 | イオンを創った女 ― 評伝 小嶋千鶴子 1,728円 Amazon |
【内容】
Amazon岡田屋呉服店という家業を
ジャスコという企業へ、
さらにはイオングループへと
発展させた陰の功労者・
小嶋千鶴子。
岡田卓也の実姉として数々の
合併を成功・発展させた。
その手腕を称して、人々は
彼女を人事・組織専門経営の
レジェンドと呼ぶ
社員だけが読める「幻の書」
を解説、初の書籍化。
NAVERまとめ 様【感想】
三重県発祥の一呉服屋が、
今や全国、いや全世界に進出
する巨大小売業イオンに成長
した原動力を、小嶋千鶴子の
功績として紹介しています
小嶋さんが推進してきたのは、
一貫して人事・人材育成・組織
体制といった人にまつわるもの
で本書の大半も取り組んできた
内容説明に割かれています
小売業では、お客さまと店員が
接する“接客”部門が肝要であり
そのための人材育成は
一丁目一番地であることは
間違いありません
岡田屋呉服店から三重県内の
総合小売店「おかだや」へと
成長した当時、近隣では、
結婚相手を選ぶなら「おかだや」
の店員から、と噂が立っていた
ぐらい、従業員へ礼儀・接客作法
を、みっちり叩き込んでいたこと
が伺われます
巷ではネットショッピングが
常態化しリアル店舗の売上が
落ちています
将来はＡＩが発達して、接客も
ロボットが行うようになるのかも
しれません
朝日新聞DIGITAL 様一方で、消費活動はモノからコト
へ変遷している傾向を鑑みれば
お客さまごとに最適なコトを提案
できるのは、やはり人であり、
そういう意味では小嶋さんが
推進してきた現場従業員の
重用はダイエー、西友、マイカル
@niftyココログ 様といった競合が相次いで消えて
いった中にあって、
これこそが差別化要因に
つながったからこそ、
今日のイオンの成長がある
のではないかと思いました
※イオンの旧名ジャスコは、
Japan United Stores Company
の頭文字を取ったものだと
当然知っていて、東大王にも
勝てると思っている方は、
クリックしていただけると励み
になります
読書日記ランキング