世界と比べると100年以上続いている企業が
日本には約15,000社あり、2位のドイツは約1,000社だ。
そして、創業200年以上の企業のうち56%が日本だ。
その多くがファミリービジネスつまり同族経営
であることも特徴だろう。
先日、星野リゾートの星野社長の講演を聞いた。
コロナ禍で旅行、ホテル業界は大打撃を受けたが、
GoToキャンペーンの効果は絶大で、
星のやも稼働が急回復しているそうだ。
星野社長は、星野リゾートを飛躍させたことで
知られるが、実はファミリービジネスの研究を
ライフワークにされている。
海外にはファミリービジネスを学問として、
アメリカのハーバードビジネススクールを始め、
複数の教育機関があるという。
スタンフォード大学ビジネススクール、
スイスのIMD、
フランスにはINSEAD、などだ。
そこでは、企業を次世代に引き渡すための
課題や軋轢を解決し、かつ伝統を守り、
永続的に発展するための教育が行われている。
星野社長は、日本のファミリービジネスの問題点を
「ボンクラ息子問題より頑固オヤジ問題」
と表現されていた。
経験値が浅い「ボンクラ息子」が継ぐことよりも
固定概念の強すぎる「頑固オヤジ」が問題
ということだ。
日本を支える同族、中小企業がこれからも
永続的に繁栄するために私も頑固オヤジ
問題に取り組んでいきたいと感じた。