シャボンの香り.

シャボンの香り

 

シャボンの香り

 

ほのかな記憶に香るシャボン

浴衣を着てくれた 君の手を引き
練り歩く縁日

恥ずかしくて
目も合わせられないくせに…

お互い分かり合おうと
無垢な手を繋いでた 蒼すぎた二人

琥珀色には 明る過ぎる 裸電球

ぬくみを 感じる その灯り
言葉足らずのまま 歩いてた

行き交うこいびと達
僕らも 同化してたのかな?

大人には未だ遠いけれど…

少しでも 恋人らしくなりたくて …

 



 

-恋/失恋/片思い

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