The final day 〜コンパヤックボクシングクラス〜 | ボクシングと総合と時々タイ語inバンコク

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りくと12歳。言葉の通じないタイ人に囲まれ練習に励む日々。タイのジムに出稽古に来る日本人プロボクサーにたまに会えるのが彼にとって大きな喜びだったが、コロナで2年半一時帰国も出来ない状態に。
学校でさえ行けない日々が続いたが、海外で細々と練習を続けている

1年半通ったコンパヤックボクシングクラスを卒業することになったりくと。

今日がりくとの練習最終日だった。
コンパヤックボクシングクラスに来る子供たちは、タイ人と日泰ハーフが大多数で、
クラスの子供が増えてきたが、依然先生一人で教えている。
そういうこともあってか、
練習にきてるのか?
遊びに来てるのか?
よくわからない…
という状態になってしまうこともしばしば。
 
子供達に教えている先生の姿は、元世界チャンプというより、暴れん坊の多いクラスの先生のように。。。
ここは異国。
文化の違いはあって当然。
しかも空手道場だ。
りくとは、今通っているウルフジムでの充実した練習を重ねるに従って、
コンパヤッククラスでの練習に気持ちが入らなくなってきた。
他のお友達が、練習中遊んでいる中、
一人でサンドバックを打ち続けさせるのも、親としてとても苦労した。
 
この環境の中でも黙々とバックを打ち続けることができたことは、
父親から見ても良く頑張ったと思う。
 
りくとの心の中にも、
『僕もみんなと遊びたい』
『なんで僕だけ練習しなきゃいけないの?』
そういう気持ちは絶対あったと思うが、一度も言わなかった。
 
その代わり言ったことは、
「誰も真剣に練習してない」
「あそこで練習してもこれ以上強くなれない」
「もっと強くなりたい」
 
残念ながらここは空手道場でありボクシングジムではない。
あくまでも、『子供達にいろんなものにチャレンジを!』
と、道場側の好意で行なわれているクラスに過ぎない。
 
親としては子供の気持ちに、出来るだけ応えてあげたい。
 
先生との出会いと、道場に、感謝したい。
そもそも道場師範の、
『空手道場にも関わらず、ボクシングクラスを始める』
という英断があったからこそ、コンパヤック先生に出会えたのだから。
by ポーりくと
このクラスで初めて本物のチャンピオンベルトに触れた。
↑りくとが見たいと言い続けるから、
わざわざご自宅から持ってきてくれた。
たくさんミットももっていただいた。
ブログで何度も書いたが、
スパーリング(もどき)もたくさんしていただいた。
コンパヤック先生の復帰からのアジアタイトル挑戦と防衛戦の事は特に忘れられない。
先生には次に控えるビッグマッチで、
再度ベルトを巻いて欲しいと思うボクシング