■ 食物繊維がとても重要な理由

 
日本人のライフスタイル、とくに食生活の欧米化は、著しい大腸ガンの増加につなかっているといわれています。
 
疫学的には、大腸ガンが多い国では胃ガンが少なく、反対に胃ガンが多い国では大腸ガンが少ないとされています。事実、過去日本では、胃ガンで死亡する人が圧倒的に多く、大腸ガンで死亡する人はわずかでしたが、ステーキやハム、ソーセージ、バター、ハンバーグなどの動物性の脂肪を好んで食べるようになった結果、このような変化が起こってきました。
 
では、なぜ欧米型の食事は大腸ガンを増やすのか
 
まず、一番大きな原因は、腸内の悪玉菌です。大好物のたんぱく質や脂質を栄養として増殖した悪玉菌は、前回にも述べたように、さまざまな有害物質をつくりだします。その中には、恐ろしい発ガン物質も多く含まれています。
 
また、われわれの体は、動物性脂肪を多くとると、脂肪の消化吸収を助けるために肝臓から胆汁が分泌されるしくみになっていますが、悪玉菌はこの胆汁の中の胆汁酸を二次胆汁酸という物質に変化させてしまいます。そして、この二次胆汁酸には、発ガンを促進させる作用があり、それによってますます大腸ガンにかかりやすくなってしまうという事です。
 
さらに、欧米型の食事には食物繊維が少ないという問題があります。便秘がちな人は食物繊維を多く摂るとよいことは誰でも知っていると思いますが、便秘、すなわち腸の内容物が排泄されるまでの時間が長くなると、それだけ悪玉菌がつくりだした毒素や発ガン物質も長く腸内にとどまることになり、大腸ガンのリスクが高くなります
 
食物繊維を摂取すると大腸ガンになりにくいことは、多くの疫学的データから明らかになっています。この説明として、これまでは食物繊維がスポンジの役割をして腸内の有害物質を捕まえて体外に排出してくれるためとされてきましたが、1998年、ハーバード大学医学部のリチャード・ホーデン氏が、大腸にすむバクテリア、つまり善玉菌が食物繊維を分解して酪酸を生産することでガン細胞の増殖を抑えると発表しました。
 
つまり、食物繊維は人のもつ酵素では分解されないですが、大腸にすむ細菌によって分解されるのだということです。そして、それによってできた酪酸は、現在ガン研究でも、ガン細胞の増殖抑制の目的で利用されている物質です。
 
しかも、その際に利用される酪酸の濃度は約10ミリモルで、腸内細菌によって生産される酪酸の濃度と非常に近いというから驚きです。

 

※ 末期癌と闘うためにも、絶対に腸内環境の積極的な改善が必要であることは明白です。私の父が末期癌闘病中にはUCLA研究中だった免疫賦活物質Arabinoxylaneを服用しましたが、そのArabinoxylaneは活性のある水溶性の食物繊維です。また、医療機関向けを目的に開発された医療補助用酵素なるものも服用し、積極的に腸内環境の改善に努めました。詳細は私のホームページに記してあります。興味のある方はブログトップページからアクセスして下さい。

 

 

 

 

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