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【内容】Amazon
大切な人を殺された者は言う
「犯罪者に復讐してやりたい」と
凶悪な事件が起きると人々は言う
「被害者と同じ目に遭わせて
やりたい」と
20××年、凶悪な犯罪が増加
する一方の日本で、新しい法律
が生まれた。それが「復讐法」だ
目には目を歯には歯を。
この法律は果たして被害者たち
を救えるのだろうか
復讐とは何かを問いかける
衝撃のデビュー作
【感想】
もしも現代に『ハムラビ法典』が
復活したら
これを、ドラえもんの
「もしもボックス」で実現させた
場合のフィクション小説です
ミドルエッジ 様
身内や大切な人を殺されれば
その相手も殺してやりたい、
復讐したい、と思う感情は
当事者ならば芽生えて当然
だと思います
ただ、殺された方法と同じ方法
で殺した相手に復讐しなければ
ならないという法規の定め方が
明らかにおかしいのです
まぁフィクションなのですが…
そうでもしなければ、すべての
犯罪被害者の身内が復讐を
選択してしまうため※、
この規定が権利乱用の抑止力に
なっているという説明も構成上
ある程度納得はできますが…
※ もし復讐法を選択しなければ
従来の刑法に則って裁くという
仕組みらしいのです
今まで人を殺したことのない
一般人が、復讐のためとはいえ
非道な惨殺を実行できるのか
普通できるはずがありません
犯罪被害者の身内は、加害者を
決して殺したいのではなく、
この世からいなくなって欲しい
だけなのです
ならばどういう結論になるか
は、想像に難くないと思います
ただ、そこまで言うと完全に
ネタバレになってしまうため
あえて伏せておきます
興味のある方はぜひ読んでみて
ください
※ドラえもんのひみつ道具の
うち最強だと思うのは
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