(草津白根山)
8月22日の草津白根山湯釜火口のようす(東京工業大学火山監視カメラより)
① ""草津白根山の警戒レベル「1」へ引き下げ 気象庁""
2018年09月21日 10時18分
② 今年1月に噴火があった群馬県の草津白根山について、気象庁は21日、噴火警戒レベルを「1」に引き下げると発表した。
群馬県草津市に位置する草津白根山は、1月23日に噴火した本白根山をはじめ、白根山や逢之峰などの火砕丘のほか、湯釜、水釜、涸釜(かれがま)の3つの火口湖がある成層火山だ。
気象庁によると、本白根山の北に位置する湯釜周辺では4月、火山性地震が急増したことから、噴火警戒レベルを火口周辺の立ち入りを禁止する「2」に引き上げた。しかし、最近になって地震活動が低調になり、火山活動が穏やかな状態に戻ってきたため、21日午前9時に警戒レベルを引き下げると決定した。
今後も湯釜火口から約500メートル範囲では、ごく小規模な火山灰の噴出が起こる可能性は残っていることと、周辺の窪地では高濃度の火山ガスが滞留する危険性があるため、地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないよう注意を呼びかけている。