千文字小説の未来について

むらやわたる51さいが宇宙人や未来などのSFから金融伝説までを千文字に文章化。

千文字小説の未来について(先祖⑲)

2018-06-22 09:11:12 | 日記
 某自動車会社で給料を二か月もらってない女だな。パソコンで売れ行きのデータを見ている。四四歳経済学士。実験したい銘柄がちょうどある。五千万だな。遠隔デリバティブをやろう。どこに住んでいるかを、正直に言うから三時間かけて地図を検索して、病院を探した。はい終わり。さて。工学的な目線も踏まえた宇宙人や未来だ。まず人口を増やしながら、外で働く社会をどう収束するかだな。人工を増やさなくてもインターネットでつながっている。知恵を使えば食品店以外の外へ出る必要がない。食品店は国営化して食品問屋が本の問屋みたいに、ならないようにする必要がある。無駄なアイテムはパウダーにして合成食でいい。一五〇〇年代に地球の座標を読みとる携帯端末が、電池切れになることは早くから知られていた。だから当時の人々は物体合成能力がある子供をつくるように、最大の努力をしていたはずだ。にもかかわらずその歴史がなくなった理由として、金属活字の消失が考えられる。これは恐らく携帯端末で正確な座標を確認しなくても印字して読み上げれば物体が出現したけど、金属活字が代わりに消失した。やがてはんこ型の金属活字をつくるコストより高い物が出現しなくなったと思われる。今でも地球の、地底にあるエキゾチック物質の座標と、銀河系の出入り口を正確に印字できれば物体合成できるらしい。それよりもこのナビケートしている女性宇宙人がなに者か火星人に聞くと、「銀家系の外にいる」と言う。音声を聞きとる装置と物体合成して瞬間移動させる装置がある。パソコンの前に座ってもらおう。魔法のことばで物体合成する幻なら歌手だ。なにも知らない高齢者を火星人と同期化させるのは、誰の意思決定か聞く。官僚か。この女性宇宙人を共有させることは誰がやるんだ。女性宇宙人は頭脳の電話回線を、最小化する方法を計算していた。人口知能みたいな物だ。女性宇宙人が「むらやさんのように文字で表現してください」と言う。ハンドルとブレーキアクセルだけの自動車だ。この不思議な自動車が外へ出る社会をつくった。手動で物体合成する最適化プログラムの機能が、システムエラーを起こしているのだろう。女性宇宙人が「世代変異係数を五〇歳に修正するシステムが、エラーを起こしやすいです」と言った。つまり女性宇宙人の声が大きくなるように、婚姻年齢が早くなっている。人間自動車の研究は、四四歳の経済学士があとでやるだろう。

千文字小説の未来について(先祖⑬)

2018-06-14 09:48:20 | 日記
 業績がよかった会社の、経営者の幽霊を集めて人口知能について、話し合う空間をつくった。まず「収益が出ない事業は募金と同じなので、会社を往復する必要はない」「過剰労働分配は過去のあやまちだ」。「医学の人口知能で病気にならないんだろ」そういうことです。そこで一二五歳の先祖が「現状は労働に関係なく貨幣を、分配したあとに悪いやつが猫ばばしてから再分配してる」と言う。この見えざる悪いやつがファシズムでもあるわけだ。防衛省の企画課に思考で聞くと「現在はシビリアンコントロールということばが死語になりつつあって軍も軍人も最新の人口知能で最小化してる」と言う。気になるのは食品店の経済学だ。遠隔デリバティブの対象を探そう。株主数が一定数に達すると、表示どおりの株価になりそうな銘柄がある。四六歳で社会学士の女がいた。株主になってスーパーの店員を疑似体験して、嫌になったら「株主です」と言えばいい。さて。人口知能がはじき出した結論は「食品店を国営化して、政治家や官僚を最小化する」だ。人口知能は食文化を否定した。腐乱卵女を遠隔デリバティブするのに、病死幽霊を撃退する未来のロボットが、入っている古銭を一日に応接する人数分以上持っている必要がある。腐乱卵女も食文化を否定しているのだ。それとは別に食品店の国営化だ。これは問屋がいなくなるから同じ食品をまとめて買うとかなり安くなる。食品店でばかみたいに並べられているカレーのコーナーもちょっと工夫すればよりどりみどり。昔の郵政省や電電公社が食品店になるわけだ。そして住宅を公団住宅みたいな物ばかりにすると「ゆりかごから墓場まで」になる。閉塞的な感じはするがそれでいい。強固な公団住宅をたくさんつくろう。そして運動がてらに外でポイントを、稼げる仕事をつくったら前と同じだ。これは東京オリンピック時代の構想で、その時代はテレビしかなくて外に仕事をつくった。官僚の頭脳は、ひたすらこの変化手順を考えている。うまく組み合わせても一〇〇歳ぐらいまでしか生きられないのは、火星人との同期化が抜けているためだ。火星人は外に出ないで二千年以上生活している。火星人の女に、地球人調整室の画像をアップしてもらった。それらしき画像がある。あとで考えよう。それよりも昭和三八年頃にテレビと、郵便と電話を使って外へ出ない社会にする構想があった。それを火星人が火星から瞬間移動して阻止したという。

