ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

こんな国の危機にこそ国家安全保障会議/NSC

2020-02-18 20:41:17 | 日記
こんな国の危機にこそ国家安全保障会議/NSC

https://youtu.be/XZP_hSDPTUk

【有本香】2020年2月18日(火) 飯田浩司のOK! Cozy up!を拝借しております。



飯田:厚生労働省が、新型コロナウイルスの相談目安を公表



飯田:新型コロナウイルスによる肺炎を巡って昨日、加藤厚生労働大臣が、お聞きの通り会見を開き、相談の目安を公表しました。エ~今、加藤厚労大臣が言っていたのは、一般の方の場合であります。

高齢者或いは既往症、糖尿病や心筋梗塞・心不全等のある方、透析を行っている方、それから免疫抑制剤、抗がん剤を使っている方は、風邪症状発熱が2日程度続いた場合に相談して下さい。という事になってますが、4日待てるかってんですよねぇ。


有本:朝刊各紙、今日はこれが1面ですよね。目安っていうのは兎に角必要だろうというのは分かります。でも、事此処に至っては、あまりその皆がパニックを起こしてですねぇ、まぁ、医療機関に押し寄せるみたいな事が起きちゃいけないという配慮もあるというのも、これも十分理解するのですけど。

私は今回の一連の新型コロナウイルスに関する政府の対応ですね。まぁ、これはその厚生労働省だけの問題じゃないけれど、まぁ、しかし厚生労働省中心と考えますとね、振り返ると、確かこの番組でも先月から、まぁ、私はね、これはもう、やっぱり渡航制限を積極的にかけるべきじゃないかという風に言ってきました。

で、例えばWHOの出す色んなステートメントとは関係無くですね、アメリカなんかは先月末にかなり大胆に人の行き来を中国本土と止めちゃいましたよね。

これに追随する国々が沢山出て、日本だけが寧ろ今スピンホールになってるって言われれているんですよね。


飯田:あぁ、抜け穴。


有本:ウン。というのは、日本は今一応ですね、中国側が今、主要都市が殆ど外出禁止みたいになっているから、たまたま、あんまり人が出て来ないけども。でも、出ようと思えば、或いは事情のある人とかですね、当局に近い筋の人とかは、普通に飛行機乗ったら、日本に来れるんですよ。

これが…だから、寧ろ他の国にとっては、チョッとそのぉ、危ない国。つまり日本の国内での感染の拡がり状況だけじゃなくって。

要するに、何て言うのかなぁ…隔離って言葉あるじゃないですか。感染症っていうのはとにかく拡がる事が問題なんだから、隔離しちゃおうと。距離を置こうという事が1番の策である筈なのに、日本だけがそれを、主体的にやってないワケですね。

そうすると中国本土から、これはそのぉ、誰かその特定の人を排除しようという話じゃなくって、拡げない為の策として、やるべき事なんだけど。でもその人が来ました。日本で例えば2週間過ごしましたと言えば、他に行けちゃうって話なワケですよ。


飯田:そうですね。他の国々も中国に滞在してた人は14日間隔離するよって事だけど、直近14日間、中国じゃない所に居た人はその網に引っ掛からない。


有本:で、まぁ、じゃあ、その14日間何も症状が出なかったから良いかっていうと、必ずしも今回の感染症の場合、そうとも言い切れず、しかもですね、日本が感染の拡がり易い地域でなければ、そこに居たって事で良いんですよ。

でも、日本には、特定の個人、つまり日本で2週間何の症状も出ませんでしたっていう、その特定の個人以外にも、ドンドン入って来てるってワケでしょ。


飯田:ウン…ウン…そうですね。


有本:そうすると、他の国から見ると、チョッと待てよという事になる。で、まぁ、これは非常に私事で恐縮なんですけれども、私の身内も、先週の週末にですねぇ、予定を早めてアメリカ出張に行きました。


飯田:あー、そうですか。


有本:というのは、あんまりね、予定通りに待っていると、いつアメリカの場合は大統領令1つで日本人のつまり入国が、今迄自由に行けたものが、何か条件つけられたり、制限掛けられたりし兼ねないからという事で、皆早めて行っているんですよ。

ですから日本人の日常には、相当もう影響は出ているんですね。結局そのぉ、政府が他の国々と同じ対応をとらなかったが故に。つまり中国と一蓮托生の国という風に見られちゃってる部分があるワケですよ。


飯田:この感染症に於いては、同じ様な国だと。


有本:ねぇ、これはやっぱり私はどうだったのかなぁと後でもう1回キチンと検証する必要があると思うのと、それから、まぁ、一連の事柄が意思決定が遅いという事を言われてますね。

それだけじゃなくて、この本題に話を戻しますとね、アナウンスの仕方がいちいちマズイんですよ。


飯田:フーン、アナウンスの仕方?


