女子プロレス絢爛(けんらん)の90年代。書評レビュー
1990年代に行われた女子プロレスの団体対抗戦。
対抗戦と言えば、いまだに語り継がれるのは「北斗昌vs神取忍」ですが、他にも名勝負はたくさんありました。
表紙に魅かれて、「女子プロレス絢爛の90年代」を読んでみました。
【目次】
【巻頭ロングインタビュー アジャ・コング】
アジャコングと言えば、どうしてもブル中野との抗争が目に焼き付いていて、対抗戦のイメージはないのですが、当時はどのような心境だったのでしょうね。
ふむふむ、タッグマッチですが、神取ともやっているのですね。ただ消化不良だったようですが…。
ダイナマイト関西とは、納得のいく戦いもできていたようです。確かにアジャと戦うとなると、相手もそれなりの体格でないと務まらないかも(^_^.)
あと北斗vs神取戦の舞台裏なども書かれています。
全体的にみて、やはりトップのヒールレスラーって、本当に頭がクールですよね。冷静に当時の対抗戦ついて語られています。
【北斗晶という生き方】
日本一有名な女子プロレスラーとも言える「北斗晶」について、本項ではロッシー小川氏が寄稿しています。
小川氏が北斗晶の名付け親だそうです。
内容については読んで頂くとして、やはり、あの時代の北斗晶は、異質な輝きを持っていましたね。
【神取忍の仕事の流儀】
意外だったのは、ブル中野を認めていたこと。
あと天龍戦についても語られていますね。
【豊田真奈美×井上京子】
対抗戦時代は、まだ若手といった感じの彼女たちのインタビュー記事です。
ただ内容的には、対抗戦というよりも…。
【工藤めぐみ】
続いては、FMWのエースだった工藤めぐみのインタビュー記事です。
内容については、生い立ちから、全女時代、プロレスを離れていた時期についても語られていますね。
そして対抗戦では、ブル・北斗組やアジャ・コング、また神取忍とも対戦しています。
私は個人的にファンでしたね。今でもきれいですね!
カラーページは、ここまでで、中盤以降は、以下の選手達のインタビューを中心としています。
シャーク土屋選手は、大変だったんですね。
その後は、外人レスラー、そして巻末では、吉田万里子選手のインタビューが掲載されています。
【女子プロレス絢爛(けんらん)の90年代の総合評価は?】
読んでみた感想としては、やはり女子プロレスの第三次(?)ブームという事になるのかなぁ。
あの時代は、男子も含めて、どんどん技が過激になって、深いダメージを負いながらも、彼女たちの青春ですよね。
一番熱い時代。
それを、50才前後になって、改めて振り返って、良い時代を過ごされたのでしょうね。
読み始めたら、サーっと読み終わってしまいました。
総合評価は、☆☆☆といったところでしょうか。
みなさん、引退後も頑張ってらっしゃるみたいです!
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