「押し紙」を認めへん新聞社、ようそれで他社の不正隠蔽を報道できるな。

走る小
 地方議員として、ネットでの知名度はナンバーワンという福岡県の行橋市議会議員の小坪慎也さんのブログに、11月1日に衆議院第2議員開会で開催された「押し紙を考える勉強会」の動画がアップされました。小坪さんのブログはまだ前編なので動画は半分で、こちらの「MEDIA KOKUSHO(メディア黒書)」には全部アップされてます。

 「押し紙」というのは、実は私は以前、広告関係の会社におったんで知ってはいましたが、まあ必要悪、ぐらいの認識でした。小坪さんはこれを取り上げることにしはったんですね。この動画は衆議院の第二議員会館という公的な場で、木原稔衆議院議員の発言も収録されています。もう2週間以上経ちますが、マスコミは一切報道しませんね。

 昨年の11月に、日経新聞の本社のトイレで、新聞販売店の店主さんが何と焼身自殺しはって、さすがにこれはマスコミでも報道されました。本社でわざわざ焼身て、とんでもないことやんか。実は新聞販売店主の自殺はけっこうあるそうです。ほとんどが経営難が原因、と。そして大新聞社の横暴も明らかになってきています。上記の動画の中でも少しですが、説明がありました。

 実際に購読されている部数より多く販売店に売られている部分を「押し紙」というのですが、販売店としては、新聞社から仕入れる部数によって販促費が入るわけなので、多いめに仕入れたとしても、結果トータルで利益が出ていればまだええ、ともいえるわけです。ところが近年、販売部数がどんどん減ってきて、赤字になってる販売店がものごっつい増えて来たようです。にもかかわらず、新聞社は旧態依然、そのやり方を変えないので、借金を抱えたまま廃業する店もあり、最近にわかに注目されてきたようですね。

 新聞社と販売店の問題でいうと、実はもう10年以上も前から、販売店が新聞社を訴える裁判はいくつかあるようですが、新聞社にはまだ勝てていないらしいです。新聞社の販売店に対する横暴、というわけです。一方、広告を出す側としては、新聞社が明らかに実売よりも多い部数を騙っているわけで、これはもう犯罪、詐欺やんか、と言えるわけですね。ただ、昔からの大きな広告主の一部は既に、効果測定なども導入して、成果支払いに近いものになっているという実態もあるようです。

 そこで小坪さんは、広告主には国や自治体もあるんや、ということで攻めようとしてはります。たとえば選挙公報にしても、この公表部数(ABC協会の部数)に基づいて公報の出稿を決めるわけですから、公金の使われ方としてはこれを認めると問題やと。ただ、上の動画ではそれより何より、「押し紙」「残紙」の存在自体を正したい、と考えてはるようですね。取引自体が不透明であいまい、そこに不正、不法、違法があるやんか、ということですね。

 そしてこれが一番問題なんですが、日頃、例えば最近でいうならメーカーの不正検査やその隠蔽等について、新聞は激しく糾弾しているくせに、自分らの「部数」のウソについてはまったく報道せえへん、これはひどいんとちゃうか、という話ですね。まずは「押し紙」の実態を認め、速やかに実売部数を公表し、販売店と公正な取引をしろ、ということで正面から堂々と攻めていきはるようです。

 まあマスコミは「第四の権力」やそうですから、抵抗はものごっついありそうですね。現に、毎日多数の記者が出入りしている国権の最高機関、国会の議員会館の中で行われたこの「勉強会」、報道したマスゴミはどこもありませんね。まさに国民の敵は内側におるということですね。


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ナニワの激オコおばちゃん
Posted byナニワの激オコおばちゃん

Comments 5

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吹雪  

入管法改正の真意?

スレ違、長文で大変失礼します。
何故安倍政権が入管法改正に踏み切ったのかその原因のひとつが判ってきましたので、忘れない内に書き込ませて頂きます。

まず、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が調査した留学生数の推移を御覧下さい。

http://www.ifsa.jp/index.php?1802-top

2012、13年当りから、留学生の数が急激に増加していますが、原因は日本語教育機関、所謂日本語学校の急増です。日本語学校は2012年当りから増加しているように見えます。この当りで何かあったから日本語学校へ通う留学生が急増したのだと思います。

実は、2010年7月1日に改正入管法(外国人登録制度の廃止と新たな在留管理制度の導入)が施行されており、今まであった在留資格の「留学」と「就学」が一本化されたのです。(2009年の通常国会で可決されています。)

「留学」:大学、専門学校に通う場合の資格。
     週28時間、1日8時間までアルバイトできる。

「就学」:大学、専門学校以外の学校に通う場合の資格。
     ほとんどが日本語学校生。1日4時間までアルバイトできる。

今までの「就学」では、1日4時間しかアルバイトできなかったのが、「留学」になれば週28時間、1日8時間までアルバイトできるのです。これは大きな転機ですね。当然この後、日本語学校が急激に増加し、「留学」と言う名の外国人出稼ぎ労働者が激増することになります。

