質素な自炊湯治は3日間で打ち切り、4泊目は、我慢したご褒美として?二食付きのホテルとしました。
このホテル聚楽は、時折訪れるみなかみ温泉にもあり、少なからずの憧れがあったが、この万座の方は一人宿泊で目出度く予約が取れました。
まず、ロビーのガラス張りに映える景色が爽快。
近年は、方々の観光施設でアニメキャラを宣伝に活用しているのを見かけるが、温泉むすめって今まで聞いた事が無かった。
その公式サイトを覗いてみたところ、二次元アニメの世界で “○〇○48” みたいなアイドルユニットを作り、全国主要温泉地の観光をPRするプロジェクトがある様です。
もう少しサイトを覗くと、この 万座 千斗星(ちとせ) さんの例にある様に、「温泉地 + キラキラネーム」の組合わせの名前のコ達が各地にいる様です。中には那須 一与(かずよ?)、小野川 小町 などほんの僅かひねったものとか、南紀勝浦**、湯田中渋## なんて苗字としては苦しいでしょ? ってネーミングのコ達がいて、微笑を誘われます。
己には中々入り込めない世界ですが、各々の地方が元気になるならば草葉の陰より応援することにしましょう。
さてさて、お部屋に関しては和室を選んでいたのですが、畳間の段下のエリアにベッドがあって、これはラッキー!でした。
と、いうのも、布団で寝るのが辛い身である事が予約の段階で想像出来ておらず、洋室の選択も有った筈なので、ミスったと思っていたから。
ちなみにTVで安倍さんが映っていますね。無責任野党勢からの、桜を見る会の下らない追及を受けてる場面だったかもしれません。
この時期はまだコロナ肺炎で騒がれる前だったが、己は常に単独行動で、ずっと殺菌力の強い温泉に浸かった旅だったから大丈夫だと思っているのですが。
その部屋の窓からは綺麗な銀世界が伺えます。
そして温泉に突撃です。ここに来る前、複数施設の立ち寄り湯でのぼせ加減だったというのに…
時々見かけるシャンプーバイキングもここには有りました。
そして、残念ながら此処も他のホテル同様、浴場の写真撮影は禁止となっています。
温泉自体は、湯色とか口に認めた時のレモン風味など、感触は他で味わってきた4施設と変わりません。それでも何度も入るのだから、性懲りも無い野郎でございます。
さあ、とても楽しみにしていた夕食といきましょう。
万座のどのホテルもバイキング形式で提供している様だが、この聚楽をチョイスした決め手は、ニジマスの人工種・ギンヒカリがメニューに入っていたから。
長野の信州サーモンとか、新潟の美雪鱒など、そのテの川魚刺身には特別な愛着を持っているものでして。
その逸品は握り寿司として提供される様です。
第一陣の盛り付けはサラダ系を多めにしました。
天ぷらは舞茸と、何故か食卓ではマイナーな海水魚・メゴチ(実はこれも大好き)。胡麻豆腐や、嬬恋名物の高原花豆蜜煮(ほのかな甘さと柔らかさがイイ)、赤城豚の豚汁など地場をアピールする食材が盛り沢山。
続いて第二陣。
第一陣で気に入ったモノを少しリピートし、ちょっと中華料理系を乗せ、ゆば仕立のコーンスープ、こんにゃくラーメン(麺に味が染みず残念)などをチョイスしました。右下のサーモン刺身はごく普通の海モノであり、噂のギンヒカリは最後に楽しもうと。
別の台には“上州麦豚”の豚しゃぶコーナーがあり、そこでセルフで鍋に火を通し、ポン酢ダレを満たした皿に取り、自分の卓に持っていく仕組みになっています。
第三陣はその豚しゃぶ + 炭水化物系を取り揃え(麻婆豆腐も見えますが)、いよいよギンヒカリ(色が違うが、6貫のうちの右半分の3貫がソレ)に辿り着きました。
ところが何と…
美味しくない
というか、
ほとんど味がしない。
シャリも酢飯ではない様で、機械で握っているっぽかったです。
公式HPでも自信満々に宣伝していたモノでもあっただけに、見事な期待外れでした。
でもまあ総体的には満足。デザートも程々に頂いて退散します。
翌朝もビュッフェ形式の食事でしたが、やはり嬬恋産の地場野菜などを嗜みました。
満腹&昼間の湯疲れから一旦寝床に入るが、別のホテルの明かりが窓から見えて実にロマンチックです。
無論、夜中も目が覚めたタイミングで浴場にGO!して翌朝を迎えましたが、折角の思い出という事で浴場で撮影した写真もUPしちゃいましょう。
えっ! これって禁断の行為?
いえいえ、この聚楽においては僅かながら写真撮影してOK、という時間帯が設けられているのです。
さほど広くはない露天風呂ですが、特にこういう絶景露天風呂を写真に収めたくなるのが人の性、というもの。
そのニーズに応えてくれている、という事ですね。
ただし、この時は夜半から吹雪に見舞われ(左側の床にしても清掃の方がせっせと雪掻きをしてくれた状態)、写真を撮りに来る人は他にいなかったと思います。
他のホテルも同じ運用をしているのか未確認ですが、粋な計らいですよね。
実際は、この時間は9:30の入浴終了後の清掃時間帯になっていて、写真を撮るためにちょっと入っていいよ、という感じで、そのための履物も用意してあるのでした。
ちなみに湯口の脇にある換気扇はずっと回っていました(確か、向かい側の壁にも同数有り)。。
硫化水素充満による窒息事故防止の為との事で、これが万座温泉の湯力の証とも言えましょう。。
そんなこんなで、チェックアウトして送迎バスに乗車。軽井沢まで無料で送ってくれるサービスがあるところも、聚楽を選んだポイントの一つになります。
前日泊った豊国館の前も通り過ぎるが、吹雪の中の景色がどこか情緒的で。
これで足掛け5日に渡る強酸性温泉療養もエンディングを迎えました。
(↓ こちらは万座しぜん情報館の展示の1コマ。)
通常だったらこんなに平日を使って温泉行脚など難しいが、休職中(3週間ほど)である事をちゃっかり利用したのでした。
これも椎間板ヘルニア様が発症して下さったお陰??
なーんて事は、無い(キリッ!)。
何せ、金輪際味わいたくない強烈な痛みを三か月強 耐えてきたのですから
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