千文字小説の未来について(先祖④)

2018-06-03 17:53:03 | 日記
 一三四歳の先祖が「あれを書くといいよ」と言った。給料をもらえてないが出社してきている女だ。四〇歳前後ぐらいがいい。ネット音痴で、四月一日づけで会社から削除されていると末締めの二〇日払いなら、二週間近く給料なしで出社している。会社の企画経理課に行けばデリバティブしてくれるが回収屋と紙ひと重だからあくまでも任意だ。本来二月か三月に削除される場合が普通だけど会社で猶予期間を与えたのだろう。専門書の出版社みたいなところだと、電子書籍との違いを知っているかが存在理由になる。うまく見つかれば公開デリバティブだ。一三四歳の、がらがら声の先祖が「おれが見つける」と言う。いた。自主残業でインターネットに詳しい人が接続したパソコンをながめているだけだそうだ。約二〇分かけて入念にデリバティブしたがさわやかだったので、書くことがない。あえて言うならばパソコンに表示されている資料を見てなにか考えるべきであったが二〇年以上ながめていただけなことだ。「音楽CDに力を入れてる店へ、掛け売りで専門書を提供するのは、なんのためだろう」とか「大学の図書館にいる司書はどうやって購買決定するか」など考える必要があったのかも知れない。そこの会社では、インターネット上の本について、なにも知らない五〇代の社員が数名いるという。いずれ経済士と対面する必要が出てくるだろうな。おれは一二五歳の先祖に「経済士をもっと強くしてくれ」と言う。経済士が「専門書の書籍アカデミー賞を設立すればいいですよ。選考委員になる権利を証券化します。最初はひとり五〇万円を二〇人ですよ。それを一年後に六五万円で転売します。次の年は八五万円。一〇〇万円を超えてからは、無名の若い学者が選考委員になって脚光を浴びる。最初の二〇人はあなたが立て替えて一年後に一三〇〇万円で売れます」と言った。文学士にとっての株を文章化すればいい。「科学コペルニクス賞」「学術ゼウス賞B」と書いて次にプロレタリアを調べて、考えていると頭の中がごみだらけになった。論文給金制度の確立を目指した小林多喜二は、知り合いの警官に頼んで偽装拷問死して満州へ渡る。誰でも書ける文学をつくるには、当時の難しい象形漢字を廃止しなければならない。経済士が「将来の論文給金制度へ向けて読みとり機に先行投資できます。ひと口一千万円の債券で、読みとった内容の判定権を証券化した物ですよ」と言う。


千文字小説の未来について(先祖③)

