DKのザル碁への独り言

段原浩司です。
県代表を目指すザル碁打ちです。
私の独り言を、我慢して聞いていただければ嬉しいです。

碁の本の読み方

2018-08-22 06:41:49 | 上達について

碁の本の読み方について書きます。

上の図は、黒の星に白がケイマにかかった時に、黒は二間高バサミ、白三々入りの図で、

厚みと実利ワカレとして、互角の定石と言われています。

はたして本当にそうでしょうか。黒が壁に地が出来るとしたら、

お互い10目前後の児が出来そうです。

地の増え方は、黒が2間は余裕で開くことが出来ますが、白は1間トビが限度で、

そうなれば地の増え方といい、厚みによる中央の発言力の強さといい、黒が1手

多いにしても、黒が大優勢のワカレということになります。

しかし実際は、白1と荒しに行く手があり、黒が一方的に良い、というわけでは

ありません。

4のツケもうまくいきません。

私だったら2・4としてまた先手を取りにいきます。4は1路左の並びのほうがいいかもしれません。

白のそれらの手を封じるため、1手守るのが本手とされています。

ただ現代では、後手になるのを嫌がり、アマ6段クラスくらいからは、

守らないのが普通になっています。

隅に三々に入る簡単な定石でも、その後の打ち方を理解しているかどうかで、

天地ほどの差がつく可能性があるのです。

本題はここからです。碁の本には、その後の予想される変化についてはほとんど

書かれていません。(書いたらきりがないというのもありますが)本当に大事なのは

そこの部分を知るかどうか、理解するかどうかなのに、です。結局、本は、氷山の一角

、水上の目に見えるところしか書いていないのです。読者は、水中の隠れているところ

の姿・形を想像しなければいけないのです。

このことから得られる結論は、本に書いてあることは参考にしてもいいけど鵜呑みにしては

いけない、ということです。水中の姿はどうなっているか、本の一言の背景にはどんな

変化図があるのか、これらを予測することが大切ですし、上達のために必要なことでも

あります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