ソマリアへの道

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モガディシュ・ツアー概要

10月13日(土)

モガディシュの国際空港で護衛チームがピックアップ。

まずはホテルに行き、ブリーフィング。

その後、モガディシュ市内観光。ビーチを散策したり、イタリア植民地時代の建造物を見学。

市内観光は武装した護衛チームが随行し、地元フィクサーにも手回し。

10月14日(日)

モガディシュ市内観光。市場や港などを見学。

10月15日(月)

護衛チームが空港まで送迎。最終日の観光はなし。

これでツアー代は1人1250USドル(約14万円)。

ツアー代に含まれているのは、宿泊費(Wi-Fi付ルーム)、ホテル内での食事、空港送迎、ガイド兼通訳1名(英語)、武装護衛4名(車両2台)、ビザ・サポート(要するにインビテーションレターの発行)。

含まれていないのは、ビザ代(50USドル)、海外旅行保険、モガディシュまでの航空券、ホテル外での食事、チップ等。

ツアーを敢行するのはイギリスの秘境専門ツアー会社アンテインドゥ・ボーダーズ。

どうやらツアーはトルコ航空を使ってのモガディシュIN&OUTを想定しているようで、トルコ航空のフライトだと10月13日(土)は朝8:00にモガディシュIN、10月15日(月)は朝8:55にモガディシュOUTになる。

日程的には2泊3日だけど、実質の滞在は49時間(2日間)というツアーの14万円が安いとみるか高いとみるか…

払えない金額ではないけど、1日7万円と考えると高いな。

心配事

移動の足って耐爆装甲車かな? いや…ぜってー違うだろうな!!

普通にランクルだと思う方に一票。

かつてリアル北斗の拳ワールドだったソマリアからは大幅に治安が改善しているとはいえ、決して“治安が良い”わけではない。

全国統一を目指していたイスラーム原理主義勢力アル・シャバーブも都落ちして今はだいぶ落ち目。今や軍事力ではガチンコ勝負できなくなった裏返しにテロに走り気味。

直近では、昨日9月10日(月)にモガディシュ市内のホダン区役所を自動車爆弾でテロ攻撃し6名が死亡している。1週間前の先週2日にも市内のハウルワダグ区役所で自動車爆弾テロがあり7名が死亡。

傾向としては政府系の建物とAMISOM(アフリカ連合平和維持軍)がアル・シャバーブのターゲットにされていて、攻撃方法は主に自動車に爆弾を積んで自爆するテロ。

ターゲットになりそうなところで言えば空港以外に旅行者が近づくことはないだろうけれども、万全を期して移動時に使う車両が対爆仕様なら個人的にはちょっと安心ってのはある。

ただ…昨年10月にモガディシュ市内で起こった爆弾テロ並みの攻撃だったら対爆装甲車に乗っていても死ぬと思うけど。昨年10月のテロは、自動車は自動車でもトラックに爆弾を満載したトラック de 自爆テロ。しかも並走していた石油タンクローリーが誘爆したせいで500名以上が死亡している。

あと、耐爆装甲車で市内を走ってるとそれはそれで目立ちそうというデメリットもある。

行き方

さて、問題が日本からモガディシュまでの足!!

調べたら、ケニアのモンバサから木造貨物船をヒッチ(船長と交渉)してモガディシュINする方法もあるようだけど、2~5日(天候によってはそれ以上)とスケジュールが全く読めない上に海賊に襲われる危険性がかなり高いらしく、普通に飛行機で入国する前提で。

ソマリアの首都モガディシュの空の玄関口はアデン・アッデ国際空港(空港コード:MGQ)。

ややこしい名前の空港だ…

「アデン」と言ったら、普通はイエメン第2の都市アデンを思い浮かべちゃうだろ!!

ちなみにイエメンのアデンの空の玄関口はアデン国際空港(空港コード:ADE)。

Expediaでは、そもそもモガディシュ(MGQ)が出てこないという…

アデン・アッデ国際空港に定期便がある主な航空会社は以下の通り。

ジュッバ航空:ソマリアの航空会社。ドバイ、アジスアベバ、ナイロビ、ジブチ間に定期便あり。

ダーロ航空:ソマリアの航空会社。アフガン航空やエリトリア航空らと並んで安全性評価が二つ星という素敵な会社。高度1万2千フィートを飛行中に機体に穴が開いて、乗客の男性1人が外に吸い出されて死亡したからだろうけど。

Footage captures scene inside Daallo Airlines flight after explosion rips a hole in it

ドバイ、ナイロビ、ジブチ間に定期便あり。

アフリカン・エクスプレス・エアウェイズ:ケニアの航空会社。AMEXならぬAFEX。

トルコ航空:唯一のスターアライアンス組。イスタンブールから直行便の他、ジブチ経由モガディシュ行きも就航。

意外と“アフリカのハブ”を目指す隣国エチオピアの国営エチオピア航空はモガディシュには乗り入れていない様子。ソマリランドの首都ハルゲイサには乗り入れているところをみると、政治的な理由だろうか?

10月13日のツアーに間に合うように、最安で行く方法を調べてみた。

アエロフロート・ロシア航空

成田(10月11日12:15発)モスクワ経由イスタンブール行(10月12日0:50着)

カタール航空

イスタンブール(10月12日13:25発)ドーハ経由ジブチ行(10月12日23:50着)

フレックスフライト

ジブチ(10月13日8:30発)ハルゲイサ経由モガディシュ行(10月13日11:30着)

片道だけで利用航空会社3社、乗り継ぎ5回、所要53時間15分!!

これで、往復20万円。

もしくは全てトルコ航空で、成田発イスタン経由ジブチ経由モガディシュ行きにすると往復26万円。

…6万円差だったら、オレなら全てトルコ航空の方を選ぶ。

大体、48時間だけ滞在するために往復100時間かけて行く意味がちょっと分からない。

もう完全に移動がメインになるし!!

こう考えると、日本から50万円近くかけてわざわざ行くほどの価値はあるのかな?と。

偶々ジブチにいるとか、ナイロビにいるとか、ドバイにいるっていうのなら、航空運賃を合せても全部で20万円くらいのツアーになるだろうから、また別の話になるけど。

単体で行くってよりは、どこかと絡めて「ついでに行く」くらいじゃないときついな…

ダナキル砂漠に行った時に、ソマリランド&モガディシュのソマリ三昧という手もあったな。今となってはもう既に時遅しだけど。

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