こんなにも税金が使われているのに?効果は???
あなたは
「医療機関ネットパトロール」をご存知ですか?
美容医療や歯科治療で
医療・治療で被害が多発したこと
美容医療(※1)などの自由診療(※2)を中心に、「ウェブサイトに掲載されていた料金を見て受診したら、
- カウンセリングの結果、より高額な費用がかかると言われた
- ウェブサイトの術前・術後の写真を見て、自分も痩せると思い契約したが効果がない
などのようなトラブルが問題になっています。
消費生活センターなどに寄せられた美容医療サービスに関する相談例では、
インターネット上の広告をきっかけとしたトラブルの占める割合が上昇傾向にあると言います。
※1 美容医療:美容を目的とした次のような医療サービス。
- 二重まぶた、
- レーザー脱毛、
- 豊胸、
- 脂肪吸引、
などの「美容整形」、
- 歯を白くするホワイトニングなどの
「審美歯科」 など
※2 自由診療:保険適用外のため、費用全額が自己負担となる診療のこと。
出典:政府広報オンライン
医療法が改正になり
医療機関のホームページが規制対象になりました。
そして
2018/06より医療機関ホームページガイドライン、と医療広告ガイドライン、が発表・施行され
厚生労働省の委託事業として
医業等に係るウェブサイトの監視体制強化事業の開始
医療機関のウェブサイトにおいて不適切な表示が認められる等の指摘を踏まえ、
8月24日より、「医業等に係るウェブサイトの監視体制強化事業」を開始し、
医療機関のウェブサイトの監視体制を強化します。
本事業においては、広く一般の方からも通報を受け付けます。
通報先等の詳細についてはこちら
http://iryoukoukoku-patroll.com
http://iryoukoukoku-patroll.com/
これの平成29年度予算が 41,540千円です。
つづき平成30年度予算が 50,602千円です。
もちろん
厚生労働省の予算ですから
全て、税金で賄われています。
それで成果が表れたのでしょうか?
施策としては、医療を受ける人の保護のためですから
反対している訳ではありません。
しかし
- パトロールの成果が出ているのでしょうか?
- どの様なパトロールをしているのか
- どのような成果があったのか?
厚生労働省は24日、虚偽・誇大等の不適切な表示がみられた医療関係のウェブサイトが、昨年8~12月の5カ月間で、85件確認されたと発表した。
厚労省は昨年8月、日本消費者協会に委託して医療機関のウェブサイトを監視する事業(医療機関ネットパトロール、iryoukoukoku-patroll.com)を開始した。同事業で12月までにウェブサイト730件を審査した結果、「最先端のがん○○療法に副作用はありません」「この夏おすすめ! 特別プラン」「●●満足度ランキング△△部門全国総合1位」など、嘘や大げさな表示を行っている不適切事例が85件あった。
医療広告を巡っては、昨年6月に成立した改正医療法により、ウェブサイトの表示が規制対象となった。今年6月には改正法が施行され、不適切な表示には都道府県による中止・是正命令および罰則が適用される。患者の主観・伝聞に基づく体験談の掲載や、詳細な説明なしのビフォーアフター(術前術後写真)掲載の禁止を盛り込んだ『医療広告ガイドライン』改訂版も6月から適用される。 出典:日本医事新報社
これでは、予算に見合った成果とは言えない?
- 年度が終わり公表・公開されるのでしょうか?
医療広告ガイドラインを守らないと
ゆくゆくは
☑ これまでさんざん
患者さんの声、症例写真などをサイト上に掲載して急成長した医院は
一定期間は優位性が保たれるが、
医院は衰退し、最終的に淘汰される
☑ 楽な道を探し続ける医院は一時的に楽な方法を見つけられても、
さらに規制が強化され、
道がふさがれて持ち時間を使い果たす
☑ 整体、治療院、接骨院などの業界も
同じような規制がいずれかの政府機関によって実施されて
今回の医療業界と同じことが起きる
☑ エステ、マッサージなどの美容、健康業界にも同じようなことが起こる
☑ それ以外のほとんどすべての業界にも、誇大広告の規制が広がる
☑ ドクターが積極的に時間を割いて対応しない医院は淘汰される
ことになると
思うのですが、あなたはどうですか?