Ticwatch proのレビュー その3 Pebble難民の完全救済には力不足か。率直に言ってPebbleを求める人には向かないスマートウォッチ

スマートウォッチ

こんにちは、執事です。

ticwatch proを暫く使ってみて、タイトル通りの感想に帰結しました。

Ticwatch proのレビュー その1 Pebble難民の救世主となれるか?amazfit2(stratos)との比較も
こんばんは、執事です。 昨年のサイバーマンデーの割引時に購入したticwatchpro。 設定やら色々やってなんとか使用感も落ち着いてきたのでPebble time steelやamazfit2との比較も踏まえてレビューをしたいと思います。...
Ticwatch proのレビュー その2 Ticwatch proも amazfit2(stratos)と同様に時計のみで音楽再生+ウォーキングログ取得が可能
こんばんは、執事です。 前回の記事でTicwatch proのファーストインプレッション記事を書いたのですが、少し触ってみてから改めてわかった事がありました。 amazfit2で出来ることがTicwatch proでも出来る!ただ… この記...

ちなみにこちら↑が前回までのレビューです。

 

*2019年1月17日 追記有*

ticwatch proがPebble難民を救済する事はない、と言っていい。

タイトルから身も蓋もない書き方ですが、実際にそうだと思わざるを得ないので仕方ないのです。
少なくとも、Pebbleの様な機能性と使用感が高度にマッチしたスマートウォッチを求める人には、まったく向いていません。

単にPebbleの代替機として購入した場合、高い確率で後悔すると思います。

それと、

Ticwatch proのレビュー その2 Ticwatch proも amazfit2(stratos)と同様に時計のみで音楽再生+ウォーキングログ取得が可能
こんばんは、執事です。 前回の記事でTicwatch proのファーストインプレッション記事を書いたのですが、少し触ってみてから改めてわかった事がありました。 amazfit2で出来ることがTicwatch proでも出来る!ただ… この記...

ここでamazfit2(stratos)と同様の事が出来る、と書きましたが確かに出来る。

出来るには出来るけど、もう、ホント

もっっっさり!!

ぶっちゃけ言ってこのモッサリ感は積み重なれば積み重なる程許せなくなってきます。
絶妙に遅く、イライラを募らせるモッサリっぷりです。

新しく購入したものだし、機能面だけで言えば先進的な部分(音声入力が高精度とか)などがあって魅力的です。
そういう期待もあった分、やっぱり多少我慢してでも使ってみようって思ったんです。

でも辛い!!

よりにもよって、その先進的な部分を使用する度に”モッサ~リ”動くので、募るストレスが半端ではない。

いや、自分がせっかちなのかも…。

なんて思って我慢していましたが、

いや、これ違う!自分のせいじゃない!!

このモッサリ感とアプリの反応の悪さは、もう設計の段階からしておかしいといわざるをえない。

こういう部分が特に

物理ボタンでクイックレスポンス!

なPebbleとは大違いなので、Pebble難民の方々にはオススメしづらい理由です。

具体的にどういう所がPebbleと大きく違うのか

箇条書きにすると

  1. 時計の画面を見る時、全部の情報を読める様になるまでに最低1秒はラグがある。
  2. amazfit2も画面タッチでアプリを選択するが、それと比べても処理速度が圧倒的に遅い。
  3. Google keepでもカレンダーでも、項目を選択して立ち上がるまでに最低2秒はかかる。
  4. 機能利用時、時計をガン見している時間が一回につき最低5秒はある。
  5. 一つのアプリ、例えばGooglekeepを利用する場合、時計立ち上がりに1秒、keepをワンタッチで2秒、メモとるのに音声入力たち上がりに2秒、入力した音声が反映されるのに3秒、合計8秒はかかる。
  6. 電話がかかってきた時、時計にそれが表示されるのは3~5回コールされた後くらいにやっと(”傾けてONにする”設定をしつつEssential Modeを使っている場合は特に顕著)

まぁ、わかりやすく言うと、

いかに先進的な機能を積んでいようとも、ユーザビリティとレスポンスが悪いと全てが台無し

を体現しているスマートウォッチです。

それにしても、電話がかかってきた時の反応の遅さったらないよw

特に”傾けて画面をONにする”の設定を使いつつ、Essential Modeの画面と通信を両立させている時の遅さったらない。
通知等も後で遅れてやってきます。
Pebbleに慣れているとこの辺もでっかいストレスになります。

 


*注意*

Ticwatch proのレビュー その1 Pebble難民の救世主となれるか?amazfit2(stratos)との比較も
こんばんは、執事です。 昨年のサイバーマンデーの割引時に購入したticwatchpro。 設定やら色々やってなんとか使用感も落ち着いてきたのでPebble time steelやamazfit2との比較も踏まえてレビューをしたいと思います。...