2018-06-03 17:50:45 | 日記
 デリバティブした高年の女たちにスマートフォンを持たせる作戦は失敗した。心のスマートフォンを購入しただけだ。六〇歳前後の女に、また呼びかける気になれない。なまけ者が年収七〇〇万円もらえるなんてありえない話だ。幽霊の声に聞き入るか、地図をながめているだけのお金だな。ストアをダウンロードしてパソコンの調子が悪くなって再起動させるために半日かかった。ひと口の株も買わないで、想像の世界でデリバティブしている男がいる。本当の回収屋が必要だ。それでも比較的若いのが二~三人実行していた。回収屋になればいい。回収方法はよりどりみどりだ。経済士が「特定商標権という物がありまして社名に投資するわけですよ。これはリスクが大きいけど、役員報酬なみの配当があります。いざとなれば転売も可能ですから」と言う。さらに「一億円の不渡り小切手を振り出すには、二〇万円ぐらいの、不渡り小切手の一番後ろへならぶことになります。そして順番がまわってくる頃には、対象物件が売約済みになってる。元手があるなら配当つきの債券は確実に得です」と言った。小切手の話はもちろん出任せだが、ターゲットにとっては頭の中で五一%以上を占める金策だ。おれは一二五歳の先祖に「経済士をもっと強化してくれ」と言う。先祖が「新株を売るには広告代理店みたいな仕事が必要だな」と言った。ヒントじゃなくて答えの方だ。一億円超えのデリバティブは失敗だった。なまけ者のごみ労働データがとぐろを巻いている。経済士が「新株販売権を一千万円ぶん購入してみてはいかがですか。額面五〇円の千株券が二〇万株あなた名義になります。新株は売却代金で、自己株を高値で買いつけますから必ず儲かりますよ」と言う。これは名案だな。株券を渡して「支払い済み」と言って本物の株券は電子化されている。回収屋は回収金の四九%ほどを、株券の印刷代として会社に納めるだけ。先祖がさらに「昔の手口だが残業代に投資して、積立金を配当にもらえる方法」と言う。経済士が「サービス残業投信はいかがでしょうか。五千時間まとめて一千万円です。これは対象社員の積立金から、一.二倍の配当をもらえますよ。誰にサービス残業をつけるか選ぶことができるから損しない。実際に働くのはあなたですから」と言った。さっきと同じ落ちだな。金の話ばかりだがここは超IQ研究所だ。経済士が「文章になってない物は存在しませんよ」と言う。


千文字小説の未来について(先祖②)

2018-06-03 17:45:59 | 日記
 おれはおれが遠隔デリバティブした年上の女たち約一〇〇人をどうすればいいか先祖に聞く。というよりは高年者向けの強烈な、向精神薬の波動を受けながら考えた。彼女たちが人一倍なまけ者であることは未来永劫に知れ渡っている。おれは彼女たちの名誉よりも「子供の教育に悪い」と言う声に対して改善する必要があった。先祖が「一億円超えのデリバティブは」と言う。七〇人くらいだ。通行人の女子大生が、スマートフォンのタッチパネルをどこかタップすると、彼女たちの弁護をする先祖が現れるだろうか。少しがらがら声の別な先祖が出てきた。一三四歳だな。彼女たちのひとりが「退屈になったら・・」と言った。さっきの別な先祖が「人間風の別な音声に切り替える。一兆パターンぐらいあるから退屈しないぞ」と言う。なるほど。「ブログ広告のスポンサーにしてみては」と言う声もあるけど三〇年以上昔に大学で勉強したことが、現代で活用できるとは思えないな。言いたいことを我慢する方が多い。学生がなまけ者なことは別にいいんだ。少し検索すると答えが出てくる。象形文字の石版みたいな物を暗記する必要がない。先生のブログを検索するとカンニングできるようにすればいいさ。彼女たちに、スマートフォンを持たせることにした。順番に思考移動して指示をする。実行しなかった女はプロの回収屋に、ロックされたんだな。「あなたはずっと働いてましたから新株購入権があります。必ず儲かりますから一千万円くらいだいじょうぶですよ」。そんな話から前の会社に、一千万円ぐらい寄付することになる。回収屋は五百万円ほど報酬としてもらう。一年に一件成功すれば、食うに困らない。品格がある背広を着て名刺には経済士と書いてあって事務所もある。だまされたと気づいて、訴えようと思っても、「あれ。言ってませんでしたか。第三者取得権を購入しないと新株は購入できないんですよ」と言う。出るところに出ても他人のふりをしようとした方が悪い。一千万円で購入したのは寄付と同じごみ債権だ。彼女たちは退屈しているらしくてだんだんと長い話になる。二日がかりで一斉に指示した。なにかもっと頭を使えば、恩恵を受けられるような気もするがこの奇妙な思考電話に向かってしゃべりまくる。それよりも先祖はどうして地球人に助言を与えるのだろう。先祖が「おばあちゃんたちに、ポイントゲームをやらせるように」と言った。聞こえたかな。


千文字小説の未来について(先祖)