しかし、この週28時間というのは、1日8時間労働だと3日と半日しかありません。当然、不法就労の温床になりますね。アルバイトを2個、3個と掛け持ちし、銀行口座を複数開設すれば不法就労を判らなくさせられるなど、日本語学校が指導するという悪質なケースもあるようです。

本来なら、留学生のアルバイトを全面禁止すれば良いのですが、遵法している留学生に迷惑が掛かるからでしょうか、そうではなく特定技能1号という就労ビザを作り、就労目的で留学しようとする外国人を受け入れ、管理しようと考えたのでしょう。

そもそも就労ビザがなかったため、日本語学校の授業料を払ってまで出稼ぎに来たのです。普通の就労ビザが出来れば、留学ビザで出稼ぎに来る外国人は激減すると思います。そして、悪質な日本語学校の多くが倒産するでしょうね。留学生という安いアルバイトを使えなくなるということは、残ったブラック企業も倒産するでしょう。真面目な企業は特定技能1号で来日した外国人労働者を雇用しますので、今より賃金が上昇すると思います。いい事尽くめではないでしょうか?

そして何より、特定技能1号で増加すると予想される外国人労働者は、法改正が無ければ留学で来ていた可能性が高いです。ということは、在留資格の留学が減少しますので、日本に在留する外国人と言う括りでは、微増するだけではないでしょうか?

私の推測が正しければ、ひとつ疑問が浮かびます。何故、安部政権は入管法改正の真意を国民に伝えないのでしょう?

2018/11/18 (Sun) 06:52

愛信  

産業革命とエネルギー革命を牽引する新素材CNF(セルロースナノファイバー) の出現

産業革命とエネルギー革命を牽引する新素材CNF(セルロースナノファイバー) の出現

燃料電池の掲示板を読んで、世界一の日本民族の素晴らしさを
知りましょう。

CNFは木の繊維をナノレベル(ナノは10億
分の1)まで細かくほぐした素材。鉄に比べて
重さは約5分の1と軽く、強度は5倍以上。
植物由来のため二酸化炭素(CO2)の排出
削減につながり、国土の7割を森林が占める
日本にとっては調達しやすい持続型資源として
の期待が大きい。

【関連情報】
【ふじのくにCNF総合展示会】

写真をクリクすると講演(ノーカット)が始
まります。 右側をクリックすると配布資料
(合計40枚)が自動更新されます。


詳細は
【燃料電池の掲示板】第3巻
http://www.aixin.jp/axbbs/kfn/kfn0.cgi

【燃料電池のタイトル一覧】
http://aixin.jp/axbbs/kfn/lbkfn0l.cgi

1 【燃料電池のタイトル一覧】第1巻
2 【燃料電池のタイトル一覧】第2巻
3 【燃料電池のタイトル一覧】第3巻(最新版)

詳細は
愛信情報市場(アメブロ版)
https://ameblo.jp/ax02ameba   

2018/11/18 (Sun) 19:11
ナニワの激オコおばちゃん

ナニワの激オコおばちゃん  

Re: 入管法改正の真意?

吹雪 さん、コメントありがとうございます。
なあるほど!そういうことなんか。
しかし、
> 何故、安部政権は入管法改正の真意を国民に伝えないのでしょう?
・・・・・ここですね。ナゾは。
私は実は、安倍ちゃんはまだまだ党内基盤が弱いんやと思います。
国益なんか何にも考えず、早う次の総理になりたいと思うやつらばっかりやから、かなりのドンデン返しがない限り、いつも綱渡り状態になるんかなあ、と、、、。

2018/11/18 (Sun) 19:38

日本国民  

臥薪嘗胆の教訓

> 何故、安部政権は入管法改正の真意を
> 国民に伝えないのでしょう?
安倍首相の苦い経験から編み出した、寝たふり、死んだふり、弱ったふりの一環だと思います。
手の内を易々とい敵方に悟られないためなのではないかと・・。
「敵を欺くには、まず味方から」ということだと考えます。味方が反対するほど、敵を欺くには好都合という事なのでしょうね。
小坪さんブログではこの件に関してご自身から進んで、触れもしませんね。
あっ、お察しでしたか・・・てな処でしょう。

2018/11/18 (Sun) 21:11
ナニワの激オコおばちゃん

ナニワの激オコおばちゃん  

Re: 臥薪嘗胆の教訓

日本国民 さん、コメントありがとうございます。
> 「敵を欺くには、まず味方から」ということだと考えます。
・・・・・きっとそうなんやろうな、と私も思います(半分願望)。

2018/11/19 (Mon) 14:06

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