このレビューで記載していた通り、Essential Mode時は基本的に通信をしないので時計からの通知は一切受取れません。
しかし、”傾けて画面をONにする”を設定していると、何もしていない時はEssential Mode表示になりつつ、通知も来る状態に一応はなります。
ところが、この状態と”常時時計をONにする”の状態では通知が届く速度に差が出ます。
当然、常時ONの方がリアルタイムに近く、通知到着も早めですがバッテリーをもりもり喰います。
傾けて画面ONでEssential Modeの場合は、直近の通知と一緒に20分前の通知が来るときもあります。
おそらく、一定時間経った時と、傾けて画面ONになった時に通信する様になってるんじゃないかな?
ちなみに”手動で”Essential Modeにした場合は、本当に一切の通信をしない完全なデジタル時計になります。
通信はしませんが、時計に設定したアラームはちゃんと動くので、手動Essential Modeは睡眠時に使っています。
通信はしなくてもアラームが動くのはいい点かな。


ここまで酷評しといてなんですが、初スマートウォッチとして選択するならアリかな。

今回のticwatch proへの自分の感想は、Pebbleからamazfit2(stratos)へと乗りかえて来た自分だからこそ感じる不満点といえるかもしれません。

独自OSではなく、wear osというgoogleのサポートが継続されるサービスに色々なものを一元化できる点については、これからの期待も含めて将来性があります。

それに、初めから”こういうもの”と思ってれば、私が言う”モッサリ感”もあまり気にならないのかもしれません。

でも、積み重なってくると誰でもストレスに感じる、、、と思うんですけどね~。。

こればかりは、

個人の感想

としか言いようがないですが、もしPebbleからの乗りかえ先として検討されている場合は、一回踏みとどまる事をオススメします。

今使えているPebbleがあって、その機能に不満がないのなら、もう暫くそのPebbleと付き合っていく方がいいと思います。

いや、もうホント。

Pebble Time スマートウォッチ 腕時計 (ブラック) 並行輸入品
Pebble
価格、性能共に安定したPebbleシリーズの売れ線商品。
Pebble Time steel(ペブルタイムスチール) シルバー 並行輸入品
Pebble Technology Corp
バッテリーが上記Pebble timeより3日長く、ボディもステンレス製。自分が使っているのはコレ。
Pebble Time Round 極薄かつ超軽量の丸型スマートウォッチ「ペッブルタイム・ラウンド」Silver with Nubuck Brown Leather 並行輸入品
Pebble
円形の文字盤のPebble。最薄設計で軽量。防水機能に関してはないに等しいので水につけてはいけない。また、バッテリーも2日~3日。但し、充電は最速。あっという間に充電が終わります。また、バンド幅が20mmとPebble time やtime steelよりも2mm細いのでバンドに互換性はありません。
Pebble 2 + Heart Rate Smart Watch White スマートウォッチ 並行輸入品
Pebble
Pebbleシリーズの最終版。画面は白黒だが、ハートレートモニターまでついているのはこれだけ。

 

モッサリ…。それでもPebbleの使用感に近づける為に自分がやった事

前回購入して使用している事を書いたこのウォッチフェイスでしたが、

このフェイスの使用を辞めました。

しばらく使っていて痛感したのは、

画面内にボタンを増やしてワンタッチでアプリを起動できたとしても、肝心のアプリ立ち上がりまでに2秒もラグがあったら使わないという事実!

右上の物理ボタンからアプリを選択して起動で十分でした。

そんなんする位なら、時計の画面を見た時に自分が必要な情報が一目でわかる様にした方が良い。

それこそpebbleのウォッチフェイス forecaswatchの様に!

