教室の一角にはさんすうおもちゃを並べています。
毎月少しずつ変えていて、今月はこんな感じ。
生徒さん達はレッスンが少し早めに終わった時や、レッスン終了後の保護者の方への説明の間、こちらのおもちゃで遊んでもらっています。
その中で大人気なのがアニア!
動物、特に恐竜が好きなお子様が増えているのかな?と感じています。
動物や恐竜の素敵なアニメや図鑑もたくさんありますね。お洋服も恐竜柄をよく目にして、その人気の高さが伺えます。
体験でさんすう教室に初めて来られるお子様の中でも、アニアで遊ぶ子がとても多いです。
もともと、海の生き物、陸の生き物、恐竜と仲間わけをして「集合の理解」のために置いていたおもちゃですが、実際には生徒さんはごっこ遊びを中心に自由に遊んでいます。
まだ通い慣れない教室で、お預かりのレッスン。
せめて教室では安心して過ごせるようにと、通いはじめの生徒さんが50分のレッスンをがんばった後は、ちょっとさんすう教育とは離れてしまうけれど、まずはこの教室に慣れることを優先して、自由にアニアで遊ぶ5分があってもいいと私は考え見守っていました。
ところが、何人かアニア大好きな生徒さんが増えてくるにつれて、あるアニアから数学へと興味が向かう法則に気づいたんです。
それは、
まず、アニアを楽しみに教室に来てくれる第一段階があります。
そのうち、教室に並べられた他のさんすうおもちゃに興味を持ち、アニアで遊ばなくなる第二段階。
そして、もう1問!次の問題やる!と時間いっぱいまでプリントに取り組み、教室にあるおもちゃで遊ばなくなる第三段階。
アニアで教室に慣れて、安心した環境で先生との信頼関係を築き、先生が話す言葉を聞くようになると、さんすうの面白さが伝わって、いつの間にか数学の世界に夢中になる。
もしかすると、こんな共通の成長があるのかもしれません。
「遠回りのように見えるけれど必要なプロセス」というものが幼児教育にはあるんだなと、そんな生徒さん達の姿から感じています。