2018-06-03 17:42:46 | 日記
 人類の先祖は、太陽系の外からやってきた。その根拠として不文法は宇宙人が説明している物だ。さっき人類と言ったが厳密に言えば、猿から進化した人類と太陽系の外からやってきた人類にわけられる。後者の人類は三わりぐらいで、前者の人類をおもに華僑が管理しているようだ。猿から進化する構造は省略するが先祖をわかりやすく説明すると、地球人が木星の衛星に子供を移送して、木星を太陽にした場合は、地球人がその太陽系における先祖となる。そして太陽系の、外にある先祖の星は時間がゆっくりと進む。恐らく二千分の一くらいだ。だから地球よりも二千倍以上の速度で、稼働するコンピューターで子孫を管理している。さて。約二千倍の速度で、時間が進行する子孫の惑星に助言をする人はどんな人だろうか。普通に考えると子供がいない高齢者だ。寿命は一五〇歳ぐらい。時間を拡大する装置でも使って、虫かごの虫を観察するように、子孫を見ている。これはものすごくねじ曲げないと親切ななにかにならない。さっそく回線がつながった一二五歳の老人は「わかってくれたか」と朗らかに言う。「ねこの写真でアクセス数が増えるようにしろ」とか言う人だ。本当にアクセスがあるのかも知れない。おれは「こっちの寿命もそっちくらいにできないだろうか」と聞く。一時間後ぐらいに返事があるかも知れない。五分後に返事がきた。「ネット音痴の経済学士に心当たりがあるだろう。男はともかく、独身の女は全員・・」と言う。遠隔でデリバティブ(給料を株で儲けたようにすること)した女が二〇〇人ほどいる。アナログな生活で未来や第二の職場などがあるとは思えない。「アナログ人間じゃ中卒と同じだから」と言えばすぐ動くだろう。おれはその前にアナログな、大卒の人間ネットワークを考えた。おれは大学教授じゃないがこの回線に接続するだけだな。そして成績上位者との連絡には高度な学士用回線があるわけだ。でも毎日じゃない報告書の提出は、ブログのくだらないつぶやきに負ける。年上はパスして一日がかりで全員に連絡できた。「アンネの日記」の二次作品づくりみたいなことをやっている女もいる。ひどいありさまだ。だが太陽系の外にいる老人は的確なことを言うわけだな。おれは老人の偽者を考えた。若い頃から宇宙人の声を聞いてときどき代弁する老人だ。しかし宇宙人に直接聞く方が早いだろうな。おれは代弁じゃなくて文章化しただけだ。


千文字小説の未来について(太平洋戦争)

2018-06-03 17:29:19 | 日記
 大日本帝国において、太平洋戦争における最大の間違いは戦争を実行したことよりも、戦史編集作業を文学の専門家に任せたことだ。だからほとんどが「全員玉砕」などの虚構だらけになる。太平洋戦争のおもな進行は、ナチスの人殺し(不明な訪問者が、住人を暗殺する形態が主流)と関係国内にいた死刑囚を戦場で処刑していた。真珠湾奇襲攻撃もサイパン島の戦いからは純粋に、死刑囚の処刑だけ行っていたことをかんがみると演習であったこともありうる。おれの祖父は特殊衛生兵として、アッツ島の戦いと、サイパン島の戦いから従軍していた。アッツ島の戦いで日本軍は勝利している。だがサイパン島の戦い以前は推理するしかない。恐らく日本国内では日中戦争にかかわった実質死刑囚がいたことから囚人兵同士の殺し合いと戦艦や戦闘機を使って、大規模な演習をやっていたとも考えられる。問題はおれがよく知っている(生前記憶で)サイパン島の戦い以降だ。処刑部隊は指揮官を含めて一三〇人ぐらい。実は人殺しを処刑すると人殺しの生前ファイルが、別な幽霊の生前ファイルになる。わかりやすく言うと幽霊が人殺しの死体を食べて、回線が増幅する仕組みだ。もちろん病気で死んだ幽霊も増幅する。そして戦史の編集作業に、医学もしくは生理学の専門家が介入してくるわけだ。おれの祖父は志願兵を捕虜にして、サイパン島の累計は一万人を超えた。戦いは以後「テニアン島とグアム島の戦い」「硫黄島の戦い」「沖縄の戦い(伊江島とX島)」へと進む。ちなみにそれ以外の戦場は、文学の専門家がシナリオをつくっていると考えられる。文学の専門家という物は経済観念がまるでない。資源が欲しくて、あちこち展開したように見えるが利権のような物は、戦後に構築した物しかないな。さて。戦争の中心は、死刑囚の処刑をやっているだけだ。おれの祖父は、硫黄島で人殺しの死体を解体して醤油屋に渡していた。沖縄では狼に人殺しの脳みそを食わせている。硫黄島からは医学や生理学の専門家も同行しているから、病死幽霊の心配はない。硫黄島などは幽霊のえさ場としてなら世界的に価値があるかも知れないな。でもせいぜい世界中の文学士から、幻や想像のお金が集まるぐらい。あーそれと。原爆の爆心地周辺は、在郷軍人会(日中戦争の人殺し)の宿舎。これは米国で処刑してくれたということだな。くれぐれも誤解のなきようよろしく。Mの孫よりみなさんへ。