あれは至高の傑作フェイスだと今も思っているんですよ、個人的に。

もし、wear osのフェイスに追加されたら間違いなく購入します。

それ位の大ファンです。

と、話が逸れましたが、今使っているフェイスはこちら。

こちらのウォッチフェイスは、

 Watch maker

このアプリの中に入っているフリーのフェイスです。
とてつもない種類のフェイスがあって、有料版だと自分でフェイスを作成する事も可能になります。

中には課金フェイスも色々あって、それを別途に購入する事もできますし、自分が作ったフェイスを売る事も可能です。

で、結局自分が上の”Perfetto racing d”のフェイスに落ち着いた理由は、

  1. 日の出、日の入りの時間の表示
  2. 時間、曜日、日時の表示
  3. ticwatch proのバッテリー残量とスマホのバッテリー残量
  4. 直近の予定の表示(googleカレンダーに記載した予定を近い順で3つ)
  5. 今居る場所の表示と午前、午後、夜の大まかな天気予報
  6. 今居る場所の最低気温と現在気温、最高気温の表示
  7. 北の方位が表示される。(フェイスの上部、10と11の間にある黒い▲が北を表す)

といった情報が一目でわかるから、です。

無料フェイスなので、機能ボタンはありませんが、前述の理由から機能ボタンを必要と思わなくなったのでこれで十分です。

どちらかというとPebbleの時の様に

必要な情報を、一目でわかる様にする(できるだけ最短時間で)

を体現する事を目的としたウォッチフェイス選択ですね。

ただ、このウォッチフェイスに変更した後も

Google Keep – メモとリスト

は継続して使っています。
立ち上がりや動きがモッサリとは言えど、日時や時間も含めて音声で高精度にメモが取れる上、googleカレンダー上にそのメモが同期表示されます。
音声で入れた日時はカレンダーの日時と連動まではしないものの、自分でメモを完了にしない限りカレンダー上に残り続けるのでリマインダーとして十分機能してくれます。

 

まとめ

というわけで、

Ticwatch proのレビュー その1 Pebble難民の救世主となれるか?amazfit2(stratos)との比較も
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これらの記事に続いてticwatch proのレビューでしたが、これが今の率直な感想です。

Pebbleを求める人が乗り換える場合は、様々な新機能のモッサリ感とバッテリー持ちの悪化とレスポンスの悪さを覚悟して乗りかえましょう。

”それができそうにない”

と思われる場合は、このticwatch proを購入するべきではありません。

自分の場合は、ヒトバシラー使ってみないとわからない、という考えの下使ってみましたが。

それと、前回も書きましたがwear os側だけでなく、チップセット側(snapdragon Wear2100)の力不足による影響も大きいと感じるので、wear os搭載のスマートウォッチを使用する際はチップの性能をスマホ以上に気にした方が良いと思います。

ハッキリ言ってしまうと、wear osではないという点を除けば反応速度やバッテリー持ち等に於いてはamazfit2(stratos)の方がよっぽどPebbleに近いです。

まぁ、そのwear osではないという制約が、今後の拡張性の限界を暗示している部分はありますが。

ですが、2年以内で乗り換えるウォッチとしてPebbleの代替機を探す場合は、悪くない選択と言えると思います。

2018年6月でサポート終了するPebble Time Steelの後継機種、乗り換え先を探してみる。→その11 amazfit 2 (stratos)を購入したら思いの外凄かったお話。
前回までの記事でとりあえず手持ちのPebble time steelがそのまま使えて一安心した所、なんとtime steelのボタンの調子がおかしくなってきてしまいまして。 なんてこったSONYタイマーじゃあるまいし! やっぱり2年も使って...
2018年6月でサポート終了するPebble Time Steelの後継機種、乗り換え先を探してみる。→その12 amazfit 2 (stratos)で夜のウォーキングが捗り過ぎる!
Amazfit 2の詳細なレビューとして一部の機能を改めてご紹介します。 amazfit2(stratos)ならスマホを持たずに楽しくウォーキングできる! 時計そのものにGPSと音楽データを格納できる2GBほどのストレージを積んでいるので ...

amazfit2はバッテリー持ちと反射型液晶タッチパネルと物理ボタンを上手く組み合わせています。

使わない時(ticwatch proでいうEssential Mode)の時には、画面の解像度を落とした状態で同じ画面を表示する(秒針が停止し、画像が粗くはなるが見た目は変わらないので気にならない)上に通信も常時していながら5日バッテリーが持つのは非常に優秀です。

