車の名義変更をする時の書類の書き方や流れ
車の名義変更は、車を譲渡する際に必要になります。
取引する相手がディーラー等の場合には、手続きはディーラーがやってくれますので、こちらは手続きの知識は不要になりますが、個人売買では自ら手続きするケースもありますので、名義変更の際に書類の書き方や流れを理解しておく必要があります。
また名義変更では現所有者と新所有者がそれぞれ書類を準備する必要がありますし、書類準備に時間がかかってスムーズの譲渡できない可能性がありますので、事前に知っておくことが重要です。
その場合には、自分で手続するのではなく専門の代行業者に依頼するのも手かと思います。
車の名義変更を代行してもらうと費用は?
代行業者は、名義変更だけでなく車の受け渡しに関する全ての作業を代行することが可能です。
全ての作業を依頼すると最大で6万円ぐらいの費用が必要になりますが、自分で行うのが難しいと思ったら相談するのがいいかと思います。
では名義変更を自分で行う場合には、どんな準備が必要になるのでしょうか?
車の名義変更を自分で行うために準備するものは?
手続きの際に必要となる現所有者と新しい所有者が準備する書類は下記のとおりです。
<現所有者>
・自動車検査証
・譲渡証明書(実印を押印したもの)
・印鑑証明書(発行後3ヶ月以内のもの)
・実印(本人が来られる場合)又は委任状(本人が来られない場合、実印を押印したもの)
・住民票(住所変更の揚合)
・戸籍の附票(2回以上転居されている場合)
・誓約書(戸籍の附票が役所の保存期間を経過しており提出できない場合)
・戸籍謄本又は抄本(氏名変更の場合)
<新しい所有者>
・印鑑証明書(発行後3ヶ月以内のもの)
・実印(本人が来られる場合)又は委任状(本人が来られない場合、実印を押印したもの)
・車庫証明書(証明後概ね1ヶ月または40日以内のもの)
さらに所有者と使用者が異なる場合には下記も必要
・使用者の住民票(発行後3ヶ月以内のもの)
・使用者の委任状(使用者本人が来られない場合)
・車庫証明書(証明後概ね1ヶ月または40日以内のもので、所有者と使用者が異なる場合は使用者のもの)
現所有者と新所有者それぞれ書類が必要になります。
注意として転居を何回もしている方は、戸籍の附票が必要になります。
戸籍の附票は住民票とは異なり、現住所の市役所で入手できるとは限りません。
現住所の市役所で追える住所は、前住所までだからです。
3回以上住所が変わっている方は、前住所の市役所に赴いて、手続きしなければなりません。
前住所と現住所の距離が離れていますと、手続きのために時間がかかりますので特に注意が必要です。
また譲渡証明書と委任状は専用の用紙に記入する必要があります。
登録申請書(OCRシート第1号様式)
車の名義変更の流れ
手続きに必要な一連の流れをまとめてみました。
①必要書類の準備
②新所有者の管轄陸運局へ行く ※ナンバー変更が必要な場合は、車も必要
③運輸支局で手数料納付書等を入手し、申請書を作成する。
④手数料分の印紙を購入する。
ナンバー変更がない場合
⑤自動車税、自動車取得税の申告する。
⑥申請用紙一式を提出する。
⑦新しい車検証の交付を受ける。
⑧手続き終了
ナンバー変更がある場合
⑤申請用紙一式を提出する。
⑥新しい車検証の交付を受ける。
⑦自動車税、自動車取得税の申告をする。
⑧ナンバープレートをはずして返納する。
⑨新しいナンバープレートを購入し取り付け、封印場で封印してもらう。
⑩手続き終了
また、手続きが終了したら自賠責保険の名義変更も必要です。
車の名義変更をする上で注意すること
実際に陸運局で続きする際に書類に不備があれば、再度申請し直す必要がありますので、事前に書類を確認することが必要です。
陸運局が混雑している場合がありますので、余裕をもって早めに行くようにしましょう。
陸運局内のどこで手続きすれば良いか戸惑うかもしれませんので、事前に下見をしておくと良いかと思います。
印鑑は実印が必要になりますので、銀行印等と間違えないようにしましょう。
申請は期限がありますので、確実に行ける日を計画しておくようにしましょう。