千文字小説の未来について(土星)

2018-06-03 17:25:37 | 日記
 地球からリング状になっている土星の環を観測できる。つまり太陽系の公転面よりも上にあるわけだ。土星に衛星がいくつかあって、土星が太陽ならば第二あるいは第三太陽系とも言える。さて。おれは子供がいないから代理子孫方式で西暦二三六〇年の子孫と対話することに成功した。おれが代理子孫に土星の環はどういう構造か聞いたら「人類は二三九九年までに土星へ移住するのよ。土星の環は未来と過去をつなげる装置」と言う。代理子孫じゃなくて先祖だった。土星に見えるしま模様の下は、二三九九年ごろの未来都市だ。おれは先祖からの「金融取引における文学士の排斥規定」という文章ひな形をまだらに文章化しながら、未来世界になにがあるか考えた。未来世界は生体思考のデータ化が進んで過去に生きていた人間を検索できる。もちろん思考データの検索サイトがあって人間や年代を自由に検索できる仕組みだ。そしてその、サイトの運営者は同じ思考を必要以上に、繰り返す過去の人間に時空を、往来できる宇宙人を媒介にして警告する。その人間は死ぬかも知れない。文学士が「そのくらいなら大丈夫だよ」と言う。おれは今出現した文学士を排斥したくないと思ったが、株で儲けようとする魂や霊魂の力が必要だ。おれが先祖に土星の、環についてもういちど聞いたら「思考を振りわけて、安全に同じパターンを繰り返させる機能があるわ」と言う。おれはばかなやつと思考を、わかち合う世界を文章化したくないと思った。ふむ。どうやら未来の先祖が、過去の人間に思考をさせているようだ。おれの未公開株を売ろう。株価が一定の倍率を超えたら、増資を実行する。未来の人間が、おれの株主だ。先祖が二一三〇年の未公開株管理センターを検索して、一五一歳のおれがまだ生きていて株を、五一%保有している会社を合成してくれた。頭脳拠出の暗号は解除されたから、社員の平均年齢は二八歳。出版社だけど文学士の採用がない。会社とは時空を超える物だ。先祖が「未来で環の岩石と、同じ重量の人工衛星を入れ替える技術ができる。人工衛星から次世代の地球人に思考データを転送して同じパターンよ」と言う。いろいろと応用できそうだが土星の環は、人工衛星の群れと考えることが正しいようだ。先祖が「あたしに聞くよりも思考で人工衛星を検索する方が速いわ」と言う。おれは文章化されない思考を、発信している人工衛星を環のすき間に思考でほうり込む。


千文字小説の未来について(火星)