ただ、ユーザビリティ(利便性)の部分の練りこみが甘い為に、機能選択時に何回もボタンを押したりスワイプしたりしないといけない所だけが玉に瑕。

反射型液晶は、通常時はバックライト分のバッテリーを全く消費しないので、そういう所で顕著なバッテリー差が出てるんでしょうね。

しかし、それを考えるとticwatch proもEssential Modeを持っていながら、通常のフェイスと複合で使ってもいいとこ2日しかバッテリーが持たない事を考えると、wear os側の練りこみ度の低さもあるのかなぁ…。

とりあえず、フェイスを変更した事で、自分が思うPebble後継機に(多少は)近づけられたので、当分これでいきたいと思います。

ですが、Pebbleからの乗りかえを考えていらっしゃる方がwear os搭載のスマートウォッチを購入する場合は上記欠点があると思って購入された方がいいです。

まだ使用できるPebbleがあって、rebbleに移管して今現在使用している人は

2018年6月でサポート終了するPebble Time Steelの後継機種、乗り換え先を探してみる。→その8 RebbleにPebbleアカウントを紐付けておく
さて、いよいよ6月も残すところあと10日ほどとなりました。 と、いう事は Fitbitが管理するPebbleサーバーが停止する日まであと10日という事! 未だ決まらないPebbleの乗り換え先 その日までになんとか、と思って色々試してそれに...

慌てずに新しいチップセットやwear osのアップデート情報を確認した後に検討する程度で十分だと思います。

Fossilの snapdragon wear3100 搭載機については、まだ様子見でしょうかね。

マイクが搭載されていないそうなので、Googleの音声入力もできないみたいですし。
*後述の追記に記載がありますが、wear osを使うならマイクなしはありえないです。*

あ、それとどんなに頑張ってもticwatch proのバッテリー持ちは最大2日ですね。
この2日にしても、pebbleやamazfit2を使っていた時と同じ通知内容の設定で、

  1. 睡眠時には手動でEssential Modeにする。
  2. 通常時は通知が遅れても”傾けて画面ON”設定したEssential Mode複合モードで使う

この条件でやっと達成する程度。
同条件のPebble time steel なら7日~10日、amazfit2なら5~6日持ったので、それから比べるとバッテリー持ちが圧倒的に悪い。

わかってた事ではありますが。

ましてや、Pebbleやamazift2の場合は、通常時も常時画面ONと同じで、通知到着も常時リアルタイムである事を考えると、通知とウォッチフェイスに関しては、かなりの機能劣化を覚悟しないといけないですね。

 

*2019.1.17 追記* 個人的にかなり評価がUPしました

Google Keep – メモとリスト

は便利だとは書いていましたが、

”ちょっとコレ依存しそうな位に便利だ”

と評価を格上げ致します。
人によって評価は違うでしょうが、私にとってはこのGoogle Keepはヤヴァい、まじやばい。
モッサリはもう仕方ないと割り切れる位に便利すぎ。
作業中に思いついた事やメモしたい事があった時、メモ帳やペンどころかスマホ出す必要がないっていうのはホントいい。
それに言葉を発していい環境であれば、

OK Google → Google Keepを起動して

で起動させられるので時計に触る回数すら減らせます。
ただ、ホントにモッサリだけが残念、まじ残念。
でも、チップセットがwear3100になったticwatch proが出たら買っちゃうだろうな。
とりあえず、この記事を書いた時のticwatch proの評価点5ぐらいだったのを、(Pebbleを9くらいとして)8くらいにあげてもいいと思える位にこの機能は素晴らしい。
あと”OK Google”からやれる事も思った以上に多くてこれまた便利。
Keepも含めて音声認識精度がかなり高いのでストレスが少ないです。
先進機能を十分に生かせるなら、Pebbleとは別の形で便利なスマートウォッチと考えられるのでこれはこれでアリですね。

ただ、モッサリだけはもうホントにアレなので、さっさとwear3100搭載のticwatch proを出してくれと願うばかりです。

フィルムもこちらを同時に購入して貼っています。

Becrowm Ticwatch Pro ガラスフィルム 液晶保護フィルム 高透過率 薄型 硬度9H 飛散防止処理 2.5D ラウンドエッジ加工 耐久性 防指紋 高感度 3枚入り
BECROWM
【対応機種】:初代「TicWatch Pro 2018」/バージョンアップ版「TicWatch Pro 2020」も対応できます。【高透過率】光の透過率99%以上の為、本来の鮮やかな発色を全く損ないません

追記:Pebbleをandroid9.0以降で使用する際に役立つ記事

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