やる気が出ないという人へ

やる気が出ないと感じている人は、頑張りすぎた人なのかもしれません。

日々の忙しさに時間を奪われ余暇を楽しむ時間がなかったり、ストレスを感じる毎日に気持ちがいっぱいいっぱいになったり、余裕のない毎日を過ごしているうちに、なんだか何もしたくないと感じるようになったりする。

嫌なことや辛いことが毎日あったら、そりゃあやる気なんて出ないよね。

けれども、やらないわけにはいかないんだと思って頑張ろうとするから、「どうしたらやる気が出るんだろう?」と問題に感じるんだよね。

やる気が出ない人は嫌なことの出口を作ってあげよう

僕達は、社会で生きていくうえで様々な制約を受けていますから、嫌なことでもやらないといけないと感じることもあるでしょう。

けれども、辛いことの出口がないのはやっぱりつらいと思うんだ。

なにかを頑張ろうとすることも大事なんだけれど、自分を守るためにも何をやめるかも同じように大事なんだよね。

辛い毎日を只々耐える人生は、どんな人にも辛いものです。

自分の人生を辛いだけの毎日にしないためにも、嫌なことの出口を作ってあげて欲しいなと思うのです。

やる気が出ないのは嫌なことを自分にやらせないメリットがある

感情って小さな子供のようなものだから、扱い方さえ上手にやれば可愛いものなんです。

けれど、母親が子供に言うことを聞かせようとあの手この手を使うように、 やらないと大変なことになるよと脅したり、やらざるを得ない状況に追い詰めたり、尻を叩いたりして、嫌なことでも我慢してやりなさいと言うことを聞かせようとしていたら、「そんなの嫌だ!」って反発されることもあるんだよね。

やる気が出ないというかたちで、反発してくるわけです。

こういうときって、厄介な問題に思えてきて、どうにか説得しようとしがちですよね。

「やる気を出すには、どうしたらいいのか?」と…

けれど、見方を変えると、自分に嫌なことを強要し続けていることを止めてくれているとも言えます。

あなたは、本当に嫌なことを絶対にやり続けなくてはいけないのでしょうか?

やる気が出ないのは嫌なことを無理にしようとするから

あなたにやる気が出ないのは、やりたくもないことを自分にやらせようとしているから。

「どうしたらやる気が出るんだろう?」と考えるよりも、どうしたら嫌なことをやらなくてすむのか、どうしたら嫌なことを減らせるのかを考えてみよう。

嫌なことでも、やらなきゃいけないんだと思うこともあるでしょうが、耐えるだけの毎日を選ぶのも、やらないですむ方法や減らす方を選ぶのも、自分で選ぶことが出来ます。

あなたの心の余裕を取り戻すことが出来れば、色んなことに興味を持てるようになると思うんです。

あなたのやる気は、その時に使えばいいんだ。

役立つことより好きなことをしよう

どんな人でも自分が損をすることも無駄な時間を過ごすこともしたくないものですよね。

特別に必要のないものにお金を遣ったり、やったからといって何にもならないようなことに時間を使うのは酷く勿体ないように感じることもあるでしょう。

だからでしょうか、僕達は大人になるにつれて自分がやりたいと思うことより、将来に役立つことをしようとしがちです。

将来役に立つかもしれないと思って、英会話教室に通ったり資格試験の勉強したりする。

役立つことを勉強するのは悪いことではありませんし、知識をつけて自分が成長していくのが楽しく感じるのなら良いことだと思うのです。

けれど、誰かに認めて欲しいということだったり、将来が不安だという気持ちでやるのなら、自分で決めたことなのに「やらされているように感じて」続けていくのもしんどくなるのではないでしょうか?

僕達は、夢中になれることだったり、好きなことなら、周囲の人に「そんなことして何になる」「もう少し役立つことしたら」と呆れられてもやめられないものですよね。

好きだからこそ何時間やったって夢中になれるし苦も無く頑張れるから、出来なかったことも自然と上達して出来るようになっていく。

もちろん、好きなことが将来役立つとは限らないけれど、好きなことをして楽しく過ごせたのなら無駄な時間とはいえないのではないでしょうか?

「損をしたくない」「無駄をなくしたい」を基準にするから、楽しんだことでも無駄な時間を過ごしたように感じて「こうしちゃいられない」と役立つことをしようとするんだよね。

他人の評価を気にして自分のやることを決めようとすると、自分のやりたいことがなかなか出来ないということもあるでしょう。

自分のやりたいことが誰もが賞賛する立派なこととは限らないからです。

あなたがすることを他人は良いだの悪いだの勝手に評価するでしょうが、それぞれの価値観を持って感想を持つのは自然なことです。

だから、他人の評価を気にして行動を決めるということは、世にいる無数の価値観に無理やり合わせようとする行為ですから苦しくなるんです。

誰もが納得できることをするということは、世間一般が正しいと思うこと、立派なことをするしかなくなるから、自分のやりたいこととのギャップがあって当然だし修行のような辛さあるかもしれません。

そうではなくて、自分のやりたいことをやったらいいと思うんだ。

役立つことより嬉しいと思うこと、楽しいと思うこと、面白いと思うことをやってみよう。

あなたの人生は、あなたのものです。

他人の感想に振り回されてしまうのではなく、自分のやりたいことを素直にやってみよう。