有本:例えばね、このじゃあ目安って言われるモノも、これ今出すべきモンなのかってのもありますよねぇ。とかね、あのぉ、常にコトが起きてから、暫く会議をやって、それから事が出て来る。

特に言うと、さっき言った様に、大胆に、果敢に、まぁ、そういう風な制限を、渡航制限をかけなかったんだけど、ジワジワ、色んな事を制限してくるじゃないですか。

しかも日本国民に対して色々ジワジワ制限かけてくるでしょ。


飯田:そうですね、中国への渡航に関しても、まぁ、スポット情報という形で不要不急の渡航は止めましょう


有本:止めましょうとか、検討しましょうとかね、いう感じになってるでしょ。で、これが1番実はこういう場面での、リスク場面での広報としてはマズイやり方で、あのぉ、私チョッと自分のSNSにも書いたんですけどね。

お化け屋敷は何で怖いかって話なんですよ。お化け屋敷って最初から1番怖いモノが出て来るワケじゃないじゃないですか。

なんか真っ暗な所をこう歩いて行くと、あっちに1つ、こっちに1つって色んなモノが出てきて、段々恐怖がこう、競り上がってきますよね。これ1番マズイんですよ、だから。

だから最初にね、感染症、恐れるに足りませんと。皆さん、パニックを起こさないでねっていう事を、逆に強く言い過ぎたんですよ。今回ね。

あのぉ、日本人はそもそも、そんなパニックを起こさない国民性だから、そうじゃなくて、やっぱりリスクというのはある程度高めに見ないといけませんと。直ちにその事態が来るワケじゃないけれども、でも最悪はこういう事も有り得ますと、だから国としては、思い切った策を執りますよという事を最初に言っていて、下げる分には良いですね。


飯田:エエエエ、最初に先ずグッと壁を上げといて。


有本:上げといて。そうじゃなく、最初にリスクを低く低く見といて、ジワジワ上げてくると言うのは、1番ダメですよ。


飯田:まぁ、そうですよねぇ。これ戦力の逐次投入に繋がるから。1番ダメなパターンですヨネ。


有本:そうそう、戦力の逐次投入で、昔負けたんだからね。1番ダメなパターンですよ。


飯田:70年前に


有本:そうです。だけどね、そういうその種の戦略っていうモノを厚生労働省が考えるワケも無いし。ネッ。渡航制限云々だって、専門家の中には…専門家ったって、それはその疾病の専門家であって、そのどう防疫をするか、つまり国防としてコレをどう考えるかっていう事のプロが居てるワケじゃないから。

まぁ、そういう事について、もっと総合的に高い見地から判断するという事が早い段階で必要だったんじゃないかと。で、私は敢えて此処で申し上げたいのは、例えば今回の…今更ね、ダメだった事をいくら言ってもしょうがないから、今後ですね、この種の事が起きた時、感染症の凄い拡がりがあるかもしれないっていう対応の時には、やっぱり国家安全保障会議じゃないの?


飯田:あぁ、NSC


有本:ウン。


飯田:確かに有りますもんねぇ。元々機能として。何か外交ばっかりやってますけど。


有本:そうなの。だから外交というのは、基本的には外務省のマターなんだけど、何か今、国家安全保障会議のね、トップは割合外交的に動き回っているじゃないですか。

そうじゃなくって、こういう事こそ、そこに話を一元化させるべきだったんじゃないかなぁと。


飯田:確かに国家の安全保障という本来の目的。


有本:それはそのぉ、所謂軍事の事だけじゃなくてですねぇ、防疫というのは、即ち、国民の命に直結する安全保障そのものなんだから。なんでアソコを機能させなかったんだろうというのが非常に不思議。


