山の日三連休最終日は巻機山に挑みました。

栃尾又温泉に泊まっており、そこから車で約1時間の所に清水峠の登山口があります。

 

駐車場から程ない距離の登山口方面に向かっていくと係の人が、ここは沢登りのある上級者向けのコースで、通常の登山口はもう少し奥にあることを教えてくれた。何か装備の凄い隊が先に進んでいってるなー、と思っていたらそういう事だったのか。

改めて本来の登山口へ。確かにこの奥に、ルート地図が掛かれた大看板と入口があった。登山口車中泊ではないから、いつもより遅めの7時過ぎの登山開始となりました。

 

空は昨日一昨日とは打って変わって青々としている。その分気温も高くなっている訳で、そんな空気が籠った樹林帯の登りが続くため、大汗掻きまくりで、Tシャツ絞りは引っ切り無しだ。

こんな白樺林の映えてる場所でも、適地と判断したらTシャツ絞り(苦笑)。通常の夏山では30分間隔を目安にしているが、この時は前回のシャツ絞りから15分後にもう堪らなくなって…なんて状況でした。

〇合目と標のある通常のスポットで休憩をとってる他の登山者たちを抜き、“お絞りタイム”に嵌まっている時に抜かされる…、というシーソーゲームが続いちゃう訳です。きっと、抜かれる場面では「またコイツ、やってるよ」と心の中では失笑されているんだろうな…

 

しかし、特異体質過ぎますよね。

以前、バンコクの公園でジョギングした時の状況を過去記事から引っ張り出してみると、

 

サウナでもこんな勢いで出ないだろう…、と思える程、勢いが全然止まらないのだ。
このまま俺の体から水分がエンドレスで放出され、死んでしまうのではないか

 

― タイでもこんな奴いないでしょう。

 

こんなしょーもないネタで少々引っ張ってしまいましたが、7合目の開けた場所が見え、樹林帯から脱出でき、お絞り頻度は少なくなってきました。ギリギリ靴/靴下グショグショが回避できたのはせめてもの救い。

振り返ると、前二日間では味わえなかった周辺景色が見渡せます。

そして前方にピークが見える。あそこが最終目的地だと期待したいところだが、途中の“ニセ”巻機山であることは察しが付いていた。
 
一息入れた後、ひたすらの登りに耐えます。
稜線に出れた! 向かいの山が本丸なのだな。
このニセモノは9合目の扱い。
 
ニセモノの頂上から、木道をいったん下っていくことになるが、山小屋がお目見え。水場は少し離れたところにあり、行くのが面倒そうだったので諦め。500mlボトル6本分をこの三日間とも携行して登っているが、大汗の割には水分補給は節制しても大丈夫な体質でもあるようで、こんな日でも頂上まで2本弱で済んだくらい。
小屋の陰で小休止。山頂への最後の?道がはっきり確認できるが、この登りは結構キツかった。
頂上(御機屋、おはたや)に着いた~! ちなみに此処でも、さっきの小屋でも“お絞りMAN”でありました。
 
ここでまた、例の?若者に出会った。
三日連続で俺と同じ山を登り、明日は苗場山に行く人のことです。彼もどこかで宿泊していたらしく、スタート時間も早朝から、という訳でもなかったらしい。それでも稜線上の近隣の山まで行って帰ってきて、反対方向にも行ってまた帰ってきた、との事だった。
自分も、調子が上がれば標準コースタイムの7~8掛けで登山できる身だし、すれ違った人に健脚者として褒められ悦に入ることがあるが、トレランの人なども含め、今から頑張って鍛え直しても全然届かないレベルの人が無数に存在することは重々承知しております。
 
実は、先ほどのピークは“山頂”の標こそ立っているが、最高地点はもう少し先。
軽く登る程度だったし、本日はちゃんとそこまで行きました。
 
御機屋から引き返していくが、眺めは雄大で、こんな快晴下の山登りは久しぶり。
先程も涼んだ山小屋脇で、宿泊した自在館様提供のお弁当を。大きなおにぎりの中身は二つとも梅干し。越後なんだから筋子あたりでも入っていて欲しいものだとガクッときたが、1個で取り敢えず満腹になった。
 
後はもうガシガシ下っていきます。レンタカーを高崎で返さなければならなくて、残り時間でどれだけ温泉で癒しの時間が取れるか、気にしていましたこともあって。
自分なりにエンジン全開で下ったつもりで、やはり所々でシャツ絞りしています(笑)
 
百名山踏破はこれで92座目。三連休最終日の〆に相応しい幕切れにもなりました。
 
 
登山口近辺の某民家の駐車場脇で無人販売あり、デカいスイカが800円! レンタカー借用が東京からだったら是非買いたかったのに…悔やまれる。でも、その他のミョウガやナスなどが信じられない量で一袋100円となっており、買い込んじゃいましたね。
 
旅に出た序盤でこうした無人販売に出くわすことがあって、いいなーと思い、最終日にどこかで買おうというつもりでいると、不思議とその日には出くわさない、というのが定番だったりするのですが、本日は積年のリベンジを果たした気になり、大いに愉快!
小市民の端くれとは、こんなモンです(笑)。

 

 

<当日の行程>

桜坂駐車場7:14→8:01 5合目→8:41 6合目→10:07ニセ巻機山→10:12巻機山避難小屋10:17→10:39御機屋10:49→10:54巻機山10:58→11:06御機屋→11:19巻機山避難小屋11:28→11:36ニセ巻機山→12:25 6合目→12:50 5合目→13:29桜坂駐車場

 

 

結局、アフターの温泉入浴は大沢山温泉の 幽谷荘 一軒に留める事にしました。

評判通りのしっとりヌメヌメ系を味わったが、窓の外は小さな沢になっておりビオトープ観察ブースの様で微笑ましい。

 

行きと同じく、帰路のみなかみエリアでは大雨に叩かれたが、無事高崎に帰還。

レンタカー返却前に、また おおぎや にて一杯。今度は冷やし担々麺。

元々、初めてこのチェーン店の前を通ったときは、夏場の冷やし担々麺の幟が目に留まって意識するようになったもので。

また妙な感想を書くけど、担々麺ってどこのお店でも同じような味な気がしちゃって、美味しいには違いないのだけど、この店ならでは、というのが感じられなかった。

でも、ここの醤油ラーメンやカレーはまた頂きたい!

 

 

今回を含めた4週連続登山では生活面でもとてもタイトな思いを味わいました。

遠征して、帰ってきて道具手入れしたら、また遠征… その合間に現地情報収集など。

 

好きでやってることなんだけど、百名山チャレンジが終わったら、心にポッカリ穴ができるだろうな…

 

 

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