情報から身を守る

ニュースを見ると、ひどい話ばかりが目に飛び込んできます。
多くの人が怪我をしたり殺されたり…。幼児虐待や性的暴行の話も多いです。事件現場の映像が映し出されたりもします。こういうものが目や耳に焼き付いてしまってなかなか離れない人もいると思います。私も調子が悪い時は余計に落ち込んでしまったり、逆に軽躁状態になってしまうこともあります。自分で見たくもないはずの情報をとりつかれたように調べたりして、結果的にさらに大きなダメージを受けてしまうのです。

私にとっては、誰かが自殺した話とか心霊体験の話とか虫の話などもとても聞きたくないものです。でもこういう話はバラエティ番組などでもふいに出てくるものだし、CMでこの季節に増えてくる害虫駆除のリアルな映像なども見たくないのにふいに目に飛び込んでくるものです。こうした情報は私のような人間にとってはある意味暴力的だとも言えます。あらゆるものにネガティブな反応をしていてはとてもやっていけないとと言われるかもしれませんが、そしたら何もかもに耳を塞がなくてはなりません。ネガティブな言葉や映像ばかりを強く記憶してしまう人間もいるのです。

不快感を与えるような話は、相手が聞きたがってもいないのにむやみに話すものではないと思います。でも身近な人がそういうことにデリカシーを持たないとなると、結構なストレスを受けることになります。私の実家などはまさにそういうことが多く、誰かが言い始めると自分も自分もと盛り上がってしまうので、聞きたくない話を聞かされることになります。この前実家に帰った時に、心霊体験談が出て(もう何度も聞かされているのですが)、調子の悪かった父が珍しく「その話はもういい!」と声を荒げたので、同じような気持ちだったのだろうと思いました。今そんな話をしたくないというようなタイミングは誰にでもあることですよね。

テレビやインターネットのニュースなどはあえて見ないようにするなど、情報から距離を置く、または遮断することも自分を守るために必要なことだと思います。SNSはミュートしたりNGワードを設定するなど一時的に情報を避けることも可能です。自分で取りに行かなくてもどんどん情報がやってきてしまう時代ではありますが、自分で工夫して身を守らなければなりませんね。

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