは下手をすると日本の金融政策にも影響が出て来ますよね?


いや、下手をしなくてもそうですよ。


それが意図ですよね。アメリカとしては。


但し、トランプ政権も、結構もう何年も経ちまして、もう来年、大統領選挙。意外に鍛えられたんですよ、日本の産業界が。

言える範囲で言うと、日本に不利にならない範囲で言うと、少々の円高なら負けないですよね。ということは意外でしょうが、日本側にチョッと余裕があるんですよ。

日本の産業競争力が生産性が悪いとか色んな事あるけれども、案外その為替についても、前よりは余裕があるから、それが茂木さんのタフな交渉ぶりにも、やっぱりいい影響が出ていますよね。

あとね1点だけね。トランプさんね…さっきマティスさんのお話をしましたよね。だから以前としてオールドメディアが作るところの、もうムチャなムチャなってイメージだけども、この頃、貿易交渉も含めて周りの意見をよくお聞きになってるんですよ。


そうなんですね。


トランプ流は貫いていますよ。壁の建設を譲らなかったり。大統領選挙に勝つ為にもイスラエルを徹底的に、誰が何と言おうと、中東の親米諸国を敵に回して、皆困っているわけですよ。中東諸国は。


ここまで露骨にやられるとね。


ユダヤ系の票が欲しいから、そういうのもなりふり構わずにやる。やるけれども、こういう貿易交渉とか微妙なハンドリングが必要なところについて、前みたいに自分は商売の経験があるからということをゴリゴリ押し通さずに意見を聞くんですよ。

それも初日がやや穏やかだったことに影響していますよね。


速報が入って来ましたが、茂木経済再生担当大臣は現地16日の夕方、日本時間は17日の朝、日米貿易交渉の初回協議終了後の会見のなかで、農産物などの関税分野に加えて、電子商取引など、デジタル貿易も交渉対象とすることで合意したと述べたということです。


これは寧ろいい話ですよ。だから円高にしろとか無茶な話をするのではなくて、このデジタル取引は絶対にないといけないので。


ただその会見の中で、対象になる範囲について、今回の協議では確定しなかったということを明らかにしたということです。確定はしないけれども、今の所言及として為替については無かったということです。


今の所はね。あと日米貿易交渉全体が、これは…スタートラインに立ったというだけであって、今月末の総理の訪米も含めてですねぇ、その後で官房長官も5月に訪米されますが、そういうことが全部込みですからね。


日本としては貿易の部分、ある意味関税などに狭くすればイイというようなところで言っていますが、アメリカとしては色んな社会制度であるとか、非関税障壁と言われるものまで踏み込みたいところはあるわけですよね。


日米貿易交渉は延々構造協議なんて名前でやっていたときもあったし、延々とやってきて要は日本がずっと譲歩して来たんですよ。その結果、米国にとっては有利な状況になっていて、そんなにゴチャゴチャ言われる筋合いは無いんですよ。

無いけれども、アメリカの真意はやっぱり日本の存在感。やや衰えたと言っても大きいので。外交は低いのですが、やや衰えたと言っても経済分野では大きいので、ここでモデルケースを作りたいんですよ。

TPPを抜けちゃって、2国間でFTAをやって、日本と結び合えば後が楽になるということで範囲も広げたい。でも日本は出汁に使われるのは困る。「いままでどれだけ譲歩して来たと思っているのですか」という問題ですよね。




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