レイアが会いに来てくれたよ。

秋休みの最後の日に、白いシクラメンを持って。

あなたの変わらない優しさに有難う、っていう意味なんだって。

純な気持ちを感じたよ。

君の彼女ではなかったみたいだけど。。。

色んなことを一緒にして、

楽しい思い出がいっぱいあったんだね。

そんなことを沢山沢山話してくれたよ。

君の部屋で。

話して話して、それでも話は終わらなかった。

「でも私には全部を見せてはくれなかった。」

時々こみ上げるものを抑えながら話す彼女の横顔を見ながら、

君の短かった青春の一コマをいろいろ想像してみたよ。

ただ友達は、君の心の影を感じていて、

心配していたそうだ。

だから、君が行方不明になった時、

クラスメイトに回ってきた知らせを聞いて

彼女は思ったんだって。

「あっ、逝っちゃったかも…」って。

何も知らなかったのはママンだけなの。

苦しいよ。