2018年10月22日月曜日

セカンドオピニオン・・??・02

兄の脳腫瘍で某病院にセカンドオピニオンを受けに行ってきた。
相談の担当医はとても良い先生で、
結果的には、今の担当病院での治療とほぼ変わらず、
治験を受けるチャンスは今は少ないとのこと、
生活、精神面でのケア的意見はとてもよかった。

1時間の相談で、結果的に言えば今の病院の治療で十分だというこだ。

医療的にはそうかもしれないが・・
セカンドオピニオンを受ける患者・家族にとって、

少しでも希望が持てる、
今の療養環境と比較して病院への距離が10分でも短い、
今の通院している病院対応がいまいち不満があるなど・・

頭のどこかで、より良い病院に転院したいと思っての人が大多数であると思う。
セカンドオピニオンで転院の話はすべき場ではないことは重々承知だが
少し触れたら、今の病院の治療で十分だということで、うちの病院に来ないでくれという冗談めかした返答だった。

どこの病院でも患者で溢れかえっているから、その意味もわかるし
病院の立場にたったら理解もできる。

でも、このセカンドオピニオン制度は何か釈然としない
一言で言えば、相談内容は別にしても、
患者が転院希望を匂わせたら、いつでもきてくださいと言えないものだろうか?

患者にとっては信頼できる医師、コミュニケーションがうまくいく医師
病院環境、対応、総合的に考えて自分の病気を治すべく日夜葛藤している。
患者の権利として病院選択の自由はあるはずだし、

人権問題として無理すれば転院はできるが
それにはまた、担当医師の紹介状や画像データがまた必要になってくる
転院したいとは患者・家族にとっては非常に言い出しにくい、
病院の不満を持ち出さないと転院理由にはならない。
嘘も方便ということもできるが・・そういうこと、なんだか嫌だし・・

IT技術の発達した、今、今時CDでの画像やら、手紙での紹介状は
医療データは時代にそぐわない、データ圧縮してパスワードかけて
転送すればいいことなのに・・・お金も手間もかからない。
(医療データを書くのは医師にとって面倒な作業ということはよく聞きますが????)

社会保障制度、医療制度とかその財源とか色々なことで
全てが今の医療状態なってしまっているのだろうと推測するが・・
患者の様々な負担は重い・・

私の前立腺癌の経過観察はもうあと1ヶ月でやってくる
これも悩ましい・・・PSAの上昇がないことを祈るばかりです。


1 件のコメント:

  1. 川野様
    初めまして。
    セカンドオピニオン 本当にその通りですね。
    単純に今の治療方法の是非だけ聞きに行くわけではないですし
    聞きに行く相手を選ばないと、今のままで大丈夫、で終わってしまいます。
    こちらの知識を高めると言っても、高度な知識は持ち合わせていませんから、
    「転院を視野に入れてもいいかもしれません」くらい言ってもらえると、
    患者側は参考になりますよね。
    ご自身もお大事になさって下さいね。

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