飯田:そうですね。まぁ、今回は、そのぉ病気の感染症の対策って事ですけど、これがチョッと別の転び方すると、発端がテロでもってっていう可能性だってあるワケだから。


有本:そういう事だって有り得ますからね。


飯田:ある意味、その時にどう動くんだっていうのも、これ世界中が見ているワケですよね。


有本:そうそう。


飯田:日本政府は一体どういう対応をするんだと。


有本:そうなんです。だから、そういう点でも、やっぱり、アレをね、機能させる…まぁ、変な言い方だけど、実地で機能させる場面を作って、もっと高いリスクに対しても対応出来る様にトレーニングもすべきだったと思いますよ。


飯田:ウーン。これはでも、NSCってそのぉ、官僚のトップ居ますけど、最終的には官邸の話だから、まぁ、安倍総理って事になるじゃないですか。あのぉ、危機管理は得意だって言われてたこの政権ですけども。何か今回は、なんでしょうね。任せちゃった?


有本:あのねぇ、いくつか理由があるという風に私も聞きました。1つはね、確かに危機管理って言うけれど、これ、今迄と全く筋が違うんですよ。

今迄政権の中でよく危機管理、危機管理って言われていたのは、結構俗人的な事だったりとか…ネッ、政権自体の危機管理だったり。或いは…防災…つまり災害ですよね。天然の災害に対してどう対応するかって事で。これは、システム結構出来てるから。過去の蓄積で。

でもね、感染症、特にヒョットしたら世界的パンデミックになるかもしれないという百年に1度位の感染症の蔓延ですよね。これは…無いですもん。でね、日本はSARSの時も、新型インフルエンザの時も、実はあんまり被害を受けてないんですよ。SARSの時は特にそう。

で、新型の時は、新型インフルの時は、割合にあの時、舛添さんが厚生労働大臣で、案外早めに動いたのもあるし、それから、あの新型インフルは、後々見てみたら、実はあそこ迄大きな警告を鳴らす必要の無かった事だという風にWHOも反省に至っているんですね。

だから、そういう風な事で、経験値があんまり積み重ねられてないんですよ。まぁ、そこが皆、弱みになっちゃって。


飯田:結局何か、想定外があった時に動けないっていうのは、変わらないかなって。


有本:そういう所ですねぇ。だから、今回の経験を、本当に基礎にしないといけませんね。




飯田:この時間最後のニュースをスクープアップ 全人代・延期へ。中国の向こう1年間の重要政策等を決める中国全国人民代表大会、全人代の常務委員会委員長会議は17日、新型コロナウィルスによる肺炎の蔓延を受けて、3月5日に開幕する予定の全人代の延期を提案しました。

ま、事実上これで延期が決定したという事だそうです。まぁ、新華社によれば、断固として人民の生命と安全を第一とし、対策に集中する為と。


有本:そう言わざるを得ませんわね、今は。で、本来だったら、確かにこの全人代というのが、今、飯田さんが読んで下さったみたいに、中国の向こう1年間の重要政策を決めるとかね。

或いはメディアによっては、まぁ、日本の国会に当たるとか言ってんですけど、どんな冗談ですかって感じなんですよね。いくら…まぁ、日本の国会もねぇ、大変な体たらくなってますけどぉ…

でもね、一応日本の場合は民主的な選挙によって選ばれた国民の代表。必ずしも、この全人代というのは、そうではないワケですよね。一応…一応っていうか、中国全土から、代表が集まるんですけど、3千人位。

でも、これ完全なセレモニーで、実際には中国のね、向こう1年間だけじゃなくって、向こう何年かの重要施策、国をどういう風に運営していくかというモノを決めるのは、あのぉ中央政治局常務委員、チャイナセブンと言われるんですけれどもね。あのぉ、中国の最高権力者たちですよね。

で、一応、国家主席は居るけれど、集団指導体制という事にはなってるから、まぁ、この人たちによって全て決められていて、それが、全人代という所でお披露目されると。で、シャンシャンとセレモニーをやると。

で、各地から来た人が、民族衣装とかね、色々なモノを着た代表者。或いはそのぉ、協商委員と言われる、政治協商委員と言われる…実際にはビジネスをやったりしている様な名士ですよ。

そういう人たちが集まってやるセレモニーという事なんですけど、結局全人代は3月にやりますよというのを決めたのが、1998年位かな。その頃からズッと毎年やってきたモノが延期になるというのは初めて。

