【内容】コピーライトAmazon

17世紀、ひとりの数学者が

謎に満ちた言葉を残した。


「私はこの命題の真に驚くべき

 証明をもっているが、余白が

 狭すぎるのでここに記すことは

 できない」


以後、あまりにも有名になった

この数学界最大の超難問

「フェルマーの最終定理」

への挑戦が始まったが―


天才数学者ワイルズの完全証明

に至る波乱のドラマを軸に、

3世紀におよぶ数学者たちの

苦闘を描く、

感動の数学ノンフィクション


コピーライトまついえつこ@エレキ琵琶奏者 様


【感想】

問題解決の手段として一般的に

用いられるのが仮説検証


ある仮説を立て、

それを実行してみて、

その仮説が正しかったのかを

確認する作業


いわゆる“PDCA”サイクルを

回すというもの


コピーライト色々まとめ速報 様


一方で数学者の検証作業は

これとは異なる


ある命題において、その事象が

起こり得るかを検証する場合、


どんな場合でも、

(あるいは場合を限定して)

それが成り立つこと

(あるいは成り立たないこと)

を証明しなければならない


これを成し得た時に初めて、

その事象は“定理”と呼ばれる


よってこの証明作業は、

とてつもなく困難を極める



『フェルマーの最終定理』は

問題自体は難しくない


中学校で習うピタゴラスの定理

コピーライト小屋をつくった、14年暮らした 様


この乗数が3よりも大きく

3乗、4乗、5乗…となっても

成り立つ(場合がある)のか?

あるいは成り立たないのか?

というもの


これを証明するために、

世界の数学者たちがこぞって

研究してきたが、これまでに

誰も解き明かすことは

できなかった


そしてついに1995年、

英国数学者の

アンドリュー・ワイルズが

約350年間の時を経て

完全証明を果たしたという

実話が本書の内容である



フェルマーの最終定理の結論は

各自で調べていただくとして、


この話を通じて、物事を多面的に

見ることの重要性


そして、

失敗しても決してくじけない心

成就させるという信念・執念は、

その強さに成果が比例するの

だと改めて感じた



※数学の証明問題の解答の
 最後「ゆえに」を「∴」と書き
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