2018-06-03 17:20:42 | 日記
 水面下で火星探索計画が進められている。だが火星と地球を結ぶ宇宙空間には重力も時間もない。地球の大気圏から外に出ると、時空のジェット気流が吹き荒れているのだ。そして世界中の天文学者たちは、密かに時空気流とも言うべき物の地図をつくっている。やり方は簡単だ。火星人のオペレーターに、自分がつくった思考ロケットの構造と性能を連絡して、思考ロケットを火星に向けて発射する。そしてある宇宙空間から地球に向けて電波を発射して、到達時間のずれから時空気流を特定することが可能。だが問題は、地球から見える火星は約四千年前の姿であること。逆を言えば、約四千年前の火星にたどりつく時空航路を見つけて、本当に火星探索機が火星まで到達している可能性はある。紀元前にタイムスリップしてフレスコ画を描くような物だ。有益な探索は現在の火星にたどりつく方である。火星人からのヒントがあって「月は約四千年後の未来に存在してる物体」だそうだ。月を経由すれば現在の火星にたどりつくことが可能。でもこの計算は、最新のスーパーコンピューターでも追いつかないらしい。しかしおれの思考ロケットは、ときどき現在の火星に到達する。と言うよりは地球上空を高速周回している火星の人工衛星が、幻を見せているだけかも知れない。確かに火星人の女は幽霊をかいま見た心象風景と異質な、上空の人工衛星から投影された姿みたいに見える。火星は地球よりも科学が発達しているのだ。地球から見える約四千年前の火星に、やがて太陽系の外にいる先祖から、白い生命体キューブに入った子供が次々と送られてくる。地球人の先祖も同様だ。火星に送られる生命体キューブの中は、地球よりも多く未来(未来と過去がつながっている)の機械類が入っている。逆に水資源が豊富な地球は、機械類が少ない。地球人は先祖の生命体キューブに、入ってなかったなにかの機械を奪いとるために、火星を探索しているのかも知れないな。おれは自分の思考ロケットにラジオを積んで、野球中継に周波数を合わせて発射した。おれの思考ロケットが月周回軌道に入る。火星人のオペレーターに「火星の楕円軌道は公転面に対して斜めであることが原因」と連絡。ここから先は火星人の、オペレーターの指示に従って、手動の遠隔操作で時空地図に外部要因を次々と加える。火星人のオペレーターが着陸地点を案内した。おれの思考ロケットは間もなく火星へ着陸する。


千文字小説の未来について(不老不死の研究)

2018-06-03 17:16:07 | 日記
 まずは有機物の空間特性を専門知識なしで合成する必要がある。それと心臓の累計鼓動数が世代ごとに違うことだ。有機物には空間拡張能力がある。それによって人間は生まれてから一八歳ぐらいまで成長するわけだ。そして人間の場合は、身体の成長がとまると、思考が成長する。でも思考の拡張がぶつかると古い思考は押しつぶされて削除されるようだ。おれはここまで考えてから紀元前の先祖に、「五〇歳以上で心臓の鼓動数ごとに、思考された内容の一覧データを送ってくれ」と心の電話第二で連絡した。先祖は「不老不死の研究に必要なことを説明して」と言う。おれは「紀元前に遺伝子管理局があって、過去と未来におけるすべての遺伝子情報を記録してる」と言った。先祖は「こっちにある並行空間はどうするの」と言う。以前構築したやつだ。おれは面倒臭そうに「おれと同じ年の並行空間は幻が多いから閉じて、背景の説明を省略して一二歳ぐらいで」と言う。先祖は「独身で五〇歳~二二五歳の思考データを送ったよ」と言った。時空オペレーターがいて、鎌倉時代に携帯端末機器がある。そして二一九二年くらいの未来世界で株や不動産を売買しているらしい。幻みたいな世界で儲かっておもしろいだろうか。まあおもしろいことのように、演出してこのキットを高齢者に販売しよう。遺伝子管理局へのアクセスキーと、時空オペレーターのパスワードだ。先祖が急に「同期の女性が閉経すると、心臓の鼓動データをリセットできなくなるよ」と言う。おれは先祖に「リセットできなくなったらどうすればいいんだ」と尋ねる。先祖は「そっちの現代じゃ学校に置き換えてるけど本当は火星人(人類がいる)や金星人(ここにも人類がいる)と同期化させる」と言った。火星人や金星人のオプションがないと商品化できないわけだ。あっ。思考データがきた。なになに。火星の議会には、一〇〇歳以上の高齢者からなる第三議会と、一五〇歳以上の高齢者からなる第四議会がある。「火星人が地球人に、干渉することに対してわしらが同等の発言力を持つ」と転送された思考がしゃべった。今のをオプションにつければいい。やった。長寿の秘訣キット完成。そうだ。オプションはゲームをクリアしないと出現しないようにしよう。株売買ゲームに不動産投資ゲーム。時空オペレーターがとりついで、未来の子供たちが時空アカウントを管理する。今ならモデル体験者特別価格で○○円。