快聴亭夢想録

戯休「今日は蔦屋家電エンタープライズのCDプレーヤー『BCD』のお話。　
」
修道女「蔦屋って、あのレンタルの蔦屋ですよね？」
戯休「そうそう。　普通に家電も扱ってる店舗もあって、二子玉川の蔦屋家電ってとこになると、それはもう立派に家電店。」
司祭「クックック・・・・。　偶にTVで取り上げたりしますしねぇ。」
戯休「俺の中では、意識高い系家電店の名を欲しいままにしているぞ。」
修道女「主殿がそう言うと、悪い意味でしか受け取れないんですけど。」
戯休「それは明らかに誤解だな。　それに、俺が拒絶反応を示すということは、一般的な方々にとってはとても過ごし易い空間であるともいえる。」
司祭「それですと、主殿が気に入った場合は必然的に一般的な方々が過ごし難い空間であるということになりますが？」
戯休「・・・・まぁ・・・そこはもう個人の感じ方次第だな！」
修道女「あ、逃げました。」
戯休「まぁ気にすんな。　それでこのCDプレーヤーだけど、一言でいえばそれこそ今時のCDプレーヤーだなと。」
司祭「今時ですか。　するとスマホと連携したりとか、そういう感じですかね？」
戯休「方向性は近いかな・・・。　CDを再生するんだけど、それをBluetoothで飛ばすというプレーヤーなのよ。　価格は15800円。」
修道女「えーと・・・アナログ出力もデジタル出力もない、ということですか？」
戯「それどころかイヤフォン端子さえもないという。　凄い割り切り方をしてるよね。」
司祭「聴く為には、Bluetoothを受信・再生する機器が必要ということですねぇ。」
戯休「言い換えれば、Bluetoothを受信・再生出来る機器ならほぼほぼ鳴らせると思っていいということになるかな。」
修道女「・・・実際、どうなんでしょう？」
戯休「企画意図として、最近聴いていないCDをもっと聴こうよというものであるらしく、それについては激しく同意せざるを得ない俺ガイル。」
司祭「若い人の間では、ダウンロード販売どころかストリーミングサービスが主流になりつつありますしねぇ。」
戯休「少なくとも、通常のがっしりしたCDプレーヤーを用意して、それを買って聴こうぜ！といったところで、買う若い人はいないだろうと俺でも思うわ。」
修道女「これなら買ってくれたりするんでしょうか・・・？」
戯休「興味は持ってもらえそうじゃない？　俺的にはもしこれが光デジタル出力でもあれば、欲しいよ。」
司祭「今迄CDを集めていて、今は眠っている方々が、また使ってみようかと思えるくらいでも十分ですかねぇ。」
戯休「感心したのは、バッテリー駆動も出来ることかな。」
修道女「外に持ち出して聴けるってことですか？」
戯休「俺としてはCDを持ち出すのは破損の危険があるから非推奨だけど・・それよりも、デスクトップで使う際、それこそワイヤレスで使えるというのが大きいかなと。」
司祭「クックック・・・。　無線を謳う多くの機器に惹かれて買った人が、結局電源ケーブルが必要じゃないかと失望するのはよくある話ですよ、ええ。」
戯休「どこかで充電する必要はあるけど、ひょいと持ってきて、適当なところに置いて、CDを聴ける・・・うん、確かに相当気軽ではないだろうか。」
修道女「小型軽量で、扱い易そうなのもいいですよね。」
戯休「こんなん二子玉川の蔦屋家電でオサレに使われてみ？　インスタ蠅な方々だって辛抱堪らんぜ？！」
司祭「・・・・心の中のどす黒い本音が誤植に滲み出てますが。」
戯休「オゥシット。　だが褒めている気持に嘘偽りはないのだぜ？　CDのないコンポを使っているヤングは是非にこういうのでCDを楽しむ事を生活に加えてほしい。」
修道女「でも意外ですよね。　ツタヤがCD再生を楽しもうという提案をしてくるなんて。」
司祭「むしろレンタル＆リッピングでCD販売落ち込みの一端を担っていそうですがねぇ。」
戯休「やめれ。」