で、結局これを3月の上旬にやるという事で、各地の人民代表大会を2月に本来やるワケですよ。2月に各地の人民代表大会をやって、そこで全人代に出て来るという事の流れなんだけど、今、各地はそんな事やってる場合じゃないという事で出来ません。

で、もう1つ、これ日本に関係する事で言うとですね、まぁ、一応、この流れがあるから、多分,習近平国家主席の4月の国賓来日というのは無くなるのじゃないかと…その何というか、こう、下地固め的な報道かなという風にも思われますよね。

で、まぁ、茂木外務大臣は、衆議院の予算委員会でも、コレは予定通りやるんですという事で一致していますよと言っているけれど、まぁ、日本政府としては、そう言わざるを得ない。こっちからお誘いしてしまったから。


飯田:あぁ、こっちから断るワケにはいかないし。


有本:まぁ、特に安倍総理もね、去年の何時でしたっけ


飯田:G20の時でしたか、もうチョッと前か


有本:その前か何かにあのぉ、もう、こちらから言ってしまってますからね。外交儀礼上、それを断れないっていう理由らしいんですけど。まぁ、私はそれもチョッとあんまり良いとは思っていませんけどね。

で、今の段階で、向こう側と色んな話はしていると言うものの、日本側は、これを実際に進めますという例えば閣議決定とか、そういうモノの意思決定は進んでないんですよ。

やっぱり様子見してると思いますね。だから、これは延期になる可能性というのが出て来た。

ただ、問題はですね、仮にこの新型コロナウイルスの事がなくても、日本としては、この習近平国家主席を今ね、例えば去年からの香港の問題、或いはそのウィグル人に対する非常に苛烈な人権弾圧が言われている中で、果たしてその国賓で、特に陛下のお客様としてお迎えする様な形になりますから。


飯田:国賓はそうですよねぇ。


有本:これをやってしまう事が果たして日本として良いかっていう事には、相当、異論反論が有りますよね。日本国内。特に自民党の中からも有りますヨネ。


飯田:そうですねぇ。まぁ、国益を守る会の方々を初めねぇ。申し入れをしたりとか、色々な形でね、反対も出てますよね。


有本:そうですよね。だからその国益を守る会って青山さんたちの会もね、あれも段々段々人数が増えて、50人超えてるのかな。だから嘗ては非常にマイナーな自民党保守派の一部の人たちが言ってるみたいな雰囲気だったけど。

そうじゃない流れになってくるとね、やっぱりこれは、元々政権としても、チョッと頭の痛いところだったワケですよ。だから、この流れで延期をするという方向になっていくのかなと思いますけれども。

ただね、やっぱりチョッと考えなきゃいけないのは、今回のこの新型コロナウイルスによってね、まぁ、日本の経済とか、或いは国民の生活っていうモノに相当な影響が出る。

1番分かり易いのは、勿論インバウンドなんですけど。インバウンドだけじゃないんですよね。例えばさっきチョッとね、リスナーの方のメールでありましたけどね。今、入試をやってるじゃないですか。

実はね、航空便を止めてないという事の多分理由の一つでもあるかもしれないけど、日本は諸外国と違って、今が入試シーズンなんです。で、留学生の入試も今やってるんですよ。

で、私も大学教員の友人なんかに聞くとね、非常に不安を覚えるって言ってんです。不安を覚えるっていうのは、その自分がうつるかもしれないというよりも、やっぱり学生に広まってしまったら、どうしようってのがあるワケですよ。

っていうのは、一般の受験生の受験もやってるから。だからそういう意味でも、そのぉ、大学もね、少子化が進んでいる中では、中国からの留学生頼みの部分ってのは、かなりある。で、インバウンドも勿論そう。

それから、働き手という意味でも、エーッと今日本に居る、外国人の労働者。これはそのぉ、単純労働を含めて。高度な労働も含めてですけれども。150万人位居る内の多分40%近くは中国人じゃないかな。


飯田:ホォーなるほどぉ。


有本:ウン。ですからそのぉ、色んな所で、やっぱり中国との繋がりが断たれると、回らないという所が多くなり過ぎちゃったんですよ。


飯田:既にそういう状況にあると。


有本:有るという事ですね。でぇ~特にね、又更にね、ここ数年で言うと、日本は先進諸外国とチョッと傾向が違いまして、中国への対中投資ですね、これ又、増やし傾向にあったでしょう。


