東京国立博物館が、事前予約制&時短営業で開館を再開したとのことで、
約5か月ぶりに行ってきた。
東京国立博物館。略してトーハクのマスコットキャラ
「トーハクくん」と「ユリノキ」ちゃんがマスク姿でお出迎え。
にゅっ。
↑会いに行ける推し。厚藤四郎。
この日予約したのは、1日の中でも空いていたお昼時。
12:30~の入場の回。
土日のトーハクでこんな写真は、普段ならまず撮ることができない。
混雑緩和のためか、本館2Fギャラリーの多くが閉室中だったため、
入口を入った正面の階段を利用する人は少なかった。
ということで、1Fのジャンル別展示。彫刻のお部屋から周ることにした。
コロナ撲滅を祈ってのことか、今回の彫刻のお部屋は、攻撃力強めの布陣。
次いで漆工のお部屋。
このお部屋を見て回るのに30分~1時間ほど時間を使うため、
なかなか友達と一緒にトーハクに行くのが難しい。
さらっと見て回る人が多いジャンルなので……。
熱田神宮から出張してきていると聞いて楽しみにしていた、
重要文化財「蓬莱蒔絵鏡箱」。
蓬莱とは、一般的には仙人の住む仙境のひとつを呼ぶのだけれど、
熱田神宮の異称でもある。
国立博物館は、一部の撮影禁止の展示品を除き、フラッシュを炊かなければ撮影OKなのが嬉しい。
素敵だった展示品を自分用メモに撮影。
刀剣の拵は、刀剣の部屋ではなく漆工の部屋に展示される。
塩山蒔絵細太刀拵
絢爛豪華、という表現以外思いつかない太刀拵。
鞘の蒔絵は、蜂須賀家の御用蒔絵師の作とのこと。
なるほど、納得。
次いで金工のお部屋……なのだけれど、
入口に「大包平」の並び列が!
通常であれば、この刀を短時間、間近で観るのに、土日だと1時間は並ぶことになるのだと思う。
「刀剣の横綱」と呼ばれる国宝の太刀は、専用のケースに一振だけ展示されていた。
この、堂々たる佇まい!
国宝 太刀 古備前包平
名物「大包平」
銘は「備前国包平作」と切られている。
大包平を観るのは今回が2度目だったのだけれど、相変わらず凄い存在感。
そしてこの時代の太刀としては、ちょっと異例な大きさ。
刀剣の部屋に入ってまず目につくところに展示されていた、古備前友成の太刀。
この時代の太刀というと、こういった腰反りの高い華奢で優美な姿の太刀を想像しがち。
大包平の、
「俺だ!俺だぞ!どうだ美しいだろう!俺だぞ!!さあ俺を見ろ!さあ!!」感の圧はすごかった。
結局5回ほど並び直して観賞した。
実質見放題。
大包平をこんなにじっくりと観れる機会なんて、完全予約制の今を逃したらこの先ないのでは……。
体力と精神力を消費したため、気軽に観れる新々刀コーナーへ。
刀 水心子正秀
凛とした美しい刀。
そして最大の目当て。
会いに行ける私の推し。
短刀 粟田口吉光(名物 厚藤四郎)
短刀の中でも小振りな寸法にも関わらず、重が極端に厚く、鎧通しとも呼ばれている。
残念なことに、今回の展示では、全体的に観覧客の想定身長が高めに設定されているようで、
(おそらく男性の平均身長程度)
私の身長ではべスポジで観ることができなかった。
次に行く時には対策を練ろう……。
刀剣のお部屋の奥の方のケースには、華やかな刀剣たちが展示されていた。
太刀 福岡一文字
太刀 長船盛光
美術館や博物館は、立ちっぱなし歩きっぱなしになるので、
実は意外と体力をつかう。
途中の休憩スペースでひとやすみ。
実は意外と体力をつかう。
途中の休憩スペースでひとやすみ。
この日は天気が良く、中庭に出ることができた。
(ただし一旦階段を降りて外に出ると、再入館するには本館の正面入口まで戻らないといけないので注意。)
大包平、厚藤四郎、水心子正秀の展示は本館1階13室で2020年9月6日まで。
今回は何回通えるかなぁ。
ちなみに年パスは休館期間分の有効期限を延長してもらえるとのことだった。
ぽちっとな( ˘ω˘)
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