飯田:あぁ、そうでした、そうでした。


有本:しかもその大半が、車産業なんですよ。車産業ってのは、日本の基幹産業なんだけれどもね。この会社が続々向こうに投資を増やしていた。で、トヨタなんかは、確か今週からでしたっけ、向こうの工場稼働させるって言ってましたね。


飯田:17日から…あのぉ、稼働している様ですね。


有本:そうですね、一部。ですから、そういう風な形でね、実は今の日本の社会は、例えば嘗てのSARSとか何とか。まぁ、あの時は日本はね、なかったけれども。

例えばね、中国からこっちに来る人の数だけ比較しても、20倍ですよ、当時の。ですから、あらゆる分野での、その人を介した関わり合いというのは、物凄く密接になっているんですね。

この事が、やっぱり一つのリスクという風になった時、大変な事になるって事が今回分かったワケですね。

ですから、この辺りも含めて、中国との関係というのを…別に喧嘩をする必要はないけれど、ある意味…ホントの意味での正常な関係をどうやって見定めて作っていくかっていう機会にすべきだと思いますよね。


飯田:今迄なし崩しに来ちゃったって事?


有本:そう、そう、そう。関係改善すればイイみたいな話なんだけど。


飯田:そうじゃないだろうと。


有本:普通の関係というのは何処なのかという所をチャンと見定める時に来たんじゃないかなぁという気がしますねぇ。




習氏国賓来日に反対 自民有志「護る会」の声明全文
2020.2.14 19:51 産経新聞
 自民党の保守系有志議員のグループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」は14日、4月に予定される中国の習近平国家主席の国賓来日に反対する声明をまとめ、代表幹事を務める青山繁晴参院議員らが首相官邸で岡田直樹官房副長官に手渡した。
 声明は「習氏の来日そのものが、『武漢熱』(新型コロナウイルス)が終息したと日本が認めたかのようなメッセージにつながりかねない」などとしている。
 青山氏は、記者団に「中国国民も不安に思っている中、日本が(新型コロナウイルス終息に)太鼓判を押すように見えたら、中国にダメージがある。少なくとも(習氏来日は)延期すべきだ」と語った。
 声明の全文は以下の通り
    ◇
 中国はいまは、いわゆる「武漢熱」の蔓延(まんえん)を食い止めるべく、武漢、温州等数多くの都市を封鎖し、かつてない対策を強いられている。また、自らの対応の誤りにより拡散させた疾病によって、世界中が多大な困難に直面しているにもかかわらず、情報開示等の対応には大きな問題がある。
 この「武漢熱」のさなかにも、中国による尖閣諸島周辺に対する公船や空軍機でのわが国への挑発行為は一向にやまない。そしてかねてより私たちが深く懸念している邦人拘束事案、および香港・チベット・ウイグル・南モンゴルにおける人権弾圧についても、何ら解決の兆しがない。
 首脳外交は大いに進めるべきだが、このような状況を改善し、国民が習近平国家主席を歓迎できる雰囲気をつくれるかどうかは、ひとえに中国側の努力にかかっている。そのことは、年末の安倍晋三首相、茂木敏充外相、河野太郎防衛相の訪中時に、わが国はしっかりと伝えている。
 そうした現状をかんがみるに、現時点でかかる懸案は何一つ問題が改善されていないばかりか、今般の「武漢熱」の完全な終息を見る以前での習主席の来日そのものが、世界に対して「武漢熱」が終息したと日本が認めかのような誤ったメッセージの発信につながりかねず、その観点からも習主席「来日」そのものも適切ではない。もはや国賓としての来日のみならず、今春の習主席の来日そのものに、断固反対であることを政府に申し入れるものである。
 また、地方自治体による中国へのマスク等物資の支援は一概に否定されるべきものではないが、国内において日本国民の日常生活、および医療機関や介護施設での不足が著しい現状においては慎重を期すべきである。仮に支援を実施するならば、少なくとも日本において疾病のピーク、終息の見込み、需給関係の見通し等を踏まえ、国内の必要量を確保した上で余剰分を支援に回すべきである。また備蓄物資は地方交付税措置であることから、外国への支援を行う場合は、国との連携・調整の上、適切に執行されることが望ましいと考える。
令和2年2月14日
日本の尊厳と国益を護る会
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